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三毛田
2024-12-01 12:57:38
1070文字
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アドベント24
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01 01. 手をつないで歩こう
アドベンド1日目
二人で手を繋いで
「丹恒、丹恒」
「どうした」
「ん」
手を差し出すと、不思議そうに俺を見て。
「手、繋ごう」
「だが」
「ゆっくり歩けば大丈夫。それに、街中だから敵はいないし」
「
……
」
それでもためらいを見せるので、左手をそっと掴む。
キッと睨まれたが、怖くない。
本気で睨んできているわけじゃないからかな。
右手にしなかったのは、彼がすぐに武器を取り出せて戦えるように。
俺はワンテンポ遅れても大丈夫。というか、丹恒が全力で走ったら、勝てない。すぐには追いつけない。
というか、場合によっては俺よりも力が強い丹恒がベッドの上で好きにすることを許してくれている時点で、俺は特別扱いされているのだろう。
その事実に、体の奥が温かくなる。それと同時に余計な熱も籠もってしまって。
丹恒は諦めたのか、指を絡めてくる。
「丹恒
……
?」
「こういう繋ぎ方、好きだろう?」
「好き。好きです!」
「ふふ。そんなに張り切ると、夜までもたないぞ」
微笑ましそうに笑い、俺の耳元で囁いて。
「たん、こう先生。ちんちん大変なことになるので、やめてください
……
」
情けない声が出た。
ぱちりぱちりと瞬きして、それからまたクスクス笑う。
ああもう! 俺は簡単に翻弄されてしまう。
「そうか。それなら、ゆっくり帰ろう」
「それもそれで、焦らされてるみたいでちょっと」
「お前は、そういうところが」
「はいはい。説教は列車に戻ったら聞きます。ねえ。デートなんだから、恋人らしいことしようよ」
「例えば?」
「いつもの買い食いはもちろんだけど、今日はさ。揃いのアクセサリーとかを
……
買いたいなって」
「何がいいんだ」
「本当に安い指輪とか
……
それこそ、おもちゃの指輪でもいいから」
左手の指を擦りながらボソボソと告げると、握る手に力が入って。
「
……
」
「丹恒、嫌だった?」
「嫌、ではないんだ。だが」
「もしかして、重かった?」
「失くしたら、ショックを受けるだろうから」
そんな答えに、嬉しくて思わず飛びつく。
「こ、こらっ」
体幹が強い丹恒先生は、軽々と俺を抱きとめてくれる。
「だったら、首から下げられるようにチェーンも買おうよ。もしくは、列車にいる時とか俺の部屋に来る時だけつけて。ね?」
「お前は、それでいいのか」
「いいんだ。丹恒が、俺が贈ったものを身につけて、俺のところに来てくれるのが一番嬉しい」
「そうか。そう言ってもらえると、俺も嬉しい」
「丹恒~! キスしていい?」
「まずは俺から離れてからだな」
そう言って目を細め。
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