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木蔦(キヅタ)
2019-02-11 00:25:19
2608文字
Public
ちょぎくに シリアス
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他本丸の長義と付き合ってる国広と自本丸の長義【ちょぎくに】
ちょぎくに
まんばくんがやたら演練に行きたがるから何かと思ったら、まんばくんと他所の本歌さんが付き合ってて、こっそり逢引してるのを見てしまう自本丸の本歌さん。
「(他所の)俺が!?偽物くんごときと!?恋人!??この俺が!?」
最初は信じられないんだけど、まんばくんのかわいい所とか、色っぽい雰囲気とかを見て徐々に惹かれていく(自本丸の)本歌さん。
自本丸のまんばくんに恋してる本歌さんが、万屋とか行った時に出会った他本丸のまんばくんとセフレになってしまって、お互いなくてはならない存在になる話でもいいかもしれない〜〜
「あんたの山姥切国広の代わりなんだろ」
ってまんばくんに言わせたい〜〜!山姥切国広はこう思い込むと梃子でも動かないぞ!
万屋に買い物に行った時に出会った他本丸のまんばくんと、その時の勢いでヤってしまう。
事後、本歌さんは自本丸のまんばくんへの想いを、他本丸のまんばくんに漏らす。
まんばくんは黙って本歌さんの話を聞き、傍に寄り添っていてくれた。
そしてその関係は続き、いつしか本歌さんは傍にいてくれる他本丸のまんばに惹かれて行く。
この他本丸まんばくんは、自本丸のまんばくんとは若干性格が異なる。
自本丸は、(山姥切国広にしては)明るく素直でしっかり者。(初期刀)
他本丸は、引っ込み思案で無口。素直というか口よりも目で悟られてしまう系の素直。放っておけないタイプの頼りなさ。(Not初期刀)
姿形は一緒だけど全く違う人格だと本歌さんは思っている。
ついに本歌さんは、他本丸のまんばくんに「お前に惹かれてる」「一緒にいてほしい」と告げる。
しかしまんばくんは本気にしてくれなくて
「わかった、そいつの代わりにそばにいてやるから。俺のことそいつだと思っていいから。」
「俺は写しだから(誰かの代わりは慣れてる)。」
と慈愛をくれるだけ。
まんばくんは傍にいてくれるけど、気持ちの距離が縮まらないというか、心をくれない。
いくら好きだと告げても届かない。
まんばくんだって本歌さんに惹かれてるけど、それは言えない。
飽くまで身代わりだから。
でも結局(自本丸のまんばくんへの)本歌さんの恋は叶わないんだから、自分が恋人になってしまってもいいんじゃないかって思う。
身代わりにされるのは悲しいけど、それで恋人になれるなら自分は役得だし、本歌さんも代用品とはいえ望みが疑似的に叶うならいいのでは。と考える。
こんな考え、ずるいなって罪悪感はある。
ある日まんばくんは出陣先で一振りだけ遭難してしまう。
薄暗い森の中、仲間の迎えが来るのを待つ。
しかし待てど暮らせど迎えは来ない。
次第に日も落ちてきて、夜になり、雨も降ってきた。
雨宿りできる場所を探すが見当たらない。
木の根元に腰掛け、縮こまり寒さをしのぐ。
ここのまんばは甘やかされて育てられた個体なので、一振りで残されると正常な判断ができない。
本来なら本陣付近に戻って待機するとか、長時間の孤立を考えて野宿する場所を探すとか、食べ物探すとか、連絡を取る手段を考えるとかするけど、昼間はうろうろしながら待ってた所為で体力は消費してるし、待機場所も配慮してないし、何にも考えてない。
だから寒さで凍えて、途方に暮れる。
人の身は寒さに弱いから、このまま折れるのかもしれない、と考える。
真っ暗だし、心細いし、腹ペコだし、気が遠くなってきたし、
(欲深いこと考えた天罰かな
…
?)
と考える。
そしてどうせここで折れても自分の代わりなんてたくさんいるんだから、誰も困らないよな、と悲しく思う。
自分はそんなに練度が高くないから本丸は新しい山姥切国広を迎えればいいし、本歌さんは自分じゃなくても別の誰かに相手してもらえばいい。
本歌さんが別の誰かを相手にすると思うと悲しくて、こんなことなら好きだって伝えておけばよかったかもしれない、と思う。
こんなに追いつめられてから後悔するなんて馬鹿だなぁって。
寒さで身体の感覚もなくなってきて、全体が重くて動くことも億劫になってきた時、ガサガサと物音がする。
野犬か何かかと思って、だけどもう逃げる体力もないって目を薄らあけると、自分とまったく同じ顔が覗き込んでる。
思わずビクッって驚くんだけど、目の前の山姥切国広が後ろを向いて「おーい!こっちだ!見つかったぞ!!」って大声で叫ぶ。
で、現れたのが片想い相手の本歌さんで「え!?」って驚く。
ちなみに全員びしょ濡れ。
実はまんばくんが遭難したって気付いた部隊の仲間達はすぐ周辺を捜索したんだけど、見当たらず、一旦本丸に帰還する。
すぐに審神者が捜索願を出し、再度部隊を向かわせるけど、やはり思うようにいかず断念する。
そこで白羽の矢が立ったのが山姥切国広で、同素体ならば場所が感知できるのでは?という発想から呼ばれた。
両片思いの本歌さんの本丸が選ばれたのは偶然。(ただし本歌さんの所は強豪本丸なので、政府からの依頼は良く来る。)
「まったく。本歌がすごい気迫で頼み込んでくるから何かと思えば。あんたら知り合いなのか。」
と(本歌さん視点で言うと自本丸の)まんばが言う。
どうやら遭難したのがまんばくんだと知って本歌さんが慌てたらしい。
まさか自分のために、想い人だった初期刀に頼むなんて思いもしなかったからまんばはどうしていいやらドギマギしてしまう。
「無事で良かった」
って本歌さんがまんばを見て言うから、まんばは、自本丸のまんばでもなく、その他大勢の山姥切国広でもなく、自分を求めてくれてるんだとようやく気付く。
しかも今まで好きだった自本丸のまんばを駆り出してまで助けに来てくれるなんて、自分の身には余る行為だって思う。
もう自本丸のまんばは好きじゃないのかとか、傍にいてほしいってどういう意味だったのかとかまんばは気になってるけど、ようやくまんばの意識が変わったことで、二振りは向き合えるんだよ。
よかったね、ちょぎくにハピエン。
傍から見た今回の事件。
まんばが良い歳して迷子になる
↓
本丸大慌て
↓
大捜索
↓
政府へ捜索願
↓
他本丸にも協力を依頼
↓
依頼した本丸の本歌大慌て
↓
その本丸のまんばが巻き込まれ救出へ
↓
発見
↓
全員びしょびしょで帰還
↓
なぜかCPができてるヒューヒュー!
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