さもゆ
2024-12-10 03:21:39
7226文字
Public 吸死
 

【ドラロナ】「か」ろりーオーバーだよ、そのハート。

全年齢♡喘ぎのできてないドラロナ。

2024.5.27 たべものpixiv投稿作品

……ただいま♡ ドラ公♡」
 
 耳から入り込んだその声が脳に伝達され、全ての神経系が焼き切れる感覚がし、そうすると当然私の身体は間を置かず砂になった。
 頭の内側から耳へと砂が溢れ、目鼻口とどんどん崩れていく私に若造が「ひっ♡」と声を上げる。「な、なにお前……っ♡ いつになくホラーな死に方じゃん……♡♡」いやお前。喋りたかったが顔は全て砂になり、首から下は弾けるように一気に崩れてしまったので喋るどころじゃなくなる。いや、いやお前、お前この若造。……何だその、何だそのそれは。
「おいクソ雑魚♡ 飛び散んなっ♡ 掻き集めんの大変だろ♡」
 ジョンが♡♡♡ と飛び切りの声音で呼ばれた我が愛する使い魔はこの若造にそこまでの違和感を抱いてはいないのか、ヌーと泣いて私を掻き集めていた小さな手を右往左往させた。私に忠実なジョンに、なー♡♡ ジョン♡♡ とでれでれと蕩けた仕草を向けるのはいつも通りだったが、いやだからお前おい若造ロナルドくん、「きみ、なに。なんでそんな、媚びた雌声晒してんの。いや声はふっとい雄声だが。ゴリラが鳥の求愛行動むりして真似ても空は飛べんのだぞ」すかさず散らばっていた砂を更に蹴り飛ばされる。いつも通りの蛮行に、ジョンが泣いた。

 吸血鬼♡喘ぎ大好き ・・・・・・なる同胞に例によっておポンチ催眠をかけられたらしい。
「これでも食らえーーッッ♡♡」とビーム型光線を食らわされ、「ウワァアーーーー!!」と叫んでぶん殴った時点では何も効果がなかったため、後の解析などはVRCに任せて帰ってきたのだと言う。
 
……自分が読んでる官能小説の♡ あ、あえぎ声に♡ ハートマークあったらいいなあって思った時に♡ 能力の発現に気づいたんだってさ♡ 好きなえ、えっち♡ シーンに♡ 自在に自分好みのハートの表記ができるって言ってた♡」
「しょーもなさすぎる。しかしまあ、そーいう系統の漫画家とかには重宝されそうな能力だな」頭を押さえる。耳栓がしたい。「それ、書物の場合だろう? 生身の人間にかけた場合は?」
「知らねー♡ だって俺普通に喋れてるもん♡」
「喋れてねーから訊いてんだろが媚びへつら声ルドくん」
「殺す♡♡」
 殺された。飛んできたパンチが当たる前に砂になったので痛みはないが、真正面からぶん殴られても良かったかもなと思う。今だけ。しばらく砂になったままできることなら再生したくない。ヌーヌーと縋りついてきたジョンを落ち着かせるために撫でながら、落ち着きたいのは私もなんだよな、と内心で自分を慰める。よく頑張っている、よく耐えている方だと思う。これは今に始まった話じゃないが。まあ日常的に、それなりに? そりゃ一緒に暮らしていると、それなりに、普段がゴリラだから余計に、この五歳児のことをまあ時々か……可及的速やかに寝かしつけたいと思うくらいには、手のかかる子どもだと思っているわけだし。子どもだと思っていた相手が、急にそんなアダルト俳優顔負けの濡れた声で話し出したらさすがの私も居心地が悪くなる。そうだそういうことだ。私はいま大変居心地が悪い。もぞ、蠢きながら塵が再生していく。
……現場では普通に喋れてたんだよな? 私だけか? その声聞いてるの。ほかの面々は?」
「今だって普通に喋ってるつもりだぜ♡ ビーム食らってからギルドの皆や兄貴♡ とも話したけど、何もなかったし♡ 兄貴にもいつも通りって言われた♡♡」
 まあそりゃあのお兄さんにとったらきみのそれはいつも通りだろうよ。
「ってことは聞かせる相手に何かしらの限定があるのか……高等吸血鬼を対象にして、媚び声を上げる人間から血を吸う、とかだったら性癖はポンチだが吸血の観点から言えば結構理にかなった能力……
……どらこー♡♡」
 さら、耳たぶが砂になる。 
 ロナルドくんがいつも通りの横柄な態度で「腹減った♡ 飯は?♡♡」と訊いてきたので、私はまた完全に砂になった。彼にとっては本当に微塵もそんなつもりがなくとも、こちらの脳神経系が勝手に「甘えられた」と誤認するような甘ったるい声で「今日の飯何?♡ ご飯できたって連絡あったから早く帰ってきたのに♡♡」と続けたものだから再生する暇もない。なんだ。何なんだ。声は低いのに、いつもの態度なのに、何でそんな、ふざけるなよ私をバグらせるな。「……ハンバーグ。チーズ入ったやつ」どうにもこちらは押し殺したような声で返答してしまう。ロナルドくんは気にしていないのか、ジョンを抱え上げ笑いかけた。
「やったなジョン♡ ハンバーグだあいすき♡♡ だもんな♡♡♡」
 ッッか……
 ……マキリの卵だって孵化しそうな声で喋るな、この味覚五歳児の声帯バグルドが。いやカマキリが孵化しそうな声ってなんだ。私は自分の思考に自分で突っ込みを入れ、非常に認めたくはないが、つまりまあ、意地を張っている部分があることをやむなく認めることとなった。だからって受け入れたわけではない。決して。だってこの若造にそんなこと思うのは、何というかこう、駄目だろ。駄目ったらダメだ。そんなのは、私のプライドが許さない。



「うあっ♡ あっつ……♡♡ ンっ♡ んふっ♡ チーズとろっとろ……♡♡」
「か……っんで食べろよ、よく」
「何で倒置法?♡」
 うるさい、きみがそうさせてくるんだろ。
 ダイニングチェアにそれぞれつき、私は用意した食事を頬張る一人と一匹を眺めながら胸中苛々と反論したが、実際に口をついて出たものは「おかわりあるから」という少々つっけんどんな言い方になったいつもの言葉だった。それを聞いたロナルドくんが「やった♡ あっ♡ でも明日の昼飯用に残しとくのも手だな……♡」と顔は眉間に皺を寄せた何てことない悩み顔を浮かべたくせ、やたら残念そうな上擦った声に聞こえたせいで、かっ。……ろうじて私は砂にならずに低く返せた。「五歳児のキッチンスキルじゃ、上手いこと焼き直せないだろ。明日は明日で、何か用意しとくから。今夜の分は全部食べちゃったら」
 ロナルドくんは咀嚼していたものを飲み込み、確かに喉が上下したのに、もごり、唇をもぞつかせて拗ねたように尖らせた。
「ン……♡ そーする♡♡」
 だからやめろってその声。
 私にそんな声で話しかけるな。
 そんな甘ったれた、搾れば果汁かブラッドワインでも滴りそうな声で私に話しかけるもんだから、きみのそのいつも通りの素直じゃない生意気な態度に耐えられなくなりそうになんだろ。いつも以上にだ。普段だってわりと必死なのに、これだといつも以上にか、かわ、「……可哀想って思わない? 私のこと」私はテーブルに突っ伏して言った。
「あ?♡ 何が♡」
「私のこと。一体どう思ってるの?」
「クソ雑魚おじさん♡♡」
 砂ッ。
 一瞬にして塵になった私に若造が追い打ちをかけるようにして笑った。「ヘッ♡ ざあこ♡」……こンのメスガキゴリラが。ジェントル違反ギリギリのスラングが飛び出しそうになったが、ヌーと泣いて駆け寄ってくれたジョンのおかげで規制線を飛び越えずに済んだ。落ち着け、落ち着け。私は紳士。二百余年生きている。相手は五歳児。まだほんの二十何年しか生きていない。……ってことは人間にとったらとっくに大人だろ、成人してる。ってことは私べつにこんな必死になって我慢しなくてもいいんじゃ……
……ドラ公♡」
 テーブルに散らばった砂を、温かく大きな手が遠慮がちに撫で擦ってくる。
「何悩んでんのか知らねーけど♡ おまえの飯、その……♡ 今日もちゃんと美味いよ♡ 飯に関しては♡ か、感謝してる……♡ でも♡ お前が本気で作るの嫌だったら♡ 俺はべつに……♡」 
「あ゛ー……」私が急に自分を可哀想などと宣ったから、きみはそういう勘違いをしてるってわけね。そうかいそうかい、きみってそういうやつだよな、ほんと。これはまあ確かに脈絡のない会話をして誤解させた私が悪くないこともなくもない。あっぶねー。この私が危うく流されるところだった。悪くないだろ私は。「なあロナルドくん、悪いって思ってるなら私の作るご飯大好きって言って」
………………、ドラ公の作るご飯♡ ……だいすきっ♡♡」
 馬鹿か私は。
 自分から砂になりにいってどうする。

「なードラ公♡ なーってば♡」
 うるさい黙れ口を開くな話しかけるな貴様は黙って「筋トレでもしないの、今日は」私に平穏を寄越せ、それがお前のためでもあるんだぞガキが。「だ、だから何で倒置法……?♡」
 食後しばらくお茶をまったり啜っていたロナルドくんは、訝しみながらも「筋トレはするけど……♡」と席を立った。そうだ、そのまま私に構うな。ゴリラはゴリラの生活をしていろ。綺麗に平らげられた皿を洗いながら、気づかれないようにホッと息を吐く。しかしまあよくやる。風呂に入る前に汗を掻きたいからって、食後に軽くと言えどよく運動する気になるな。普通食事のあとって活動する内臓に体中の全ての労力持ってかれるもんじゃないのか? 私には理解できない。
「んっ♡ ふっ♡ ふー……っ♡」
 ざら、耳が砂になった。
 食器を洗っていた手がゴム手袋の中で蠢き皿を流しに落とす。間一髪、私は両手を素早く引いて一歩下がり、塵となった自身を流水に流すというおぞましい結果を招かずに済んだ。ヌーー! そばで洗った食器を拭いてくれていたジョンが一層悲壮な声を上げて泣きついてくる。ああジョン、私の愛しい使い魔。なんて健気で、可愛いんだろう。きみになら。そう、素直にそう言えるのにね。
「ど、ドラ公?♡ 何か音したけど♡ 大丈夫か?♡ まさか流されてねーよな?♡」
「この私が流されるわけないだろうがたかがハート喘ぎのせいでスケベ筋トレにならざるを得ん暴力ゴリラに」
「なんて?♡」
「何でもない……
 わざわざ様子を見に来た若造が私のそばにしゃがみ込んで「……何でもなくはねーだろ♡」と何でもなくはない張本人が眉を寄せて言う。「お前さっきから変だぜ♡ そんなに俺の声♡」口許に手をやり、小声で呟く。「……気持ち悪い?♡」
「ふざけるなよ馬鹿」
 私は端的に罵り、根性で生き返った。「気持ち悪いかだと? ああ気持ち悪いね、きみの声を聞くたびに耳の奥、胸の内側、腹の底がひどくざわついて頭を馬鹿にさせる。けれど勘違いするなよ、その状態異常が慣れず気持ち悪いだけであってきみの声は、いや声だけじゃないが普段からむしろ私にとってきみはカワ──」
「カワ?♡」
「──セミも真っ青なくらい、元気な声してる。うん」
「カワセミは元から青いだろ……♡」
 そんなに俺、声おっきい?♡ と更なる不安に顔をしかめているロナルドくんにそうじゃなくて、と言うにはあまりにも余力が無さ過ぎた。雑魚で結構。意気地なしと罵るには、ちょっと待ってくれ。意気地がないんじゃない、思いやりがあり過ぎるってだけだ。分かるだろう? この二十歳超の子どもにありのまま伝えてみろ、混乱して泣いちゃうかもしれんだろーが。だからジョン、私の可愛いジョン、そんな胡乱な眼差しで見つめないでくれ……
……とにかくきみ、もう風呂入っておいでよ。きみ自身に影響がないにせよ、催眠にはかかってるんだろ。今日はもうさっさと寝て、VRCからの報告を大人しく待った方がいいんじゃない。それがいい」
「でも……♡」
「ジョン、五歳児と一緒にお風呂入ってくれる?」
 つぶらな瞳が私とロナルドくんを交互に見上げ、ロナルドくんのまつ毛が分かりやすく期待に震え頬まで染めて「ジョン♡」とこれは催眠じゃなくマジの声だろうなという甘ったれた声で我が使い魔を呼んだので、呼ばれたジョンは「ヌ、ヌン♡」と世界一可愛い返事をした。まあこれは当然なので正直に言える。私のジョンは宇宙一可愛い。


 
 若造を追いやることに成功した私はすぐさまVRCに電話をかけた。
 そして衝撃の事実を知り、砂になった。
 砂になったまま這いつくばり、何とか棺桶に縋りついて震えた。吸血鬼としての本能みたいなものだ。真実、死を覚悟したとき、やはり自分の寝床で回復したい。
 耳の奥で若造のあの低く掠れた甘ったるい声がこだましている。
 頭の中がまるで沸騰寸前のミルクに血液を垂らしたみたいだ、それは芳しく煮立ち、胸の内側まで下りてきて、腹の底で溜まっていく。でも別にそれは今に始まったことじゃない、もうずっと、いい加減、溜まりに溜まって、喉のあたりまでつっかえてきている。
 ただの一言。たったの一言。
 それを言えれば、この催眠は解けるとVRCの所長が至極億劫そうに言っていた。吸血鬼♡喘ぎ大好きの催眠は、つまり、それを言わせるために言葉尻を甘くしているのだと。でもそんなのは大した問題じゃない。

 問題なのは、催眠をかけられた相手が──この場合はロナルドくんが──それを言われたい相手に対して、♡喘ぎになる、という点。

 つまり、……つまり。

「おーいドラ公♡ 風呂上がった~♡」
「なあロナルドくん。きみ、きみさあ、……私に、“可愛い”って言われたいの」

 ずるっすてーん! 
 ゴリラがすぐ近くで滑ってこけた音がした。
 床への振動で、棺桶に縋りついていた私の塵が舞う。ジョンはきっと一匹で優雅に長湯をしているのだろう、五歳児の烏の行水に着いてきてはいないようだった。「な♡ な♡ なんっ♡」今日一番震えて、上擦った声が叫ぶ。「何バカなこと言ってんだクソ砂ぁ!♡♡♡」
 脳が揺れる。脳どころか、塵の一粒一粒が再生不可能なほどざわめいている。しかし一度溢れたミルクは戻らないし、止まらない。
「私に“可愛い”って言われたいから、可愛い声に聞こえる催眠らしいよ。今度のおポンチ催眠は」
「はあ!!?♡♡♡」
 そうだよな、知らないよな。だってきみ、話も聞かずに私が作ったご飯のために早く帰ってきたんだもんな。カマキリ? カワセミ? 可哀想? 私が必死になって零すのを我慢し、そんな下手くそな言い訳でカバーしていたのも、道化だったってわけだ。
「私には帰ってきたときからきみの声がひどく甘ったるく聞こえている」
「きっ♡ 気のせいだ!♡」
「気のせいなもんか。おじいさまに頼んで今のきみの声を瓶詰めにして棚に飾ったっていいさ、見事なハートの形だろうよ。色は赤かな、青かな、何にせよ触れば火傷することは確かだ。ハハ、でも、うるさいほど眩しいんだろうね。棺桶内の非常灯にしていい?」
「お♡ おれを置いて狂うな♡♡ こっちは混乱してんのに♡♡」
「じゃあ正気に戻してやる。きみは、とても、可愛い」

 棺桶を支えにして再生した上半身を持ち上げる。
 蓋に腕をついて見据えた先、同じく床にすっころんで腕をついているロナルドくんが、「あ、」と思わずといったふうに声を漏らしたあと、爆発的に、顔を赤くするのを、この目でしかと見た。見て、見届けてから、また全身崩れ落ちる。
「す、砂になるほど」
 ロナルドくんが、いつもよく聞く、低いくせに、泣きそうなときは虚勢を張るせいで、変に上擦る声を、出す。
……いやなのかよ。俺にか、かわいいって言うのは」
 言葉尻は、もうあの劇薬じみた甘さを垂れ流していない。搾ったところで出てくるのは涙ぐらいのものだろう、それだって赤い色を抜いた血液だ。私には充分、充分すぎるほどだ。認めよう、何せこちらは貧弱だ、クソ雑魚だ、純然たる血液を飲めば胃が引っ繰り返る。
 きみは可愛いよ。
 さっきのも可愛かったけど、あれは私には過ぎた刺激だった。まあ、たまにならいいかなって思うけど。けど、けどさあ。
 毎日、毎日、夜毎増えては溜まるだけだった“可愛い”が、こんな形で喉から引っこ抜かれるなんて、そんなのはさあ。
 私の主義じゃない。
 じゃあどうするかと言うと、もういっそのこと、これを利用してしまえばいい。そうしたらムカつくおポンチが切っ掛けと言えど、私の手のひらの上でダンスをさせられる。

「ロナルドくん」
 塵のまま這いずり、倒れている若造の目の前で再生した。マントが彼の体を覆う。風呂上がりの肌は瑞々しく、血潮が映え、触れてもいないのに熱かった。皮膚に触ると焦げついてしまうかもしれない、逡巡ののち濡れそぼった髪へと手を伸ばす。
「きみは、かわいいよ。今夜だけじゃない。昨夜も、一昨日の夜も、明日の夜だってきみは可愛い」
「す゜っとぼけ、た、こと。ぬ、ぬかすな。お前の言うことが本当なら、もうハート喘ぎっぽく聞こえてねーんだろ」
「そうだね。いつもの野太い、雄ゴリラの声だ」
「ころ」
「すな。いいかい、夜だけだと思われるのも迷惑だ。朝も、昼も、私がそばにいる限り、私の、そばにいる限り。きみはいつだって可愛い。ああそうだ。きみは可愛いよ。もううんざりだ、この私が我慢するなんて。健康に悪い」
「な、なん、」目を白黒させていた若造だが、ひとつ処理できるところを見つけたのか「お前我慢なんてできたのか」とその点にだけ突っ込んできた。
 バカ造め。そんなだからきみは。
「できてないよ。できてないから、こーなってるんだろ。でもそうさせたのは、きみだ。覚悟しておけ。溢れたミルクを拭かせはしない、全部お前の脳に注ぎ込んでやる」
 もうずっと可愛くて堪らないんだ。
 今夜は開戦の記念すべき日になる。幸い、私にはたっぷり時間があるんだ。若造が混乱して泣いちゃっても知ったことか。何を紳士ぶっていたんだ、相手はあの退治人ロナルドだぞ。
 一生をかけて、この男に溜まり続ける「可愛い」をぶちまけてやる。この真祖にして無敵の吸血鬼、ドラルク様がだ!