駆動マキナmk-2
2024-12-13 21:31:30
4329文字
Public えっちなやつ
  1006214

脱がないしヤらない

hrak夢/⚡/R-15/♡台詞/♡喘ぎ/羞恥責め/快楽責め

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 暴力。殺人。窃盗。強盗。詐欺。放火。猥褻。その他色々エトセトラ。
 とにもかくにも犯罪を犯してはいけない。だがゲームなら話は別だ。物騒な凶器を手にして人と人が命を奪い合う血生臭い作品などごまんと存在する。

 代表的なやつなら治安の終わった都市を舞台に挨拶代わりの銃器ぶっぱ。パトカーのサイレン音をバックに轢き逃げドライブできるGでTでAのアレ。

 私だってローグライクゲーで泥棒しまくる。手持ちの高額で売れるアイテムを売り付けた後、元から商品として店内に置いてあったアイテムと売り付けたアイテム全部かっ払って高笑いしながら次のフロアへおさらばするのである。

 そういったインモラル行為はゲームの中だからこそ許される。

 なので絶対的な信頼関係がある者同士による合意の元なら、淫らな行為も許されるものだろう。



「あー柔らけ。超たまんねぇ」
「ッ、はぅ……。ぁ、電、気……っく」
■■も興奮してきた?」
「んっ………んんっ……

 男子寮。電気くんの部屋。彼のベッドの上。

 視界には仰向けの私に跨がる電気くん。彼の両手がねっとりとした手つきで胸を揉みしだく度に声が出そうになる。

「へへっ。次はどこ触ろっか。一緒にたくさん楽しもうぜ?」





 事の発端は脱衣や直接的な行為をせずに性的な欲求を発散させる方法を私と電気くんの二人で模索していたことからだ。

「なあ聞いて。俺は当ッ然■■大好き。愛してる。そんで■■のおっぱいも大好き。ベロキスすんのも大好き」
「うん」
「でもやっぱ、こう。あのな。いやほんとマジでごめんな? すっげー嫌な言い方になっちまうんだけど!」
「うん」
「基本的に俺が■■のおっぱい揉んでからべろちゅーのワンパターンなんだよな」
「だねえ」
「でな。……バリエーション欲しくね?」
「考えよっか」


「逆に私が電気くんのおっぱいを揉むとか?」
「アッそれはそれでメチャクチャえっちで興奮するだろうけど! なんか違う!」
「ダメかー」
「ダメじゃないダメじゃない! いつかやって!」

「ドライハンプはどうよ?」
「なにそれ」
「服着た状態で密着して身体擦り付けるんだって。身も蓋もない言い方すっと疑似セックス」
「うーん……ちょっと過激すぎない?」
■■的にはハードル高め?」
「ごめんね。高い」

「あえて胸以外を触る、とか?」
「ほーう?」
「よくよく考えたら胸揉んでるならもう尻でも太ももでも同じことじゃない?」
……確かに」





「次はー……ここにしよっかなー」

 散々私の胸を堪能した電気くんは今度は下腹部に狙いを定めたようだった。
 強すぎず弱すぎずな力加減。ぐっ、ぐっとゆっくり圧迫される。

「子宮ってここら辺なんかな? もうちょい下のが好き?」
「わからない……。でも、ドキドキはする……
「ふーん、期待してんだ。……それじゃ、」


───ここはどうよ?


「っあ"ぅ……?! ッ、」
「ほーらほら♡ ぐりぐりーって♡」

 突然きゅうぅぅぅんっとお腹の奥に甘い疼きが走り、一瞬何をされたのか分からなかった。だって、だって、

 膝。電気くんの膝が。タイツを履いた私の下半身の、股間をぐりぐりと捏ねて───

 何をされているのか理解した瞬間、湧き上がった羞恥で顔が熱くなって。そこから更に全身が熱くなっていく。

■■これ好き? 気に入っちゃったの?」
「んぅッ♡ うあっ、ひぅっ♡ ひゃンっ♡」
「そのヒンヒン声ちょー可愛い♡ もっと聞かせて♡」

 あつい。きもちいい。はずかしい。思考が纏まらない。反射的に飛び起きようにもいつの間にか両手首が押さえ付けられていた。

「今逃げようとしたっしょ? お仕置きな♡」
「まって♡ やめっ♡ ひぁぁぁっ……♡」
「んふふー。そのトロ顔最ッ高♡ っはー、今の俺めちゃくちゃ悪い顔してっかも……
「はぅ……っ♡ ひっ♡ やぁぁん……♡」
「イヤなら頑張って逃げてみせて? お仕置き、もっと激しくすっから♡」

 ぐりぐり動かす膝はそのままに電気くんは身悶えしながら喘ぐ私を見下ろしている。熱に浮かされたような笑みは戦闘訓練でも見せない高圧的なものだ。

(あ。ぁ。くる、)

「ッ……あっ♡ や♡ でんきっ、くっ♡ でんきくんっ♡ でんきくんっ、でんきくんッッ……!」


───膝が離れた。


 今まで全身を支配していた快楽が途絶えて霧散する。

「ダーメ♡」
……なんで。っ、ひどい。でんきくん、なんで? なんでやめたの? きもちよかったのに……!」
「ッ! あああっ、ごめんっ。ごめんな? 俺、■■にもっと良い形で気持ちよくなってほしくなっちまって……!」

 私に快楽を提供していた本人である電気くんによって快楽を取り上げられてしまったことが無性に悲しい。眼球の奥からじわじわと熱が込み上げてくる。
 その途端にギョッとした顔になった彼によって身体が抱き起こされ、横抱きのような形で膝上に乗せられた。

「ほんっとごめんなぁ。意地悪しすぎだったよな?」

 左手でこっちの背中を支えながら優しく慰める声と顔はさっきまでの態度が嘘みたいで。私はめそめそしながら電気くんへ縋るように頬擦りをした。

「イジワル、やだ……。電気くん、きもちいいの欲しい……
「───」

 見開かれた彼の瞳。塞がれた唇。
 下腹部を撫でる右手が少しずつ下りていって、膝による甘い責め苦を受けていた場所を覆う。


───俺、■■にもっと良い形で気持ちよくなってほしくなっちまって……


 あ。彼の個性は───


パリッ。ジジジッ。バチッ。


 タイツ越しに触れる掌からビリビリとした刺激が迸ったと同時に想像を絶するほどの快感によって瞬時に溶け堕ちる心。一緒に上顎が舌先の擽りで甘く嬲られる。空気に放たれるはずだった嬌声は全部電気くんの喉奥へ呑み込まれた。

……ごめん。トイレ行ってくる」

 すぐ戻るから。

 そう告げてベッドから立ち上がり、足早にトイレへ向かう電気くん。
 じんわりとした甘美な痺れの余韻を味わいながら私はそっと目を閉じた。





───やっちまった。


(よくよく考えたらあれってほぼSMだったよなぁ!? 服脱いでないってだけで! ヤってないってだけで!)

 頭の中の俺が【俺は世界一可愛くて大切な彼女に何の断りもなくアソコを膝でグリグリして羞恥責めをしました。仕上げに自分の個性で電流を流して快楽責めもしました。俺は最低のド変態ドスケベ猥褻ヴィラン野郎です。】と書かれた看板を首から下げて正座してる。

 あんなのバレたら色んな方面から吊し上げや袋叩き超えて極刑だ。まず女性陣。そんで相澤先生。あと峰田とか峰田とか峰田とか。

「この先の戦闘訓練で電気くんが相手になったら……もうまともに戦えないかもしれない……。どうしよう……
「うぇっ!?」

 トイレから帰ってきてもまだ俺のベッドの上でくたりと横たわっている■■を膝枕して、身体も心も労ろうと頭をよしよし撫でていたらこの発言。本当に申し訳ございませんでした。

「ちゃんと上手にできたらご褒美あげっから! これからも一緒に頑張ろっ?」

 いやご褒美ってなんだよご褒美ってよ! バカか俺は! このアホ!

「じゃあ約束して」
「する。するする。指切りしよ」
「ううん。指切りじゃなくて」
「エッ違うの」
「跡。キスマーク付けて」

───ここに。いっこだけ。

 起き上がった■■はスカートを緩めて黒タイツを下ろす。
 彼女が俺に示した場所は───柔らかな太もも。その内側。

…………マジかー」

 全くこの子と来たら。溜まりに溜まったモノを一発ヌいてきたばっかりだってのに。勘弁してくれ。こんなん俺の方がよっぽどご褒美だっつーの。

(というか凄くナチュラルにM字開脚してるんだけど? 待て、これ快楽堕ちさせちゃった? 「調教完了♡」ってこと?)


───おい俺、ちゃんと責任取れよ?


 頭の中の俺がニヤニヤと笑っている。最悪な看板を首から下げたままで。ブン殴るぞ。


……でもさ、一つだけなん?」
「だってほら。多すぎるとお風呂で絶対バレちゃうよ」
「あっ」





 私の膝裏を掴んで脚を開かせ、太ももに吸い付いていた電気くんの唇が離れた。タイツとスカートを元に戻すや否や彼は「あのさ」と切り出す。

「キスマ。俺にも付けてよ」
……どこに?」
「んー。ここら辺」

 場所を問えば少しだけ思案してから喉をさすった。言われた通りに口付けて、さっき電気くんが私の太ももへやったみたいに音を立てて強めに吸い付くと彼の口端から「んっ」と甘い声が漏れた。

「ついた?」
「ついた」

 至極短いやり取り。それでも電気くんは心底嬉しそうに笑う。

「ねえ、今日は膝でグリグリしたけど……次は踏んだりする?」
「えええっ……!? いや……踏むのは流石にナシっしょ……
「あんなに楽しそうだったのに?」
「密着してグリグリするのと踏みつけてグリグリするのはもう完全に別物だろ。とにかく踏むのは無理。俺やーよ。頼まれてもやんねーから」

 ふと思い付いたことを述べてみたが途端に困惑したように眉をひそめる電気くん。全く良い顔をしていない。
 基本私に甘々のゲロ甘な彼がここまで不快感を露にするなら相当本気で嫌がってる。電気くんにも譲れないラインがあるということだ。もうこの話題はやめた方がいい。

「じゃあ今日電気くんがいっぱい虐めた場所。次はたくさん撫でて、それから掌で覆って…………じっくり優しく───ビリビリしてくれる?」

 それならば。そう思考しながら私の中の不埒極まりない欲求を伝えると電気くんは数秒固まった。
 そしてようやく理解をしたようでその口角がニィッと上がる。

……いいよ。ちゃんと微調整できるように頑張って練習して、■■に天国たっぷり見せてあげっから♡」
「うん。約束、ね」

 妖しくも無邪気な笑みによる返答。
 「約束」の二文字に対して電気くんの掌が私の太ももの内側を撫でた。




 インモラル。その意味。
 不道徳。背徳。非倫理。不品行。ふしだら。わいせつ。

 節度と理性。常識と区別。道徳と倫理。
他には善性や人間性。そういうものがあるからこそ私たちは合法的にインモラルを楽しめるのだ。