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木蔦(キヅタ)
2019-03-17 16:21:21
1056文字
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政府の同僚と恋仲になり離ればなれになった末、記憶喪失になっていた恋刀と長義の話【ちょぎくに】
政府の刀は普段役人と共に働いてる。
刀達は本丸配属が決まると、政府の刀から審神者に譲渡される。
その際レベルは1になる。
刀は様々な者がいるが、移り変わりが早いのが初期刀5振り。
彼らは新人審神者が貰える刀に選ばれているため、政府では入れ替わり立ち替わりになる。
政府お抱えの刀匠がおり、そこで刀を鍛刀している。
この前は大量の三日月宗近が政府からごっそりいなくなった。
長義は政府に勤めて長かった。
まだ本丸配属の許可が出ず、同素体は誰一人として審神者の元に下った事がない。
長義はその中で恋をした。
俺なんかが本丸の最初の一振りが務まるんだろうか、と悩んでいた同僚だった。
彼は初期刀に選ばれている一振りだから、いずれは本丸設立時に配属になる。
今独り立ちする審神者がいないとか、たまたま選ばれなかっただけで、いずれは彼の番が回ってくる。
彼は不安そうにしていて、側で支えてやりたいと思った。
そして自然と二振りは恋仲になった。
いつも自信がない彼を長義は根気よく励ました。
しかし別れは来るもので、彼は本丸配属が決まった。
二振りは離れ離れになった。
そして、時は来る。
聚楽第の任務により長義は優秀な成績を修めた本丸に配属になった。
それは恋仲の彼が初期刀を務める本丸だった。
長義はこっそりその本丸の担当監査官になれるように仕組んでいたため、それは必然だった。
恋人の喜ぶ顔が見える、どんなに驚くだろうか、と嬉々として本丸に訪れた。
しかし長義は彼に会い、打ちのめされた。
彼は配属時にレベルを1にされると同時に、政府にいた頃の記憶も消されていた。
「久しぶりだな、元気にしてたか?」
「ああ、そうだな。展示以来か?」
「え
……
。いや、一緒に政府で働
……
」
「政府?政府にいた時、俺を見かけたのか?すまない気づかなかった。」
「見かけた
…
??」
「改めてよろしく頼む。俺はここの初期刀だ。困ったことがあれば何でも言ってくれ。」
その後「俺の事、覚えてないのか!?」「あんなに側にいたのに
……
!」「一緒の職場だったんだ、お前と俺は。」って話すんだけど、初期刀は困ったように「すまない、記憶にない。」って言う。これ記憶呼び戻しせっせします。
「これでも、思い出さないか
……
!?」って言う。
でもキヅタ思うの。冷静に考えて、最中に思い出せるほど脳は正常に働かないだろ、と。(身もふたもない)
朝チュンで、初期刀が「長義
……
」って政府時代の呼び方で呼んで、ハピエンな。
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