木蔦(キヅタ)
2019-08-14 11:26:47
2662文字
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戦国時代系でロミジュリやってみた【ちょぎくに、かねんば】


ちょぎくに

※あんまり歴史のこと詳しくない人が書いてます。所々おかしい設定が見え隠れしても、ファンタジーだと思って読んでください。


例えばだけどさ、戦国時代パロでさ、まんばと長義くんはひょんなことから恋に落ちるんだけど、実は敵国同士だったって萌えませんか??
知らなくて、戦場で出会ってしまって、お互い驚愕するくだりも萌えるし、
「まさか敵国の、しかも大将だなんて」って思い悩むのも萌えるし、
その後吹っ切れて不敵な笑みで「勝てばいい、勝てばいいんだ」って情報網とか人脈を駆使して相手を陥れようとするのも萌える。
生け捕り目的。

まんばはそういうの苦手そうだけど、堀川くんが付いてる(っょぃ)。
夜、両国の陣営の譜面見ながら「兄弟、どう思う?」って聞くんだ。
そう思うと堀川派強いけど、長義くんの所は長船派一族がついてるからね。あれは手ごわい。

ということは同盟国に兼定派もいるな……
長船派には伊達家も付いてる




ちょぎくに、かねんば

和泉守は堀川くんと仲が良くて、家同士同盟も結んでる。
小さい頃に会ったまんばに目を奪われて、それから忘れられない。
だけどまんばはいずれ家を継ぐ存在で、和泉守も歌仙指導の元、ゆくゆくは家を継ぐことになっている。
だから、結ばれるわけないし、男同士だし、諦めていた。
いざという時に、堀川家は兼定派を頼ってきてくれるし、それでいいと思っていた。
そんな時にすぐに守れるように強くあらねばと日々鍛錬していた。


だけど、まんばがいつのまにか敵将と恋に落ちていたことを知る。
自分だって、とか、自分の方が昔から一緒にいたのに、とか、和泉守は悔しいような嫉妬のような感情でいっぱいになる。




(視点変わります)
恐らくこれが山場になるであろう戦いの前夜。
敵味方がその地に続々と集まっていた。

まんばは翌日のことを思い、気を確かに持たねばと思う。
負けてはいけない。
負けては堀川派、たくさんの同盟国が殺されてしまう。


まんばは一人、気持ちを鎮めるために、本陣で空を眺める。
人払いをしており、他には誰もいない。
そこにガサガサと葉の擦れる音が響く。

っ誰だ!」

咄嗟に刀に手をかける。
そこに現れたのは長義だった。誰も連れていない。
敵地に一人で来るなど正気を疑う。
もしやまんばの命を狙いに単独で、と考えるが、そんな様子はない。

「明日、ついに始まってしまう」
「そうだな、それが何か?」
「その前に俺と逃げないか?」
「!? な、なにを! 血迷ったか!」

長義は冗談を言っているようには見えない。

「俺はお前を慕っている。出来ることなら戦場で会いたくない。だから、俺と一緒に逃げて欲しい」

長義が絞り出すように告げる。
まんばだって戦場で長義と会いたくはない。
しかしまんばがここで逃げるわけにはいかない。

「すまない、俺は家を捨てられない」
長義は寂しそうに目を伏せ、そうか、とだけ呟いた。
「じゃあ、明日、戦場で
「ああ、容赦はしない」
そう言って別れる。




「なーにやってんだよ」

その声にまんばはびくりと肩を揺らす。
「!?」

振り向くと和泉守が腕を組んで仁王立ちしていた。

「アイツとこっそり会ってるなんて、疑われても知らねーぞ」
「見てたのか」
「偶然な」

まんばは長義が去った方を見る。最後の逢瀬だった。

「あんなやつやめとけよ」

そっと和泉守がまんばにぎゅっと腕を回す。抱き込まれた。

「好きになるだけ無駄だ。お前が辛いだけだろ、自らつらくなることすんなよ……!」
「別に、俺は大丈夫だ、明日だって戦える。問題ない」
「俺が嫌なんだよ!」
まんばは声を荒げた和泉守に驚く。
「あいつのことで、悲しむお前を見るのが、嫌なんだよ!あんなやつのことで……!お前の気持ち全部持っていかれたくねーんだよ!」
……?」
まんばは和泉守の意図を掴みかねて、振り向く。
和泉守は少し涙目で、つらそう。

「どうしたんだ?なんで、あんたが泣くんだ……?」

まんばは涙を指で拭く。

「お前の代わりに泣いてんだよ」
「べ、別に頼んでない!」
「俺じゃ、ダメか?」
「え
「俺じゃ、お前の隣は力不足か?」

和泉守がじっと見つめてくるので、まんばは居たたまれなくなって目をそらす。

「兼定の、次期当主に力不足なんて、言うわけないだろ!」
「そうじゃねーよ!」

まんばの頬を両手で包み、無理矢理和泉守の方へ向かせる。

「お前が好きだ、俺じゃ、ダメか?」

まんばはようやく意図を理解し、真っ赤になる。
そしてしばらく考えた後、口を開いた。

「すまない

和泉守はまんばをそっと放す。
まんばは言いにくそうに、一つ一つ丁寧に話す。

「あんたのことは、その、兄弟みたいに思ってる。だから、その
「あー~~わかった!それ以上言わなくていい!」

まんばの頭をくしゃくしゃと撫で、ポンッと突き放す。

「な!?」
「そう真面目に取んなって!からかっただけだよ」
「お、俺はちゃんと!!」

まんばはからかわれたと知り、顔を真っ赤にして怒り出す。
あーはいはいと和泉守は受け流し、「じゃ、明日な!」と去って行った。
まんばは、でもさっきの、本気だった、よな?って思ってる。





次の日、まんば・長義の指揮の元、戦が始まる。
激戦になり、それは数日間続く。

そして堀川派はついに長義を追いつめた。
生け捕りにして、縄で縛る。長義も致命傷はないにしろ、傷だらけ。

「さあ、敵将を捕らえたんだ、さっさと大将の元へ案内してもらおうかな?」

長義は捕まっても偉そう。
堀川は無感情に「もちろんそのつもりです。処遇を決めるのは兄弟ですから」と言う。
しかし、慌てた様子の家臣が走り込んでくる。

「大変です!国広様が!」
「?兄弟が??」
「長船に捕まりました!!」
「えええええ!!」

実はまんばもほぼ同時刻に捕らえられていた。
そのため両者緊迫状態が続く。
結局人質の交換ということに落ち着く。


そしてちょぎくにが交換されて、終わります!!(°ω°)お疲れ様でした!(強制終了)



真乃先生が書いたかねんばメインのちょぎくにエンド?(分岐)はこちら!