熾月
2018-08-15 22:48:31
558文字
Public その他
 

まさしくおひさま

フォロワーさんのお誕生日に書いたもの。
ほぼ三十分クオリティで本当に申し訳ない限りなのですが気持ちはたくさん込めたので!!いつか加筆修正します!!

「ヒナタの苗字ってさ、〝ひなた〟とも読むんだよな?」
「え? あ、うん。そうだね」
「うーん」

ナルト君はその後も何度かうんうんと何かを確かめるかのように頷いて、にっかりと正しく太陽のような笑みを浮かべる。何度となくこの笑顔に心臓を射抜かれているけれど、今日はいつにも増して力が強いというか、とても眩しく感じる。かっこいいなあ。

「じゃあ、ヒナタはまさしくお日様なんだな」
「え……? うん?」

ナルト君の言わんとしていることがいまいち掴みきれなくて浅く首を傾げるとナルト君は人差し指を立ててちょっとだけ得意気になって説明してくれる。

「日向はひなたって読むんだろ? で、下の名前もヒナタ。ひなたはお日様のことで、お日様は暖かくて明るい。だからヒナタは名前に相応しいお日様みたいな人なんだなって思ったんだってばよ!」
…………
「どうした?」
「あ、ううん。なんでも、ない……

ふいと視線を逸らす。ナルト君は思い切り首を傾げるけれど、あんなに真っ直ぐに、自分の気持ちを伝えてこられたらーーしかも大好きな人から言われたらとてもじゃないけれど直視なんてできるはずがない。
真っ赤になってしまった顔を隠すように俯いて、けれどにやける頰はどうにもできなくて、結局見つかってからかわれるまでーーあと少し。