木蔦(キヅタ)
2019-05-04 20:47:51
2919文字
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興奮すると霊力が暴走してしまう長義の話【ちょぎくに】※現パロ、生まれ変わり


ちょぎくに 現パロ

刀から人へ生まれ変わった長義くん。
刀だった記憶がある。

ご近所の堀川さん家に国広くんが誕生する。
長義くんは写しのことが大好きだったので、今度こそ障害なく写しとイチャイチャすると決意する。
が、長義くんが受け継いだのは記憶だけではなかった。

国広くんが母親のお腹にいる時から、長義くんは写しの気配を感じてた。
そして国広くんが生まれるのを楽しみにしてた。
その事を山伏お兄さんは知ってたため、生まれた時に連絡をくれて、長義くんは病院へ行く。
国広母に「長義くん来てくれたの?抱いてみる?」と国広を見せられる。
すると長義くんは国広くんを見た瞬間、喜びが最高潮になり霊力を暴発させてしまう。

実は長義くんは刀の時の霊力も受け継いでいた。

しかも人の器には相応しくないほどの霊力で、暴発してしまった。
病室中にどこからともなく現れた桜が舞い散り、窓ガラスが割れる惨事になる。
長義くんはその時初めて自分が霊力持ちだと自覚する。
そして暴発しないようにしなければ、国広を傷つけてしまう、と自分を戒める。

そして山伏のツテで数珠様のお寺で鍛錬する事にする。
霊力の扱いを覚えるまでは国広に会わない、そう誓う。


家は隣同士だが極力顔を合わさず数年が過ぎた。
ようやく霊力がコントロールできるようになり、そろそろ国広に会ってもいいのでは?と思う。
ちなみに長義くんは小学低学年、まんばは4歳。

ようやく会えると期待が高まる。
国広くんの家に行き、兄弟達に国広に会いに来た旨を伝える。
既に人見知りの国広くんは堀川くんに隠れるようにして出てきた。

「隣に住んでる長義おにいちゃんが来てくれたよー?」
「ながよし、おにいちゃん……?」
〜〜〜っっ!!」

ダメだった。

むしろ悪化して玄関先が花びらで埋まった。
庭まで溢れ出た。


さらに修行した。

それは幼い身体にはつらい修行だった。
数珠様も止めたが、長義くんの意志は固かった。


そしてさらに数年が過ぎた。
長義くんは中学生、国広くんは小学高学年だった。
もう自制も効くし、コントロールもばっちりだと思った。
しかし長義くんは思春期だった。
会いに行くつもりだった前日夢精して霊力が暴発して自室がめちゃくちゃになった。
ちなみに夢の中では写しをめちゃくちゃにしていた。


さらに修行を積んだ。
数珠様が「もう私には教える事はありません、私の知り合いを紹介しましょう。」と言って神社を紹介してくれた。
そこに行くと石切丸がいた。(書くの忘れてたけど長義くん以外は全員記憶なし。出てこないけど数珠様の弟に青江がいて、青江だけ記憶持ち。通ってる時は大層からかわれた。)

「まず雑念を払おう。ちなみにどんな時に暴発してしまうのかな?」と聞かれ、写しの顔を思い出す。
すると桜が舞い始めてしまう。
「む……、わかったよ、君の霊力に影響を与えているのは、凄まじい煩悩……!」
いや煩悩とかわかってるよそれを抑える術を教えてくれよ、と思う。
「思春期だからしょうがないよね!」と笑って済まされる。
時が解決してくれるよ!とアドバイスを受ける。
いや全然解決してくれないし。


そんなある日、国広くん(中学生)が不良に絡まれてるのを発見する。
助けたいが、また暴発してしまったら人間を傷つけることになる。
国広を害そうとした輩なんてもしかしたら死なせてしまうかもしれない、と思い悩む。
しかしやはり国広くんのピンチを放っておくわけにはいかず、助けに入る。
空手や柔道の経験はないし、喧嘩などしたことないが、修行で付いた筋肉はあるし、長義くんは何でも器用にこなせるので、不良どもをドンドンやっつけていく。
何とか素手だけで倒せた、とほっとしているとシャツをくぃと引かれる。

「あの……助けてくれて、ありがとう……。あんた、近所に住んでる『ながよしおにいちゃん』だよな……?」

上目遣いで不安げに話す国広くんに正直萌えた。

この湧き上がる感情を抑えきれなかった。
そしてその場は桜で埋まった。
窒息しそうな中、何とか国広くんを引っ張り出して事なきを得た。
「あんた、すごく強いんだな。今度俺と手合わせしてくれないか。」
まんばからデートのお誘いをされて、電話番号も交換した。

ちなみに国広くんは身体を鍛えていて、さらに武術を一通り習ってるので、不良に絡まれても何とかなった。


国広くんと楽しくデート(手合わせ)する。
国広くんは道着姿で長義くんはそんな国広くんもかわいくて(惚れた欲目により80%増)会った瞬間桜を舞い散らせる。俺の写しが可愛くて仕方ない!!
ちなみに国広くんは細かいことは気にしない主義なので、桜が舞ってても近くに桜咲いてるのかなーくらいにしか思ってない。
不良から助けた日の桜漬けも誰かの悪戯かなと思ってる。

長義くんは強いので、手合せに国広くんは夢中になる。
もう一回もう一回とせがまれ、何度か会うことになる。
会うたびに桜が舞い、不良に絡まれた時ほどではないが、ドンドン酷くなる。

このままではいけない、と長義くんは決意する。

勉学などを理由に国広くんに「暫く会えない」と伝える。
国広くんは「じゃあ勉強中は静かにするから、部屋に行ってもいいか?」と食い下がる。
絶対無理!と思った長義くんは人が傍にいると気が散る性質でね、と断る。
国広は拗ねて「なんか長義、俺のこと避けてないか?」と確信を突く。
内心どきぃとするが平常心。

「そうかな、気のせいだと思うけど」
「俺はもっと一緒にいたいのに

桜ドバァァァ

「俺、長義が好きだ、ずっと一緒にいたい」

いきなりの告白に戸惑う。桜も荒ぶる。舞いまくり。

「待て、待て待て国広。落ち着け、早まるな。」
「落ち着いてる。ちゃんと考えた末の結論だ。長義こそ落ち着いたらどうだ。」
「いや待て俺はその、お前とは付き合えないんだ!」
「なんだ彼女でもいるのか」
「いないが!!」
「じゃあ何故だ。こんな年下じゃあんたの相手にならないっていうのか。」
「違う!!俺も好きだが断じて違う!!」
「そうなのか!?」
「あー………(頭を抱える)」

桜は二人の周りを2m位の高さで取り囲んでる。
今は長義が噴出し続けてるため、それに圧されて桜は倒れてこないが、それが止んだら確実圧迫死する。
国広くんに勢い余って告白してしまったため、長義くんの感情はあらぶりにあらぶっていた。
「なら何の問題もないはずだ。」
「ある!お前を傷つけたくない!お前の側にいると俺の意思とは関係なしに傷つけてしまう。俺は生まれつき霊力が強い、お前の側だと上手くコントロールできないんだ……。」
「なら、コントロールできるようになればいいだろ」
脳筋的発想
「俺はいくらでも付き合うから……。」
「国広……


こうして二人は結ばれた。
国広くんによる矯正治療で長義くんは徐々に国広くんとのイチャイチャに慣れていき、暴走はほぼなくなった。
そしてちょぎくには世界を救った。

〜完〜