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木蔦(キヅタ)
2019-05-26 01:40:37
2218文字
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写しのために写しの振りして犯人捜しする本歌【ちょぎくに】※注意書きあり
注意:攻めがセクハラされる表現があります!!!
ちょぎくに(まんばは殆ど出ないし、ちょぎくにシーンもないけどちょぎくにと言い張る。)
ある日いつまで経っても起きて来ない写しを、長義くんが訪ねると刀の姿になっていた。
呼びかけてもうんともすんとも言わない。
慌てて審神者に報告すると眠った状態だと言う。
審神者の力も遮断されているので、恐らく何者かによって強制的に眠らされた、要は封印されたのではないかと推測する。
実は近々近侍を連れて出席しなければいけない会議があった。
審神者は毎回まんばを連れてたが、今回ばかりは別の者を連れてくことを考える。
しかし写しをこんな風にした犯人は審神者である可能性が浮上する。
だからその会議に犯人が来るかもしれない。
そこで長義くんは自分が写しに化けて、近侍として付き添うことを提案する。
長義くんの姿を見て動揺するかもしれない。
そして犯人を特定し、写しの封印を解かせればいい。
審神者は少しでも可能性があるなら、と長義くんの案に乗ることにする。
当日、長義くんは写しに変装する。
やはり本歌と写しだけあって、近しい者でも騙されそうなクオリティ。
審神者と共に政府に赴く。
会議の前に立食パーティー的なもてなしがある。
会場に入り、辺りの様子を伺う。
こちらを凝視している者や取り乱している者はいないか。
ざっと見たところ怪しい者はいない。
わかりやすく動揺してくれるわけないか、と落胆しつつも、いやいやこれからだと身を引き締める。
しかし審神者は小心者で緊張の余り腹を下してしまう。
「ねぇなが
…
国広、俺ちょっと差し込んできちゃった
…
ちょっと任せていい?」
「は?まったく大事な時に主は
…
、わかったよ任されたから行っておいで」
やれやれと審神者を見送ると、小太りの男が長義に近づいてくる。
「久しぶりですなァ。おや?主殿はどちらへ?」
久しぶりも何も初対面なのだが、審神者もまんばもいないため、相手に話を合わせるしかない。
審神者がいれば、長義は後ろで黙っているだけで、上手く取り成してくれただろうが、生憎腸のお伺いに席を外している。
「何でもない、すぐ戻る。」
写しらしく、愛想悪く&素っ気なく&簡潔に答える。
相手も気に障った様子はない。
(主の友人か?主には悪いが、見た目からして気に障る
…
)
身なり自体は、上等なスーツを着て、髪も整えて、きっちりしているが、こちらを値踏みするような、下品でいやらしい視線が気に食わない。
見てるとイライラしてくる。
しかし犯人を見つけ出すまでの我慢、とその視線にも耐える。
しかしその男はこちらに身を寄せたと思ったら、なぞるように長義の臀部を撫でた。
「~~~っ!!」
「相変わらず綺麗だねェ」
思わずブチ切れそうになるのも耐える。
このセクハラ野郎、俺の写しにいつもこんなことしてやがるのかって頭が沸騰しそうになる。
臀部を撫でられ、それを伝い、前にまで手が向く。
「!」
手馴れていることから、恐らく写しは毎回こんなことまでされているのかと推測する。
長義くんは(写しを助けるために、耐えなければ、騒ぎを起こしたら計画が無意味になる
……
)って耐える。全部写しのため。
恐らくあの性格からして、主の友人ということで抵抗できず、「写しはこんな扱いがお似合いなんだろ」と甘受しているに違いない。
そして主にわからないように、セクハラする男のなすがまま
…
。
許せん!と火が付く。
「
……………
」
「おやおや?どうしたの?感じちゃった?」
「
……
の」
「ん?」
「このセクハラ豚野郎!!」
一本背負いし、床に叩きつける。
自身の体重の所為か、本人は目を回し気絶してしまった。
タイミングよく審神者が帰って来る。
「え!?なになに?何があったの?」
犯人を捜しに来たはずなのに、ちょっとした騒ぎを起こしてしまった。
写しが毎回セクハラに遭っていると思っただけで耐えられなかった。
「え、この人伸しちゃったの!?」
「すまない主」
「あ!この人!」
「主の友人だろ?申し訳ないとは思っているが、我慢できなくて」
「いっつも俺に言いがかり付けてくる迷惑な審神者さんなんだ、俺が自分より弱いと思ってネチネチネチネチ嫌味言ってくるの!いつもは国広がコテンパンに言い返してくれるんだけど
…
、長義大丈夫だった?」
「は?友人じゃなくて?しかも国広もセクハラを強いられてるとかでなく、コテンパンに言い返す??」
「あ、セクハラはされるけど腕ねじ上げて撃退してたよ。この前はぐーで殴ってた。」
「俺の写し、っょぃ」
しかしこんな騒ぎを起こしたからには犯人捜しどころじゃない。
審神者も堂々と長義とか呼んじゃったし、どうしようって思った所で、小太りの審神者の懐から呪詛が書いた紙が出てくる。
実はこれは霊力を遮断し、閉じ込める術で、「これがあるってことは
…
?」と犯人が特定される。
犯人の審神者は、まんばがあまりに素っ気ない態度をとるから、ちょっと思い知らせてやろうかなって思いで、あんなことをやった。
だけど会議に出席してるから、あれ?破られちゃったのかな?って思って近づいてきた。
そしてその呪詛を破棄し、まんばは助かり、ハピエンでした。
お疲れ様です!
ちょぎくになのに、全然ちょぎくにシーンなくてごめんね!
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