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木蔦(キヅタ)
2019-08-11 17:13:50
6415文字
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両想いだと思ってまんばを抱いてしまう長義と長義に従うことしか知らないまんばちゃんの話【ちょぎくに】※現パロ、女体化注意
ちょぎくに 現パロ、女体化
長義サイド
まんばと長義は幼馴染。小さな頃からまんばの事が好き。
高校生になり、帰り一緒に帰ったり、お互いの家に行ったり、普通のカップルと変わらない。
そろそろいいだろう、と親のいない時にまんばを呼び出し、長義はまんばを抱いてしまう。
それ以降たびたびまんばのことを抱くようになる。
まんばも自分も想いを口にしたことはなかったが、幼馴染なんだし、手を取るようにわかる。
まんばも長義を好いてくれていると気付いていた。
ある日学校で保健室に行くと、今まさに男子生徒とまんばが及ぼうとしていた。
男子生徒を引き剥がし、脅した後、まんばを見る。
まんばは男子生徒に対し抵抗していなかった。
合意なのかと不安になり聞く。
まんばは心底わからない顔をする。
「??合意
……
?あんただって、俺の事抱くだろ?」
「あんたに抱かれるのと、あいつに抱かれるの、どっちも同じだぞ?」
長義は衝撃を受ける。
恋人である自分とモブが一緒なわけないだろうと憤るが、はたと気付く。
もしや思い違いが起こっているのでは、と。
「お前、俺の事好きだよな??」
「え?なんでそんなこと聞くんだ?今の話と関係あるか?」
「いやあるだろ!」
どうやらまんばには恋愛の常識が欠如しているようだった。
長義はショックを受ける。
まんばを抱いた時抵抗しなかったのも長義を好きなわけでなく貞操概念がおかしかったんだと発覚する。
「とにかく、こういう事は俺以外とやるな!」
「?なんでだ?」
「なんでもだ!」
長義はとりあえずまんばにそう釘を刺す。
長義はどうすればまんばが長義を好きだと自覚してくれるか考える。(まんばが長義を好きだという絶対的自信は揺るがない)
色々考える。
ヤキモチを妬かせようと他の女子と仲良くしてみたり、
恋はどんなものか知ってもらうために少女漫画を与えてみたり、
自分の気持ちを感じてもらうために優しく抱いたりしてみた。
どれも効果はなかった。
まんばサイド
まんばは幼少時から本歌の子分のようだった。
幼馴染だからといつも一緒だったし、長義があんな性格だから我儘放題だったし、まんばもあんな性格だから長義にいつも従って自分の意思を言うことはなかった。
しかし大きくなるにつれて一緒にいることもなくなってきた。
それは同性とつるむことが多くなったためだった。
しかし高校に入り、再び二人で行動することが多くなる。
何故か長義が一緒にいたがる。まんばは特別嫌でもなかったので、長義の好きにさせていた。
まんばには好きな人がいた。
しかしまんばは長い間長義と共にいたため、自分の感情を殺すことは得意だった。
だから誰にも恋心を悟られることなく、過ごしていた。
それに恋を叶える気もない。
そんなある日まんばは長義に部屋に呼ばれ、抱かれてしまう。
まんばは愕然とする。
とてもショックだった。
しかしまんばはその気持ちさえ殺し、無感情に過ごす。
そしてたびたび長義に呼び出されることになる。
まんばは長義にていのいい性欲処理の道具扱いを受けていた。
まんばは最初こそ驚いていたが、そのうち慣れて、道具は意見すべきじゃない、自分で役に立つならいいじゃないか、と思うようになる。
なんだか最近長義がウザい。
国広の仲のいい女の子を国広から引き離し、楽しくお喋りしてたり、かと思えば何やらガミガミ言ってくる。
国広の友人と仲良くするのはいいが、巻き込まないでほしい。
大抵「あんなかっこいい幼馴染がいていいなー!」と羨ましがられたり、僻まれたりする。
何かの戯れか?とあまり深く考えない。
(視点変わります)
長義が何をしてもまんばは恋を自覚してくれない。
長義のことが好きなのはわかりきってるけど、まんばは鈍くて気づく気配がない。
デートにも誘ってみたし、良い雰囲気作ってみたし、キスもしたし、恋人同士がすることは全部した。
長義は気づく。押してダメなら引いてみては?
まんばに興味がなくなったフリをすることにする。
一緒の登下校もやめて、セッ
…
もやめる。
これでまんばも寂しさから恋を自覚するはずだ、と思うが、まんばから「寂しい」と縋ってくる気配がない。
しびれを切らした長義は自ら動く。
(別に我慢できなかったんじゃない、あいつが寂しがってるのに何も言わないから、持てるものは与えなくては
……
)
再びまんばを呼び出して抱くが、まんばから溜息を吐かれて、素っ気なくされる。
「??」
久々だったから疲れたのか?と思う。
よくわからなくて、何回かまんばを呼び出してするが同じ反応。
長義はいい加減しびれを切らして「お前いつになったら俺を好きだって自覚するんだよ!」と言ってしまう。
自ら自然に気づかせようとしたのに失敗。
「なんでそんなこと思う必要がある?俺たちの関係はセフレ、いや、それ以下だろ」
長義はショックを受ける。
こんなにも自分はまんばを愛してるのに、なんでそんなこと思ってるのかと思う。
どうしていいかわからなくなる。
親友のにゃんせんくんといる時に思わず愚痴をこぼす。
にゃんせんくんは眉を寄せて嫌そうな顔で
「それって嫌われてないか?にゃ」
と言う。
「なに言ってるんだ、小さい頃から俺にくっついてて、俺なしじゃ生きていけないようなやつなんだぞ!俺の事好きに決まってるだろ!それに俺を見る時にいつも縋るような目で見てくるし、俺を呼ぶ声も甘ったるい!」
「どう見ても嫌そうな目だし、無愛想な声だと思うんだが
…
?」
「幼馴染の俺にはわかる」
「惚れた欲目というか、自意識過剰な気がするにゃー
……
」
どこから来るんだその自信?的な所がありながらも、少し凹んでる長義を見てにゃんせんくんは少し気分が良くなる。
たまには良い薬。
「それにしてもお前が振られるなんてにゃ〜」
「振られてない」
「その態度は振られたも同然。そのうち別れようって言われるにゃ!」
「別れるっていうか
……
」
長義は少し考えていけしゃあしゃあと言う。
「付き合ってない」
「はぁぁぁぁ??」
「正確には付き合おうと言ってない。でも実質付き合ってるだろ」
「いやいやいや!」
「これだけ俺が目を掛けてるんだ、付き合ってるって雰囲気でわかるだろ」
「いやいやいやいや!」
「何かな猫殺しくん💢」
「もしかしてだけど、告白とか
……
」
「されてないよ」
「いやちげーよ!嫌われてるのにしてくるわけないだろ!お前からのだよ!」
「好かれてるってば💢まぁ、俺からはしてないね」
「それヤバイやつでは
…
?」
長義が心底わからないという顔をするので、にゃんせんくんが説明する。
「あいつ、ああいう性格じゃん?こう、ぽんやりしてるっつーか、鈍感っつーか
…
」
「わかったような口聞くなこの猫殺しが」
「あーも〜!!一旦聞けよ!だから、あのタイプはハッキリ言わなきゃ伝わんないと思うんだ、にゃ!」
「
…
」
心当たりがあって考え込む。
確かにまんばは鈍い。
未だに長義の事を好きだと自覚もしてない。
「お前は気持ち伝えてないうえに、変な態度取ったら、誤解するだろ!」
「例えば?」
「好かれてないとか他の子に乗り換えたんだとか」
「!!」
確かにヤキモチ妬かせようと他の子とわざと仲良くしたり、寂しさを自覚させようとしばらく会わなかったりした。
そんなことを考えてる可能性は十分ある。
「猫殺しくんにしては冴えてるじゃないか
…
」
「お前それバカにしてんのか💢」
長義はまんばに会いに行き、好意を伝える。
「安心しなよ、俺はお前の事好きだから」
「??? はぁ
……
」
まんばに嬉しそうな様子はない。『よかった!嫌われてるのかと思った♡』じゃないのか??と期待と違う反応に狼狽える。
「嬉しくないのかな?」
「そんなこと言われても」
「はは、そうか!急にそんなこと言われて照れてるって事か!」
「照れては」
「かわいいやつだな!」
長義はまんばが愛おしく思ってしまってニコニコと笑い、頭を撫でてあげる。
まんばは渋顔。照れてる事を指摘されて拗ねたんだと思う。
まんばを慣れさせようと長義は何度かまんばに愛を囁く。
だけどまんばは素っ気ない。最初は照れてるのか、はぐらかしてるのか、と思っていたが、徐々に温度差に気づく。
まんばには長義の気持ちが届いていない。
いくら好きだと伝えても、本気だと思ってもらえない。
それは想いを否定されてるとか、なかったことにされてるのと同じで、長義は悲しくて悔しい気持ちになる。
せめて自分の気持ちを認めてもらいたいと思い、長義は言う。
「俺は本気でお前の事が好きなんだ!なんで信じてくれないんだ!?」
まんばはきょとんとした後言う。
「俺は性欲処理の道具だろ?」
そんなこと考えてたなんて、と愕然とする。
何も告げずに抱いたから、こんなボタンのかけ違いが起こってるんだと思う。
まんばに惚れられてるという自負と傲慢さが招いた結果だった。
「道具なんかじゃない。俺はお前の事が好きなんだ」
「はは、わかってるさ、高校生は多感な年頃だもんな。別に俺は怒ってない。長義のそれは恋と勘違いしてるだけだ。親に隠れて恋人ごっこはスリルがあるから、吊り橋効果でそう思ってるだけだ」
「違う、俺は昔からお前が好きで
…
!」
「俺なんかを好きだなんて考えられない」
まんばは聞く耳を持たない。
それ以降は誠心誠意、気持ちを伝え始める。長義も真剣。
だが国広に好きだと伝えても「お気に入りの道具みたいなもんだろ?」とか「長い間一緒だったから愛着があるとか」とまったく信じてもらえない。ならばと長義は言う。
「学校を卒業したら結婚してくれないか」
まんばはきょとんとした後に、「他の女が面倒だから俺で妥協するのか?それとも親に見合いでも勧められて、逃げ道として俺を使ってるのか??」と言われる。
結婚という重みのある言葉すらまんばに届かない。
長義は後悔していた。
想いも告げずに身体の関係を持ってしまったから、思い込みが激しいまんばは何を言っても理解してくれない。
でもまんばは自分の気持ちに鈍いだけで、長義の事が好きだと絶対的な自信があった。
しかしある日まんばに好きな人がいることをひょんなことから知ってしまう。
だからずっと自分になびかなかったんだ、とか、気持ちも無視され続けていたのか、とか気づく。
長義は感情のまま激しくまんばを抱く。
そしてその日、中でしてしまう。
まんばは不快そうな顔をしている。
だけどそれに構わず長義はまんばを問い詰める。
「なんで黙ってたんだ」
「何のことだ」
「お前に好きな人がいるという話だ」
「
…
!?」
「そんなこと知ってたら」
抱かなかった?諦めた?
自分自身に問いかけるが、答えはわからない。つらい。
これだけ告白して、こちらに気持ちを向けてもらえないということは、勝ち目はないということだ。
だから、この想いは殺さなければならない。
「なんで
…
なんで知ってるんだ」
まんばはポツリと言う。
「なんで長義の事好きだって知ってるんだ
…
!」
まんばサイド〜真実〜
まんばは小さな頃から長義の事が好きだった。
それはいつしか恋愛感情に変わった。
だけど、長義は暴君だったので、まんばは想いを押し殺す事が日常的になっていた。
だから恋心もそっと押し殺した。それにこの恋は叶わない。叶えるつもりもない。叶わない方がいいと思っていた。
まんばはこのささやかな片想いを大事に大事にしまっていた。
しまい込んで、たまに取り出してキラキラする想いに浸るだけで良かった。
それなのに、その想いは打ち砕かれた。
ある日家に呼び出され、押し倒される。
その行為は単なる性欲処理で、悲しくなった。
道具として見られ、道具として扱われた行為は、まんばの想いを粉々にするのに十分だった。
まんばは叶える気はないながらも、もしもこうならいいなという憧れを持っていたため、それを完膚なきまでに打ち砕かれ、否定された気がした。
まんばはショックを受けるがいつも通りその感情は隠し通す。
そのうちまんばは諦める。
自分はただの道具だから、ショックを受ける事自体間違っている。
希望も空想も手放そうと思う。
同時期に長義が他の女子生徒と仲良くなったり、長い間まんばを放置したりしたので、ますますまんばは自分とのことはやはり性欲処理だったんだという認識を強める。
さらにしばらく後、再び抱かれ始め、その数回後に何故か告白めいた言葉が投げかけられる。
しかしそれは何かの勘違いか間違いか嘘だとまんばはわかっていた。
まんばは小さい頃から虐げられてきた。
彼にとって道具、良くて下僕みたいなまんばを好きだなんて到底思えない。
嘘や戯れだとしても、愛の言葉を囁かれるのはつらかった。
でも無感情にいつものように処理すれば何とか乗り越えられた。
ある日親友と好きな人の話になる。
「まんばって好きな人いるでしょ?」
「え!」
「隠せてると思ってる?バレバレだよww」
「その、えと
……
誰だか、も、わかってる、のか
…
?」
「わかってるよ、言って欲しい?まんばの好きな人って、」
「わーわーわー!!」
咄嗟に親友の口を押さえる。
「た、頼むから、黙っててくれ
…
!」
「オーケー👌俺、口は固いからさ!」
そう言っていたのに、親友は本人に話してしまったらしく、長義がその話題を出してきた。
「なんで、長義の事好きだって知ってるんだ
…
!」
顔が赤い自覚はあるので手で頬を隠す。
いつも感情を隠せてる自信があるのに、動揺してすべてが露わになってしまう。
長義は目を丸くして驚いている。
それはそうだろう、こんな自分なんかに好かれてるなんて、驚き嫌悪してるはずだ。
長義は耳を疑った。
まんばが自分のことを好きだと言った。
聞き間違いじゃない。
そしていつもまんばへ自分の想いは届かないが、今なら届くと確信した。
今日のまんばはこんなにも感情豊かに見せてくれている。いつも無表情なのに、今日は困ったような表情に真っ赤な頬。
まんばの気持ちが手に取るようにわかる。
「やっと、繋がった」
まんばは不思議そうに長義を見上げる。
その手を取り、心臓へと押し付けた。
「俺はお前が好きだ、この気持ちに偽りはないし、同情や愛着でもない。愛してる。だから、お前のそばにずっといたい。どうかこの気持ちを認めて欲しい。もう、なかったことにはしないでくれ
……
!」
まんばはそれを聞いてビクつく。
手を取り戻そうともがいた後、何かに気づき顔を上げる。
やはり真っ赤な顔がさらに真っ赤になる。
「お前に気持ちを否定されるとつらい、だからせめて本当に好きだと理解してほしい」
「わかった、わかったから
…
!」
まんばはようやく手を取り戻すと長義と距離を取ろうと後ずさる。
でもこのチャンスを逃したくない長義はその距離を詰めた。壁際に追い詰めて、壁ドンする。
「国広、お前の事が好きだよ」
「ぎゃっ」
悲鳴に色気はないが、その反応でちゃんと想いは届いてる事を確信する。
「お前も俺の事好きだよね?」
ちょぎくにハピエンフゥゥゥゥゥ!!!!
長い間お疲れ様でした!なかなか進まずすみませんでした!(ラストは決まってたけど中部分見切り発車だった。)
最後のセ
…
でまんば身籠ってますので、高校卒業と同時に結婚決定です。
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