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木蔦(キヅタ)
2019-01-13 23:57:55
3036文字
Public
ちょぎくに シリアス
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ハンカチの君【ちょぎくに】
長義くんが本丸に顕現。もちろんまんばとギスギス回想を繰り広げる。
ある日長義くんは政府に勤めてた頃から愛用してる懐中時計を無くしてしまう。お気に入りだったので探すんだけど見つからない。前日は畑当番で、さらに万屋にも行ったから範囲が広くて見つからない。
散々探したけど日も暮れてきたから捜索中止。しかも雨も降ってきてしまって、例え見つかったとしても雨水の所為で故障してしまうだろうなと時計は諦める事に。
しかし翌朝、部屋の前に懐中時計が置いてあって、長義くんは驚く。あんなに探して見つからなかったのに、一体誰が探してくれたのか。
縁側に面してる所に置いてあったため雨風から守るように時計はハンカチで包まれて置いてあって、長義くんはハンカチの君(笑)を探そうと思う。
しかし無地で特徴もないハンカチは持ち主がまったく見当が付かない。
っていう所から始まるちょぎくにシンデレラストーリーいかがですか。ガラスの靴じゃなくて、無地のハンカチで、灰かぶ
………
布被りを探すんですよ。
きっと歌仙さんとかに「このハンカチの主を知らないか!?」って聞いたりするんだよ。でも無地だし、名前も書いてないからわからない。「ただ返したいだけであれば洗濯に出せばいいよ」ってアドバイスしたりする。洗濯して畳まれた物は各自が自分で回収しに来るルール。だから洗濯出すだけで、持ち主が自ら回収してくれるのでは?というアドバイス。
だけど本歌さんは直接お礼が言いたいからその手段は却下する。
よく本丸の掃除・洗濯とかやってる堀川くんにも聞いてみる。ちょうどまんばと一緒に夕食の餃子作ってた。「うーん、これじゃわかりませんねぇ
…
」と歌仙さんと同じような回答。まんばが「何がだ?」って顔覗かせる。「偽物くんには関係ない!」ってツン対応。ささっとハンカチを隠す。堀川くんが「ハンカチを返したいんだって」と代わりに答えてくれる。まんばはフーンと興味なさそうに餃子作りに戻る。その夜ハンカチ無くなってるんだぜ。持ち主の元に返ったんだけど、長義くん、失くしたと思って必死で探すよね。
そんなちょぎくに、いかがですか。
そのハンカチを国広くんが使ってるのを見てしまって、アイツが盗んだのかって思うんだぜ。で、国広くんに問い詰める。国広くんは目を泳がせて「見間違いじゃないか?これは俺のハンカチだ」って答える。
ちなみにまんばがハンカチ使うの想像できないからきっと短刀が怪我したとかで差し出したんだよ。
そんなわけない!見せてみろ!って長義くんが引っ張るから、取り落としてしまう。前日大雨だったからハンカチが泥だらけになり、空気が凍る。
(とりあえず短刀には長義くんがハンカチ貸してあげたんだと思う。)
その夜、長義くんは国広くんがあんな事言った理由を考える。偽物くんが嘘ついても何も得なことはない。何故探しているか知らないのだから、感謝されたいとかではない。あんなハンカチなんて給与でいくらでも買えるし、わざわざ盗む必要がない。
だから本当なのでは?と思い始める。だけど懐中時計を探してくれたのが偽物くんということになるし、わざわざ探してもらう理由もない。偶然見つけたとしても、それが自分のだなんて知らないだろうし、とか悶々と考える。
どっちにしてもハンカチをダメにしてしまったので万屋で新しい物を買って来てあげる。
汚してしまったお詫びとしてハンカチはあげたが、本歌さんの気持ちはもやもやで晴れないまま。
本当に拾ってくれたのはまんばだったんだろうか、と思い悩む。
次の日、長義が起きると部屋の前に白い布が落ちていた。
またハンカチだろうかと思って拾い上げてみると、軍手で「なぜ軍手
…
。」と疑問に思う。
誰かが置いたのか、それとも落し物なのかわからない。
内番服に着替え、朝餉を済ませる。
今日は畑当番だった。
最近畑当番ばかりやらされて手が荒れている。
そこで軍手の存在に気づく。
もしやこれは畑当番が多い自分を気遣ってのプレゼントでは??
自分の推測が当たっているかわからないし、落し物だったら勝手に使ってはいけないかもしれないが、もし他人のだったら謝ればいいかとそれを使って畑当番をやる。
素手でやるよりも幾分かマシだし、寒さもしのげる。
誰かは知らないが、軍手に感謝したのだった。
長義の周りでそういったことはたびたび起こった。
失くし物をするとひょっこり出てくるし、困ってることがあれば誰に相談せずとも解決した。
まんばが犯人かと思っていたがどうやら違うようだ。
物を失くしたなどと誰にも話していないにも関わらず、出てくるのだ。
だから彼どころか本丸内の刀剣ですらなさそうだ。
だから長義はきっと幽霊だとか自分たちには見えない力のある付喪神などの仕業だと思っていた。
だけどある日ひょんなことから、犯人はまんばだということを知ってしまう。
なぜまんばがそんなことするのか謎だし、まんばの知りえない情報をなんでわかるのか疑問だった。
その日から本歌さんはまんばのことが気になり始める。
そして本歌さんはわざと根付を落とし、まんばを尾行することにした。
落とした場所は本歌さんしか知らないし、落としたことすら誰も知らない。
しかし夜になり、まんばはまるでそこにあるのがわかるかのように、一直線に根付の元へ向かう。
それを拾い上げ、次は本歌の方向に向かってきた。
咄嗟に隠れるが、意味がなかったようでまんばは本歌さんに話しかける。
「本歌、これ、落し物だ。」
「
…
ああ。」
根付を渡すと用は済んだとばかりに立ち去ろうとする。
本歌さんはそれを引き留めて聞いた。
「なぜこれの場所がわかったんだ
…
!」
「え??」
「これを落としたことは誰にも言ってないし、どこに落としたかも誰にもわからないはずだ。なぜわかった?」
「え、普通わかるだろ。」
「は??」
「わからないか?ほら、えと
…
あれだ!」
「いや全然わからない。」
「なんて例えればわかってくれるんだ
…
?
…
ああ!あんたくさいんだ!!」
「失礼だな!!」
要約すると、本歌と写しは特別な存在だから、写しには本歌の気配が濃く感じるらしい。
だから落し物をした時も「本人は部屋で寝てるはずなのに外から気配がするなぁ~」と思って落し物を発見したらしい。くさいとか犬か。
困ってることもなんとなく雰囲気で察することができる。
しかしそれを直接指摘すると怒らせるなぁと思って、こっそりやってたとのことだ。
「心外だ
…
」
「お、怒らせたか?すまない。俺が写しだから。」
「そんなことで怒る小さい男だと思われてるとは心外だ。」
「いやあんた怒るだろ。くそくそ言うだろ。」
「うるさい。」
写しは察しが良いのか悪いのか、あわあわしてる。
「懐中時計のお礼がしたいと思ってたんだ。」
とにっこり笑ってハピエン
お疲れ様でした!
後はご想像にお任せします!
本当は↓のシーンがあったんだけど物語に関係ないから省いた。
「無地のハンカチなんて珍しいね。」
「珍しい?どこにでもあるだろ?」
「お店で人気があるのは柄物だよ。無地で、しかも白なんて珍しい。」
って言われて、そんな珍しい物を「自分の物かも」って間違うはずない。
自分のだって言うメリットもないから、あるとすれば本当の持ち主しかいない。
って推理するシーン。
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