植物に愛されすぎて、嬉しい時は花が咲き、悲しくて一人になりたい時は覆い隠してくれ、心が荒れている時は爽やかな新緑の香りとともに鎮めてくれる、
そんな植物に愛されてるまんばくん、どこかにいるはず。
出陣で思うように体が動かず歯がゆくて、むしろ仲間に庇われたりして、悔しい思いをしてるまんばくんに、木がザワザワと囁くように揺れるんだ。
「慰めてくれるのか……?」
ってやるせない思いを抱えつつも、心配されてることに面映ゆい気持ちになって、少し笑顔を見せるんだよ。
逆に長義くんは嫌われてるんだよ。
木々が不安そうにざわめくから、まんばが「どうしたんだ…?」って不思議に思うんだけど、背後から長義くんが現れるんだ。
「驚いた、偽物くんが一振りで何してるのかな?」
畑が嫌ってるように、植物も長義くんを嫌ってるの。
長義くんはまんばくんが出陣後とか、非番の日とか、どこか行くけど、何してるんだろうなーって感じで探してた。
長義くんはまんばくんに恋してる。
けど認めたくないって意地もありつつ、嫌ってる風を装って意地悪するっていう感じ。
長義くんはまんばくんの事が好きなのを隠すあまり、その後酷い言葉を言ってしまうんだよ。
「まぁ偽物くんらしく本歌たる俺に劣っていると嘆く気持ちは分からなくもないよ。むしろ平然としてる方がおかしいくらいだね!」
途端に木の葉が吹き荒れて、長義くんを排除しようとするんだよ。
それ以降、まんばに会おうとして、森に入るけど、まんばに会わせてもらえない。
まんばはオフを殆ど植物と過ごすので、なかなか会えない。
森に入るとぐるぐる同じところを回らされて、結局入ってきた場所に戻ってたりする。
ある日、出陣先でまんばが逸れてしまう。
敵と交戦中に分離、仲間がまんばを最後に見かけた時は中傷だったため、もしかするとその後重傷になってるかもしれないと推測する。
まんばを捜索しようとするが、新たに敵が現れ、行く手を阻む。
長義くんはまんばが折れてしまっているかもしれないと考えるだけで不安になって、味方の制止も構わずに、敵を振り切って駆け出す。
だけど、いくら探しても同じ場所を回るだけで、まんばにたどり着かない。
出陣先でも木々から嫌われてるのは同じで、まんばに会わせてもらえないんだと気づく。
長義くんはプライドもかなぐり捨てて、懇願する。
「頼む、偽物くん―――いや、俺の大事な写しの一大事なんだ、会わせてほしい……!この通りだ……!」
汚れるのも構わず、足を地につけ、頭を下げる。
「あいつは怪我を負ってる。俺達の本丸に連れて帰り、直してやりたい……!失いたくないんだ」
それでもしん、と静まり返ってるから、「ダメか……。」って思うんだけど、ガサガサガサって道が開かれ、先には気を失って重傷のまんばがいる。
時間遡行軍によって重傷にまでなってしまったまんばを匿ってた。
すぐさま長義くんはまんばを抱きかかえ、仲間と合流して、本丸に帰る。
そしてまんばは手入れを受け目を覚ますんだけど、長義くんが取り乱してたと他の仲間から聞く。
しかも長義が抱きかかえて連れ帰ったことや、目覚める直前まで側に付いてたということを知る。
そしてそれ以降、長義くんはまんばの元に行くことを許される。
以前は森を彷徨い、まんばに会えずにいたのに、今は近づくことは許される。
ただし植物から嫌われてはいるので、歓迎はされていない。
まんばは長義が来ることに疑問を抱きつつも、何も聞かない。無関心。
だけど一緒にいられるだけで大進歩だったので、長義は満足している。
木々と戯れる写しを見て、美しいなと見惚れる長義。
それに気づき「あまりジロジロ見るな」とそっぽ向かれる。かわいい。
何度も会ううちに、紳士的な態度、誠実な心、最初とのギャップに惹かれていくまんば。
一方長義はまんばと一緒にいられる嬉しさと植物達に見張られてる居心地の悪さを感じていた。
良い雰囲気になろうものなら、ひとひらの葉が二振りの間に舞い落ち、気を散らす。
さすがに何度も続くとイライラしてしまう。
「何怒ってるんだ?」
「何って!国広と折角良い雰囲気になったのに邪魔する……か、ら………?」
さすがに鈍いまんばでも気づく。顔が赤い。
するとまんばの周りでポンッと花が咲き始める。
(今まで長義視点だったので明記してなかったけど、まんばは植物に好かれてるだけでなく、強い感情を植物に伝え影響をあたえてしまう特質がある。)
まんばは慌て始め「こ、これは違う!違う!!」と花を隠すようにする。
長義は、突然咲き始めた花に驚き呆然としている。
しかしまんばよりも先に冷静さを取り戻した長義くんは、その聡い頭で察する。
こんなにまんばが動揺しているということは、何かあるのでは??
まんばからその事を聞き出し、OhYeahChogiKuniHappyEnd!!
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