ちょぎくに
※あんまり歴史のこと詳しくない人が書いてます。所々おかしい設定が見え隠れしても、ファンタジーだと思って読んでください。
例えばだけどさ、戦国時代パロでさ、まんばと長義くんはひょんなことから恋に落ちるんだけど、実は敵国同士だったって萌えませんか??
知らなくて、戦場で出会ってしまって、お互い驚愕するくだりも萌えるし、
「まさか敵国の、しかも大将だなんて
…」って思い悩むのも萌えるし、
その後吹っ切れて不敵な笑みで「勝てばいい、勝てばいいんだ」って情報網とか人脈を駆使して相手を陥れようとするのも萌える。
生け捕り目的。
まんばはそういうの苦手そうだけど、堀川くんが付いてる(っょぃ)。
夜、両国の陣営の譜面見ながら「兄弟、どう思う?」って聞くんだ。
そう思うと堀川派強いけど、長義くんの所は長船派一族がついてるからね。あれは手ごわい。
ということは同盟国に兼定派もいるな
……?
長船派には伊達家も付いてる
…?
ちょぎくに、かねんば
和泉守は堀川くんと仲が良くて、家同士同盟も結んでる。
小さい頃に会ったまんばに目を奪われて、それから忘れられない。
だけどまんばはいずれ家を継ぐ存在で、和泉守も歌仙指導の元、ゆくゆくは家を継ぐことになっている。
だから、結ばれるわけないし、男同士だし、諦めていた。
いざという時に、堀川家は兼定派を頼ってきてくれるし、それでいいと思っていた。
そんな時にすぐに守れるように強くあらねばと日々鍛錬していた。
だけど、まんばがいつのまにか敵将と恋に落ちていたことを知る。
自分だって、とか、自分の方が昔から一緒にいたのに、とか、和泉守は悔しいような嫉妬のような感情でいっぱいになる。
(視点変わります)
恐らくこれが山場になるであろう戦いの前夜。
敵味方がその地に続々と集まっていた。
まんばは翌日のことを思い、気を確かに持たねばと思う。
負けてはいけない。
負けては堀川派、たくさんの同盟国が殺されてしまう。
まんばは一人、気持ちを鎮めるために、本陣で空を眺める。
人払いをしており、他には誰もいない。
そこにガサガサと葉の擦れる音が響く。
「
…っ誰だ
…!」
咄嗟に刀に手をかける。
そこに現れたのは長義だった。誰も連れていない。
敵地に一人で来るなど正気を疑う。
もしやまんばの命を狙いに単独で、と考えるが、そんな様子はない。
「明日、ついに始まってしまう」
「そうだな、それが何か?」
「その前に俺と逃げないか?」
「!? な、なにを
…! 血迷ったか!」
長義は冗談を言っているようには見えない。
「俺はお前を慕っている。出来ることなら戦場で会いたくない。だから、俺と一緒に逃げて欲しい」
長義が絞り出すように告げる。
まんばだって戦場で長義と会いたくはない。
しかしまんばがここで逃げるわけにはいかない。
「すまない、俺は家を捨てられない」
長義は寂しそうに目を伏せ、そうか、とだけ呟いた。
「じゃあ、明日、戦場で
…」
「ああ、容赦はしない」
そう言って別れる。
「なーにやってんだよ」
その声にまんばはびくりと肩を揺らす。
「!?」
振り向くと和泉守が腕を組んで仁王立ちしていた。
「アイツとこっそり会ってるなんて、疑われても知らねーぞ」
「見てたのか」
「偶然な」
まんばは長義が去った方を見る。最後の逢瀬だった。
「あんなやつやめとけよ」
そっと和泉守がまんばにぎゅっと腕を回す。抱き込まれた。
「好きになるだけ無駄だ
…。お前が辛いだけだろ
…、自らつらくなることすんなよ
……!」
「別に、俺は大丈夫だ、明日だって戦える。問題ない」
「俺が嫌なんだよ!」
まんばは声を荒げた和泉守に驚く。
「あいつのことで、悲しむお前を見るのが、嫌なんだよ
…!あんなやつのことで
……!お前の気持ち全部持っていかれたくねーんだよ!」
「
……?」
まんばは和泉守の意図を掴みかねて、振り向く。
和泉守は少し涙目で、つらそう。
「どうしたんだ
…?なんで、あんたが泣くんだ
……?」
まんばは涙を指で拭く。
「お前の代わりに泣いてんだよ」
「べ、別に頼んでない
…!」
「俺じゃ、ダメか?」
「え
…」
「俺じゃ、お前の隣は力不足か?」
和泉守がじっと見つめてくるので、まんばは居たたまれなくなって目をそらす。
「兼定の、次期当主に力不足なんて、言うわけないだろ
…!」
「そうじゃねーよ!」
まんばの頬を両手で包み、無理矢理和泉守の方へ向かせる。
「お前が好きだ、俺じゃ、ダメか
…?」
まんばはようやく意図を理解し、真っ赤になる。
そしてしばらく考えた後、口を開いた。
「すまない
…」
和泉守はまんばをそっと放す。
まんばは言いにくそうに、一つ一つ丁寧に話す。
「あんたのことは、その、兄弟みたいに思ってる
…。だから、その
…」
「あー~~わかった!それ以上言わなくていい!」
まんばの頭をくしゃくしゃと撫で、ポンッと突き放す。
「な!?」
「そう真面目に取んなって!からかっただけだよ」
「お、俺はちゃんと
…!!」
まんばはからかわれたと知り、顔を真っ赤にして怒り出す。
あーはいはいと和泉守は受け流し、「じゃ、明日な!」と去って行った。
まんばは、でもさっきの、本気だった、よな
…?って思ってる。
次の日、まんば・長義の指揮の元、戦が始まる。
激戦になり、それは数日間続く。
そして堀川派はついに長義を追いつめた。
生け捕りにして、縄で縛る。長義も致命傷はないにしろ、傷だらけ。
「さあ、敵将を捕らえたんだ、さっさと大将の元へ案内してもらおうかな?」
長義は捕まっても偉そう。
堀川は無感情に「もちろんそのつもりです。処遇を決めるのは兄弟ですから」と言う。
しかし、慌てた様子の家臣が走り込んでくる。
「大変です
…!国広様が
…!」
「?兄弟が??」
「長船に捕まりました!!」
「えええええ!!」
実はまんばもほぼ同時刻に捕らえられていた。
そのため両者緊迫状態が続く。
結局人質の交換ということに落ち着く。
そしてちょぎくにが交換されて、終わります!!(°ω°)お疲れ様でした!(強制終了)
真乃先生が書いたかねんばメインのちょぎくにエンド?(分岐)はこちら!
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.