木蔦(キヅタ)
2019-03-10 17:00:54
1246文字
Public その他まんば受 シリアス
 

演練にて「お前の運命だ」と言い始める三日月の話【みかんば】


演練に来たまんばに一振りの三日月宗近が来て言った。

「俺がお主の運命の相手だ。」

呆気にとられたまんば、同時にドン引きする。

「何を言ってるんだあんたは。」
「待て俺にはわかる!お前と俺は結ばれる運命にあるのだ!」
「運命とか結ばれるとか興味ない。」

一刀両断するが、三日月は堪えた様子はない。

この三日月宗近、他所の本丸の刀で、練度はそんなに高くない。
まんばの本丸に三日月はいないが、のんびり屋から事務処理ができる高スペックまで、個体差が大きい刀らしいということは知っていた。

(これは不思議ちゃん系だろうか?)

結局その日は演練にいる間ずっとまとわりつかれていた。

再び会うことはそうないだろう、そう思っていたが、まんばが次に演練に行ってもおり、隠れる間もなく見つかった。再度まとわりつかれる。

「俺は霊力が高いからな、その関係でわかるのだ」
「うさんくさい。」


その後、会うたびにそう言われ、まとわりつかれ、演練では有名になっていた。

「まんばちゃん大変だね。」
「他人事だと思って」
「でもさ、本当に運命の相手だったらいいよね。素敵だと思わない?」
「思わない」
「それにあんなに一途にまんばちゃんのこと追い求めてくれるのっていいよね~ボク羨ましい!」

三日月はまんばが来たら真っ先に見つけて駆けてきてくれるし、誰かと見間違えたこともない。
だからまんばは内心三日月にまとわりつかれることが嫌じゃなくなっていた。

(本当に運命の相手なのかもな。)

とか冗談とわかりつつも思ってしまうくらいにまんばは絆されていた。

だけどある日、まんばは三日月と同じ本丸の刀剣が話しているのを聞いてしまう。
要約すると、まんばにまとわりついている三日月はその本丸の二振り目の三日月宗近。
一振り目の三日月は恋人がいる、それが山姥切国広。
二振り目はそれが羨ましかったんじゃないか?という内容だった。


「誰かの代わり」というのは、まんばにとって地雷。

だから次に三日月が来た時に、まんばは冷たくあしらう。
三日月はまんばの態度が軟化していたのに、いきなり冷たくなって戸惑う。(初対面でもそこまで冷たくなかった。)
何か怒らせてしまったんだろうか、と聞き出そうと慌てるが、まんばから「俺はあんたの本丸の山姥切国広じゃない!」「そいつの代わりなんだろ!?」「まとわりつかれて迷惑なんだ!」と言われてしまう。

三日月は自本丸の山姥切国広が好きだった事実を認める。(少なからずまんばはショックを受ける)

「しかし、お主のことは別なんだ、一目ぼれなんだ!」
「どの山姥切国広だと思ってた、だけどお主はその中でも違っていた。うまく表現できないがキラキラしていて、お主が俺の運命なのだと一目でわかった。」

そしてまんばは、さっき自分は三日月が他の奴を好きだと認めた時、ショックを受けたなと惹かれてることを自覚する。

そしてみかんばハピエン
お疲れ様でした!