バラ肉
2024-12-05 19:38:56
2195文字
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悪食【キャミアリ🔞】

悪食な男に喰われるのは体か、それともーーー。

やってるだけのキャミアリです。
それ以上でも以下でもない(キリッ)

【悪食】



ギシッ
鳴ったのは寝台か。それとも己の体か。

「っぁ、ハッぐっ、ぅう!」
ズリュッ、グリュッ、
内壁を力強く擦り上げる剛直の感触に、アリステラはその衝撃に耐えるよう奥歯を強く噛み締めた。
一向に止まない律動は体の奥を目指して突き進むのみ。知った顔で征服する亀頭はアリステラの良い場所を執拗に突きまくる。

「んくッ……!ぅッぁッ、ああ゛ッ!」

目の前に火花が散るような快楽に、思わず情けない嬌声が上がる。怖くなるほど敏感になった体が逃げようと無意識に腰を引こうとする。
だが、それを叱咤するように胴体を掴む手に力が篭った。力付くで引き戻されたかと思うと、胎内を穿つ動きが激しくなる。

「ひぐッ!アッ……やめッ!んッ、ぅゔ……っ!」

肌と肌がぶつかる音がする度に、上にのしかかった男の汗が散った。遠慮のない荒い息が静かな室内の空気を震わせる。

「ハッ……、ハッ……! アリス、アリステラっ」

普段は無駄に大きな声が、今だけはしっとりと艶を帯びてアリステラを呼ぶ。単なる一人の仲間でなく、紛れもない男の……雄の声音で、愛しげに名前を紡がれる。
凶器のように逞しい肉棒をアリステラに突き刺したまま、マリキータは熱に濡れた視線を組み敷いた人に送った。
……美味いぞッ、お前の中、全部
分からせるように伸びきったアナルの縁に指が這う。

「んあ゛ッ!?」

そのゾクゾクする感覚に、後孔がますます肉棒を締め付けしまう。すると、マリキータの腹筋が微かに震えた。
「ッ……ダメだ。そんなに、したら……
「マリ、キータ……ッ、あッ! んん゛!」
挿入の衝撃から半勃ちになったアリステラの魔羅に手のをばしたマリキータは、咎めるように指先で張り出した雁首をゆっくり撫でた。そうすると久方ぶりに触れられた喜びにコプリッとカウパー液が溢れ、それを彼はさも嬉しそうに鈴口へと擦り付ける。

「んぁッ! ……こっッ」

直接的な刺激に顔を顰める表情は、側から見ればさぞや恐ろしいものだろう。泣く子も黙るオメガマスクは、しかしマリキータにしてみれば自身の欲を高める最高のスパイスでしかない。
目を反らすことを忘れ、マスクの下で下唇を舐める。そのまま上体を屈めると、ビクビクと痙攣する太ももに頬を擦り付けた。

「ッ!」
アリステラ。こんなにカラダ全部で俺を誘うなんて……本当に、お前ってやつは」

グチュッ、グチュッ……
激しい抽送を一旦止め、今後はゆっくり腰を前後に振る動きはあたかも自分の形を教え込むようだ。責める口調とは裏腹に優しい声音はひたすら甘い。
「んッぁア……ぐッ……ッ、あガッ!」
肥大した前立腺を肉棒で刺激しながら、マリキータはいきなりアリステラの体を二つに折るように上体を落とした。
当然、そうなると体勢の変化にやられた方は苦しげな悲鳴が上がる。だが、自分勝手な彼は気遣う振りすらしない。
高ぶる思いのまま、相手の頭の両脇に手をつけば、こちらを苦しそうに見上げる顔を真上から覗き込む。

「だからッ、いいだろう?」

マスクの下に隠された目は、どうしようもほど欲に濡れていた。

(欲しい、ほしい。お前がほしい)

そんな、まるで子供のように露骨なお強請りに対し、アリステラはシーツをギュッと握りしめることしかできなかった。こうなっては何を言っても聞く耳を持たないのは分かりきっている

もうッ好きに、しているだろッ

ならば、許しも何も無い。もう十分に手を付けておきながら、何を今更。
呆れと快楽が入り混じった瞳は、最後の矜持としてギラギラと光っていた。その輝きはこんな場面でも迷いなく煌めいていて、ますますマリキータの心臓をドクリッと高鳴らせる。

ははッ。それでこそ……オメガの至宝だ」

(そう。俺が認めた、最愛の男だ)

「!っんぐッ、うぁんッぁあッ゛!」

高鳴る鼓動へ合わせるように激しくなる律動は、もう絶頂へと突き進むのみ。容赦なく打ち付けられる剛直に、宙に浮いた爪先をピンと伸びる。
苦しさに、その大きな背に爪を立てずにはいられない。この際、皮膚が裂けようが気にしてられるものか。寧ろ、そうしないと意識を保つことさえ出来ないほどの激情にアリステラは飲まれていたのだ。

「ッあ!アリステラッ、好きだ、クッ……! アリ、スッ!」
「ぐぁッ、ああ゛ッ!」

嗚呼、喰われる───。

そう思った瞬間。薄いゴム越しに熱い激流を感じた彼自身もまた、相手と己の腹に挟まれた魔羅からドロリと白濁を吐き出したのだった。



ハァハァ
互いに達した後。荒い息を繰り返しながら。マリキータはさも愛し気にアリステラのマスクを撫でた。

好きだ。愛してる。ああ。俺のアリステラ
睦言はやはり甘い。
甘すぎて、まるで酔ってしまいそうなほどだ。
こんなぬるま湯のよう愛を受ける日が来るなんて、未だに信じ難い。
しかし、マスクの奥から見える眼差しは決して嘘ではなく。
虚勢と使命でガチガチに固められた鎧が溶かされていく。

否、喰われていくような錯覚を覚えた。 

故に、アリステラはそんな悪食な男の手の上に己の手を重ねる。


「全部、食い尽くしてくれよ」


そう祈るように、瞳を細めた。