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木蔦(キヅタ)
2019-07-30 06:46:59
2805文字
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刀さにかと思いきやただの茶番に巻き込まれた審神者の話【ちょぎくに】※審神者♀が出ます
ちょぎくに
※刀さに表現?がありますが、刀さにではありません(どっちよ)
※審神者♀が出張ります。
まんばはその本丸の初期刀で近侍。
まんばと審神者は信頼しあってて、ほとんど一緒にいる。
非番でも執務室に入り浸る。
審神者も肯定的な性格なので、まんばの写しコンプレックスはなりを潜めている。
審神者は無自覚で若干の恋心を抱いてる。
すぐへこたれる写しかわいい。私が付いててあげなきゃ感。
そんな平和な本丸に長義が顕現する。
最初からまんばに敵意剥き出しで、まんばはちょっと元気ない。
審神者は困ってしまう。
長義は審神者によく会いに来る。
「なんでお前なんかと主が一緒にいるのかな💢付け上がるのもいい加減にしてくれないか」
「べ、別にお前には関係ないだろ!」
「いやあるね!気に食わない!お前なんかが主のお気に入りなんて!」
審神者の前で喧嘩を始めてしまう。
喧嘩しないでー!と止めると不服そうに収まる。
審神者の言うことは聞く。
まんばが出陣などで本丸にいない時を見計らって、長義が審神者の元へ来るようになる。
「主は恋人はいるのかな?」
「な///そ、そんなのいるわけないじゃない!そもそも審神者業やってたら出会いなんて!」
「あるじゃないかたくさん。刀と恋仲の審神者もいるんだろう?」
微笑まれて審神者はドキドキしてしまう。
顔面偏差値カンストの笑顔は破壊力がすごい。
「いやいや、私なんて
…
」
「主は素敵な女性だと思うけどな」
さすが長船
……
と審神者は思う。
たびたび長義から口説いてるっぽい事を言われる。
長義に口説かれてるところをまんばに見られてしまう。
まんばは傷ついたような顔をして走り去ってしまうので、審神者は慌てて追いかける。
「ごめんね、ごめんね、別に心変わりしたとか、まんばのことが大事じゃなくなったとかじゃないよ!?」
「わかってる、わかってる主
…
」
まんばはずっと凹んでて審神者は長い時間をかけて慰めた。
この子は私が支えてあげなければ!という使命感を強く持つ。
それでも長義から口説かれるとドキドキしてしまう。
「主、最近山姥切と仲良いんだな
……
」
ぽつりとまんばが呟く。
顔はどことなく元気がない。
審神者は慌てる。
「いやフツーだよ!フツー!」
「山姥切のこと、好きなのか
……
?」
捨て犬のようなまんばを見て、審神者はまたネガティブ入ってる!と思う。
「私はまんばの事大好きなんだから、そんなわけないじゃない!」
「聞き捨てならないね!」
長義が執務室に入ってくる。
(やば
……
っ)
「主は俺のことが好き、そうだろう?俺には可愛らしい一面を見せてくれるじゃないか」
「!やっぱり、そうなのか、主
…
!主にとって山姥切は特別な存在なのか
…
?」
「いや、そのー
……
」
気まずい状況すぎて焦る。
なんとか誤魔化したいが、二振りに迫られて、無理そうだ。
(これマズイ〜〜!よくある少女漫画の修羅場的なー!!)
まるで夢みたいな状況だが実際立たされると精神的に堪える。
ここで長義を取ってしまえば、まんばが傷つくし、まんばを取れば、長義が怒り狂う。
「主は俺が好き、そうだろ?」
「主は山姥切が好きなのか
…
?」
ずぃ、と壁に追い詰められる。
「わ、私は、刀の事、恋愛対象なんか思ってないんだから!!」
審神者は思わず叫んだ。
嘘だ、好きだろ、俺はこんなにも愛してるのに、俺の事好きじゃないのか?なんで?などと言い争いが始まるかに思えた
が、二振りは審神者をきょとんと見下ろした。
「刀は恋愛対象にはならない、のか?」
「主は刀を恋人にする気は無い?」
こくこくと頷く。
「なんだよかった〜」
「そっか、ホッとしたよ」
脱力して二振りが座り込む。
一体どうしたのか。
「あ、でも山姥切は、主の事好きなんだよな
……
?」
「別に好きじゃないよ?」
さらっと振られる。
若干心にズシリと来る審神者。
告白してもないのに振られた。
「好きじゃない
……
?主はこんなにも優しくて可愛くて面倒見が良くて真面目な女性なのにか!?」
「そんなに偽物くんが手放しに褒めるなんて妬けるな
……
💢偽物くんこそ、主に惚れてるんだろ??💢」
「お、俺は人の子だったらお母さんってこんな感じなのかなって思ってただけで、別に主に惚れてるなんて///」
お母さんってワードにさらにズシリと来る。
告白してないのに振られた。(2回目)
「じゃあ偽物くんは好きな人とかいないのか?」
「え
……
!」
ボッっとまんばが赤くなる。
反応が完全に恋する乙女。
必死で赤いのを隠そうと布を引っ張る。
「いるんだ
……
」
地を這うように怒気を孕んで長義が呟く。怖い。
「どこのどいつなのかな?ああ、でもそいつも俺の方を好きになるかもねぇ!顔は一緒だし、お前は引っ込み思案でコミュ障で良いところひっとつもないもんねぇ!」
長義が畳み掛けるように言う。
なんでこんなに必死なのかと審神者は思う。
「もしかして長義妬いてるの?」
「な!?」
「へ?」
「妬く
……
?」
「や、妬いてるわけないだろ!何を言ってるのかな主は!偽物くんに好かれてるやつのことなんて、これ
――
っぽちも羨ましくなんかないよ!!」
(わ、わかりやすすぎ
……
)
「そうだよな、俺に好かれたら迷惑だよな
……
」
(こっちはこっちでネガティブ入っちゃってる!!)
「そうそう!きっと迷惑だし俺が奪っちゃうよ!」
「それはない」
「なんだと、やってみなきゃわからないじゃないか。絶対に俺を好きにさせる自信あるよ!」
審神者は悟る。
まんばが審神者のこと好きだと勘違いしてたから、まんばから奪う目的で審神者を口説いてたのでは。脱力する。
「俺はその人に好かれることは絶対にない
…
、嫌われてるから
……
。だけど、山姥切がその人を口説くことはできない
……
」
「なんでだ」
「
………
言えない」
嫌われてる、口説くことはできない、で審神者はピーンと来る。
何この子達、茶番
……
?と心配になる。
「まんばも長義が好きなの?」
「え!///」
「え?」
「待って待って、もしかして二振りとも私に嫉妬してたの?」
「「
…………
」」
他所でやってよ!!そして二振りとも思わせぶりな態度しないでよ!!と審神者は怒りが満ちた。
振られた女性はっょぃ。可愛さ余って怒気100倍。
そしてちょぎくには審神者によってくっついた。
〜Fin〜
どうでもいい設定
長義が審神者口説いてるのを見たまんばはショックを受けてますが、もちろん「山姥切は主が好きなんだ!!」ってショック受けてます。だから審神者が「まんばのこと大事だから!」ってフォローしても別にフォローになってなかった。
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