木蔦(キヅタ)
2019-05-02 01:13:34
1619文字
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今は神様の三日月と恋人の生まれ変わりのまんばの話【ちょぎくに(+みかんば)】※現パロ、メリバ??


ちょぎくに(+みかんば)現代(?)パロ
※木蔦が昔少女漫画で読んだお話のパロディです。
※三日月的にはバッドエンドですので、あまり気持ちのいい終わり方ではありません。

長義くんとまんばくんは幼馴染。
まんばくんは大学で歴史学関係を専攻していて、ある村の伝説を研究テーマにする。
それは悲しい恋物語で、村に土地神へ人身御供として村の娘を捧げる風習があり、恋仲の男女が引き離されたというもの。
神に供物を捧げるのは昔の発想的によくある話だが、その話が現代でも語り継がれているなんて、という点で興味を引き、まんばはその研究を選んだ。
夏休みを利用して、まんばはその村に訪問する。
村には事情を説明してあり、泊まるところも快く貸してもらえた。
村は山々に囲まれたど田舎で、電車もない、コンビニもない。
まんばはそこで1週間滞在し、家に帰って卒論を書く予定だった。

一方長義は家にいた。
まんばとは専攻が別だし、歴史のことは興味ないので、まんばには付いて行かない。
まんばのことを好いていた。
だからまんばの帰宅予定の1週間を過ぎても帰って来ていない事にすぐに気付き、心配していた。
そしてまんばを探しに、その村に行くことにした。

苦労して村に着く。しかし村人は長義に良い顔しない。よそ者だからかなと思う。
まんばを探してる、知らないかと聞くが、村人たちは知らないと言う。
ならもしかしてこの村に辿り着く前に行方不明になったのか?と思う。

結局まんばは村にいるんだけど、まんばの様子がおかしい。
虚ろで、長義の声は届かない。
そこに狩衣の男性が現れる。
自分はここの御神木に付いている神で、名前を三日月、自分とまんばは恋人同士だから邪魔するなと長義に言う。

実は、まんばの前世と三日月は恋人同士だった。
三日月は元々人間で、村人たちによって、まんば(前世)と引き離されてしまう。
そしてまんば(前世)はそのまま土地神の供物になってしまう。
怒り狂った三日月は暴れて、村人に殺されてしまう。
そして三日月は殺された場所の木に付き、成仏せずに神としてその場に留まる。
(ちなみに土地神はおらず、人間の幻想。)
それ以降は三日月を鎮めるために、三日月に供物を捧げることになる。(ちなみに村人は三日月が見える。)
そんなことを現代になるまでやっていた村。

そこにまんば(生まれ変わり)が訪れる。
三日月はすぐに生まれ変わりだと気付き、まんばを連れ去ろうとしている。←イマココ
「今度こそ、一緒になるのだ
三日月はまんばのことを愛おしそうに見つめる。
まんばを殺して、自分と同じにしようとする。

まんばのことが好きな長義はそれを阻止しようとする。
「そんなの間違ってる!今お前がやろうとしてることは、昔村人があんたにしたことと何が違うんだ!?また同じことを繰り返そうとしてるだけだ!」
長義の言葉に三日月は手を止める。

三日月はふと我に返り、自分のことを振り返る。長義やまんば視点を考えると、昔の自分と重なった。まんばのことを深く愛してただけなのに、どうしてこうなってしまったのかと考え涙する。
「お前達に同じ苦しみを味わわせたい訳じゃない。すまない。」
三日月はそっと消え、まんばはその場に崩れ落ちた。長義がまんばを抱きとめる。
まんばが目を覚ますと側に長義がいて驚く。
「なんでここに?」
「何でもない!」
素直じゃない。あと今まであったことをまんばに話して良いものか迷ったため。

ちなみに村人も三日月とグルだった。
三日月がまんばを欲したため、まんばを捧げた。長義がまんばを取り返しに来たとわかったため、見つかる前に追い出そうとしていた。

「ここに来てよかった。今まで何か気に掛かってたんだけど、ここに来てそれが吹っ切れた気がした。」
まんばの顔は清々しい。
まんばと長義は二人で仲良くお家に帰りましたとさ。おしまい。