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零ミリ
2024-12-09 01:10:57
989文字
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謎時空学パロの実+徳幸+むてらん
植木鉢と元凶組が学生してるよく分からない最悪の学パロです。祖父という認識はあるらしいです。転生なのかも
「宇津木君、そっち創いた?」
「いえ、見つかりませんでした」
俺は今、昼飯の約束をしていたのにもかかわらず何処かへ消えてしまった創を宇津木君と探している。電話にも出ない。下駄箱に靴は残っていたので学内にはいるはずだが、すれ違っているのか中々見つからない。
「あ、あの辺まだ探してないかも。特別教室棟の屋上への階段とか」
「流石にそんなところにはいないと思いますが
……
」
宇津木君はそう言いながらも特別教室棟へと歩き出す。特別教室棟の最上階の廊下で北と南に分かれて俺は北の階段へと向かう。この学校は屋上が基本的に封鎖されているから、まず用事のある人間はいないが、それを利用して人の呼び出しに使うこともままあるのだ。そんなことを考えながら踊り場を曲がると、やはり人影がいた。しかし、それが誰か、ということを認識した瞬間、思考が停止した。
人影は二人。手前が宇津木君のおじいさんで奥が俺のじいさんだ。そしてその二人はキスをしている。じいさんが宇津木君のおじいさんの腰に手をしっかりと回していて、その手が結構大きいんだな、とぼんやりと何故かそんなことを考えていた。
明らかに友人を超えている距離感の二人であったが、それについて追求できる人間はおらず少なくとも俺たちには闇の中だった訳だが、やっぱりそういうことかよ。ていうか学校の中でいちゃつくな。
俺は相当長い時間硬直していたらしく、宇津木君の声が後ろから聞こえてきた。ていうか、あの人たちそんなずっとキスしてるのかよ。学校で。
「原田さん、そっちにいましたか?」
俺は慌てて振り返ってしーっ、と指を唇の前に立てる。こんなものは見なくていい。早く何処かに行ってしまおう。しかし、宇津木君も奥を覗き込んでしまい表情をなくす。俺は小声で宇津木君に話しかけた。
「宇津木君?」
宇津木君は無言で俺の腕を引き階段を降り始める。その時薄ら寒い視線を感じ振り返ってしまった。じいさんの、俺と同じ赤く冷えた瞳と視線が合った、気がした。
階段を降りきり、離れた廊下に着いてもなお無言の宇津木君に耐えきれず声をかける。
「あのー、宇津木君?」
「なんですか、原田さん。早く創を探しに行きましょう」
宇津木君はにっこりと笑う。ちょっと怖くなるような迫力で。
「
…………
宇津木君、強いね」
「なんのことでしょう」
「
……
なんでもない」
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