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haruon1018
2024-12-05 11:13:03
1564文字
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いつかは書きたい12国長晋冒頭
禁軍将軍のmr君✕梅の匂いがするので遊郭に売られたtksgさんの話書きたい
設定詰め込むと読みにくいしで、ずっと捏ねてる
八州の最西端に位置する長州国、齢二十七で王となった元就が国を治めるようになってから、三百年。
先の王の時代は州侯の父の補佐をしていた元就は、王が崩御し国が乱れる中、自身の父も身罷ってしまった。
けれども、民を餓えさせてはならぬと仮朝の伝令を無視し備蓄していた穀物や少しでも民が安心できるように兵に民を守らせたが、それをよく思わない中央の簒奪者に罪を被せられ、流浪の身となった。
だが元就は挫けることなく、自分を鼓舞すると昇山するとそこには己だけの麒麟が微笑み、
伏礼した。
そうして元就が王となると、妖魔に襲われた田畑は五年の歳月を経て麦が育ち、米ができるようになった。
ここまでは、長州の民なら小学で必ず習う。
どこの国の民も同じだが善政を行う王を嫌う民はいない、皆王を尊敬し、そのために働き税を納め、国を支えようと頑張る。
「しかし、最初の五十年は苦労したものだ」
建国以来、王を支えている晋作の父はもう耳にたこができるほど聞いた話を繰り返す
「でもそれを乗り越えたから今の長州があるのでしょ」
「あら晋作、貴方このお話好きだったわよね、よく父上のお膝に座っては話してくれと、せがんでいましたよ」
「母上
……
」
ふふっと笑う母に敵わないと晋作は薬を飲み干すと、いそいそと出掛ける準備をした。
少学へ通うため、晋作は両親達より先に首都へ向かう。
「晋作、父達がいなくとも食事はしっかり摂ってくれ、それからくれぐれも仗身を巻こうなど考えぬように」
「はいはい、ですが父上、晋作はもう十四になります、仗身は不要です」
少学に入る前の上庠から爺ではなく、背幅のある仗身が晋作に付いている。
いくら晋作が官吏の子とはいえ、男子に護衛は入らないと晋作が幾ら口にしても両親は心配だと、普段は晋作に甘いくせに、これだけは許そうとはしない。
初めの子は特に可愛いと云いますからねと爺は笑って話したが、それだけではない理由が晋作にはある。
「病を癒やす薬はいくらでも用意できるが、匂いを消す薬は未だに見つからない」
済まないと頭を下げる父に晋作は、我が儘を云ってしまったと後悔した。
晋作の躯は生まれつき、病がちで梅の匂いを纏っている。
長く、王の下で働いていた父と麟の側仕えをしていた母に子ができるようになったのは、十五年前のこと。
そろそろ子が欲しいと父が口にすると、王は丁度いいと麟と話を合わせて暫し二人を仙から人へと戻した。
そうして生まれたのが晋作だ、そのあとも妹が二人生まれ、あと一月もすればまた赤子が生まれる。
夫婦となってもどちらかが戸籍を移さなければ子が出来ないがここでの摂理だ。
戸籍がバラバラでは里木に祈ることが出来ないからだという。
なので転勤が多く、役職の違う男女は婚姻せずに野合で済ます。
「父上、分かりました、」
長く戸籍のある州で官吏をしていた父だが、そろそろ戻ってくるようにと王から声がかかった。
少学までは戸籍のある州で学ぶのが基本だ。そのため、丁度、上庠を終えた晋作だけ先に戸籍を首都に移したので赤子が生まれるまでの間は親戚のうちに居候することとなった。
「分かればよろしい、宿に付いたら文を書くように」
首都までは徒歩で五日ほどかかる。
騶虞や吉量のような飼い慣らされた妖魔に乗ればその半分以下で向かうことが出来るが、晋作はまだ騎乗を親から許されていない。
騎乗を許せばどこにいくか分からないほど晋作は自重奔放だ。
身体が弱いとは云え、仗身に抱えられるのはまっぴらだし、何より自分の足で色々な世界を見てみたいと思ったのだ。
「では、父上、母上行って参ります」
沓を履き歩む晋作を両親は寂しげに見つめる。
これが晋作とのしばしの別れとも知らずに
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