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宮城雪夜
2015-06-03 14:43:15
481文字
Public
刀剣乱舞/@saniwaTL
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追憶のハルジオン。
死別ネタ。山姥切×審神者
暖かな陽射しが注ぐ本丸の片隅にその花は咲いていた。
白い花弁が風にそよいで揺れて、まるでこの陽気を待ちわびていたようで。
右へ左へとせわしなく頭を動かす様が彼女の落ち着きのない仕草に似ていて、思わず吹き出してしまった。
あんたがこの世界からいなくなってから、どれほどたっただろう。
新しい主、新しい本丸の生活には慣れた。
他の連中もあんたとの約束通り、前を向いて各々主に仕えてる。
…
闇に堕ち、反逆者となったあんたを手にかけたあの日。
最期の瞬間に晴れやかに笑って消滅していった姿が今も脳裏に焼き付いて。
あんたが言った言葉と、音にならなかった空の唇が今でもこの胸を締め付ける。
『ワタしのさイゴが、キリで、よかった。
…
ありがとう。』
―
アイシテルヨ。わたしの、愛しい人。
俺が役目を終え、刀として眠るその時はどこかで迷って泣きべそかいてるあんたを迎えに行く。
それまで、どうか安らかな微睡みの中で。
―
愛している。俺の、生涯ただひとりの主へ。
・・・・・・・・
闇落ちした主を手にかけた日。また再び会える日を夢見る審神者の追想の話。
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