
最後、なのかとチェスをしてる丹恒(一瞬で駒取ってた)が、何でか穹のスマホ持って操作してて、普通に考えたら
「風呂ってる間に周回してて!」
とか頼まれたンだろうなと思うんだけど、穹の報告したがりな性格から考えると、刃ちゃんにしつこく
「これ出来たよ!」
「これみて、お洒落じゃない!?」
「ベッドおっきいの用意したよ!」
「おっきいお風呂、刃ちゃんでも足伸ばせるよ!」
とか大量の写真と共に送って、半分くらい無視されてたけど偶に
「そうか
……」
「良かったな」
「風呂は入らない」
とかお返事返してくれてた刃ちゃん。
保護者面で(実際そう)
「穹が煩くしてすまない 丹恒」
「いや、別に構わない。いい部屋だな」
みたいな返事に(ちゃんと見てるんだな)とか驚きつつ
「気が向いたら見に来てやってくれ。あいつは見せたがりだからな」
とかあわよくばの顔見たくて口実にしちゃう丹恒とかいいなって思いました。
んで、でっかいゲーミングPCとか、モニターとかあるもんだから銀狼に
「お前が好きそうな物を小僧が作ったみたいだぞ」
て聞いて、更にメッセのやり取り見て、うきうきで刃ちゃんを伴って訪ねてきて、穹と銀狼はオフでもマルチゲーム出来るゲームで大盛り上がり。
刃ちゃんは面倒臭い、を前面に出した面してアイランドテーブルの所で茶を飲んで、果物をちまちま食べてる。
「本当に来たのか」
「来いと行ったのは貴様だろう」
「そうだな。その、泊まっていくのか?」
一向に終わりそうにないゲームの盛り上がり(ウイルスまで参加して二人+1でやってる)を見て、
「そうなりそうだな
……、あいつはゲームとなると夢中になりすぎる」
諦めモードの刃ちゃん。
(あの少女には大分甘いんだな)と思いつつ「寝床はどうする?ここは煩いと思うし
……」
「貴様の部屋にでも来いと言うのか?下手な誘い文句だな、飲月」
「そう言う訳では
……」
薄笑いで言われて顔が赤くなる丹恒。
「あの調子ではあと数時間は帰れまい、その間、俺達も遊ぶか?」
丹恒の顎を指で持ち上げて、にったり笑う刃ちゃん。
余計に顔が赤くなって固まる丹恒。
「ふん、下手な誘い方に意気地もないと来たか、情けないな」
時分の顎をぴん。と弾いて嘲笑する刃ちゃんにむっとする丹恒。
ちらっと銀狼と穹の方を見て、刃の手を掴むとぐいぐい資料室、もとい自分の部屋に引っ張っていく丹恒。
「全く雑な奴だな
……、こんな誘い方では女に嫌われるぞ、飲月」
階段を降りている最中に、後ろで大袈裟に溜息を吐かれて更に丹恒がむっとする。
二段くらい階段を上って刃の顔を掴んでキスすると、
「煩い。何故そこで女性が出てくるんだ。俺はお前以外と付き合う気は無い。大体、飲月飲月と、俺は丹恒だ。いい加減覚えろ」
刃が目を瞠って黙ったのをいいことに、またぐいぐい手を引いて資料室に連れてく丹恒。
パーティールームの扉が閉まると、シャラップが
「お互いに意地の張り合いをするなんて、なんだか青春ドラマを見ているようですねぇ。なにか捩ったジョークとかできませんか?」
「そうですねぇ。青春過ぎれば性春、流石に下品ですね。止めておきましょう」
とかチャーハンと話しててほしい。
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