木蔦(キヅタ)
2019-07-01 00:15:08
3373文字
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まんばがセンチネル、本歌がガイドのセンチネルバース【ちょぎくに】センチネルバースパロ


ちょぎくに
センチネルバース

まんばはセンチネル。
視覚と聴覚が優れてる。
まんばは顕現してから今まで暴走することなく、適度にセーブして力を使っていた。
だからゾーンアウトは経験したことがない。
視覚と聴覚が優れてるため、時間遡行軍との戦いで、色々役立つ。


本歌が顕現する。
本歌はガイドだとまんばはすぐに気づく(センチネルはガイドを匂いでわかる。)
しかしまんばの事を恨んでおり、仲違いしてしまう。

本人もガイドという自覚はあるらしいが、名乗り出もしないし、まんばに協力もしてくれない。
もしも協力的であれば、まんばはセーブせず惜しみなく力を使えるため、本丸でとても役立つ。
しかし本歌はだんまり。
せめて「一時的なガイド」でもなってくれればなーと思うけど、仲が悪すぎて無理。
めっちゃ睨んでくるし、文句以外の口はきいてくれない。


出陣の時も嫌な顔する。
「俺がこいつと一緒の部隊?いやだな」
「主の決めた事だ、嫌なら進言しろ」
「お前が降りればいいだろ」
「なんで俺が!」
たびたび喧嘩になる。


まんばは責任感が強く、面倒見がいい。
常に周りに頼りにされている。
実はまんばは『頼りにされてる自分』に価値があると思っている。
だからみんなの役に立とうと、日々努力してるし、近侍の仕事も請け負う。
まんばにとってそれが、写しである自分なんかがここにいて良い理由になっていた。


そんなある日、本丸が襲撃されてしまう。
非常事態に本丸は大混乱する。
まんばは力を解放し、敵の潜む場所を探したり、仲間の危機を察知したりして指示を出す。
まんばの指示は的確で無駄がなく、次々と敵を撃退していった。

そしてまんばは長時間力を使った事で、ゾーンアウトしてしまう。
まんばは昏睡状態になり、みんなは慌てる。
この本丸にはガイドはいないということになっているため、まんばを目覚めさせる手立てはないと思い込む。
審神者が「政府に連絡してガイドを派遣してもらおう。一時的なガイドになってもらって、国広を目覚めさせてもらうのはどうだろうか」と提案する。


一方まんばは深い闇の中にいた。
この空間はまんばの深層心理を表したもので、一振りポツンといるだけで、辺りには何もない。
まんばはその中で一振りポロポロと涙を流している。

まんばは寂しかった。
本丸で常に孤独を感じていて、他の名剣名刀に自分なんかが近づくべきではないと思っていた。
自分がゾーンアウトしてしまった自覚はあって、助けは来ないと諦めてる。
もうみんなに会えないし、寂しくて泣いてる。
写しの刀の事なんて使い捨てだろうし、気にもかけてないだろうって思ってる。

本歌の事は元から期待してない。
嫌われてるとわかってるし、ガイドだって隠してるくらいだから、絶対に来ない。
まんばは最初涙は我慢してたんだけど、別に見てる人もいないし、我慢する必要もないから、もう泣きたければ泣けば良いや精神でポロポロ泣いてた。


しかしまんばはいきなり身体を引っ張られる。
「お前何やってんだよ!」
目の前には不機嫌そうな本歌の顔があった。
泣くのを忘れてきょとんと本歌を見上げる。
なぜこんな所に彼がいるのだろうか。
信じられなくて目を疑った。
「どうして……


↓高見えん様のイラストに勝手にお話を書かせて頂きました!







「どうしても何も、ガイドなんだからここに来れるのは当たり前だろ」
「いやそうじゃなくて……
まんばは、嫌いなはずの自分をなんで助けに来てくれたのかって疑問に思ってる。
「バカな写しがしょうもない事をやらかしたからだ。
ガイドがいなければ無茶な事しないと思ったのに、お前は
「???(´・ω・`)だ、だってあれは襲撃を受けて、誰も折れないために仕方なく……
「政府の助けが来るまで、全員でシェルターに逃げ込む事も、本丸内のみ守る事もできたはずだ。必ずしも殲滅しなければならないわけじゃない。その所為でお前がワリを食う必要はない」

本歌はすっごい不機嫌な顔でまんばはたじたじ。
なんだかよくわからないけど怒られてる。
ガイドの力を使うのがそんなに嫌だったのかな?って思ってる。
「もう帰るよ」
「ああ、じゃあな?」
「何言ってるのかなお前は💢お前も一緒に帰るんだよ💢💢何のために俺が来たと思ってるんだ」
本歌さんの手を取るとまんばは現実世界に引き戻される。






目覚めると布団に横たわってて、横で本歌がちょっと得意げな顔でまんばを見てる。
本歌も同じ布団に入ってて、まんばは「ああ、ガイドがゾーンアウトしたセンチネルに干渉するためには近くにいなきゃいけなかったのかな。それで布団引くのも面倒で一緒の布団に入ってたのかな」って思うんだけど、本歌が裸で、自分も裸になってることに気づく。

本歌がニヤつきながら
「ああ、緊急事態だったからね、勝手にボンドしたよ」
ってさらっと言う。
ボンドするためにはセッしなきゃいけないんだけど、必ずしもセッが必要なわけではない。
一時的なガイドなんかは匂い嗅いだり、接触したりするだけで、(永久的ではないけど)なれるから、今回助けるために必要なわけではなかった。

「ええええ!?」

ってまんばが真っ赤になって困惑してる。
会話の前後と雰囲気からして、セッしたよって言われてるのだと気づく。
まんばはそんなことするの初めて。一時的なガイドを付けたことすらなかった。
そもそも一時的なガイドの方法を政府にいた本歌が知らないわけがない。
なんでわざわざ抱いたんだ?って困惑する。

「まあ、俺たちはボンドしてしまったわけだから、他のガイドは必要なくなったわけだ」
「???」
「主には俺達がソウルメイトだと話である。だから一度関係を結ぶと他のガイドは受け入れられなくなると」

ソウルメイトは相性がいいセンチネルとガイドのことで、世界でたった一人しかいない運命の相手のことだ。
でもまんばと本歌はソウルメイトでもないし、ソウルメイトがいたとしても他のガイドに一時的になってもらうこともできる。
なんでそんな嘘を??と思う。
「お前が無茶するからだ。主にはお前を助けるのは今回きりだと伝えてある。今後ガイドをしないという条件で助けた。」
「はぁ………?」

意味不明。
本歌の理論で言うと、運命のソウルメイトなのに今後はガイドしないという事。
ちぐはぐ。

「そして定期的に性交しないとセンチネルの力が暴走すると告げておいた。」
「はぁぁぁぁ??」

さらに意味不明。
そんなことしなくても暴走しない。
まんばは今まで制御できてたし、今回が負担が過度だったため起きたレアケースだし。
そんな嘘をついて、本歌に何の得があるのかと考える。

「お前が誰かのために力を使うのが気に食わなかったから、ガイドしないって突き放せばちょっとは自重するだろうと思ってたけど、俺が馬鹿だった。放っておいた俺が悪い。もうお前を放っておくなんてできない。」
「待て待て待て、まだ話が読めない!」
「調教が必要、だな」
「え」

めでたしめでたし。
お疲れ様でした!
お付き合いありがとうございました!





しょーもない設定
・本歌が最初まんばを嫌ったのは自分のことを省みず力を使っていたから。ヤキモチに近いけど、まだ恋には程遠い感情だから、「自分の物(自分の写し)なのに他人のために使われてるなんて!くそ!」くらいの感覚。
・ガイドを派遣してもらうことになって、他人に汚されるのが我慢ならず、名乗り出る。政府へ連絡するのをやめてもらう。
・本歌がいなければ、まんばは襲撃時でも力をセーブしていた。それは本歌が助けてくれると期待してではなく、本歌がいるなら写しはいらないという気持ちから。
・出陣について口論してる所ではもう本歌は写しに惚れてる。
・本歌は写しを意識のない状態で抱いてるけど、つまらないと思ってた。やっぱり意識がある方が好き。
・まんばが起きた時の長義くんの得意げな顔の意味は「もうこれは俺のもんだ」