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宮城雪夜
2015-05-15 23:10:56
3294文字
Public
刀剣乱舞/@saniwaTL
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異世界さにわの本丸営業日誌。(2)~審神者候補改め、審神者です。~【※創作審神者夢有です注意。】
※ご注意※
・本作品は作者の作品を未だにプレイできない憤りと妄想を「審神者が日誌を書いている」
という体で書きなぐった自己満足以外の何者でもない代物となっております。
全体的に短いです。
・基本的に恋愛要素よりも家族感をこってり気味に盛っておりますがそのように見えて
しまった場合はあっさり目にスルーしていただければ幸いでございます。
・一枚目は審神者の日誌、二枚目は追記のような背景のようなあやふやなもので
構成されております。注意。
・以上の注意書きを読んでいただいた上でそれでも読んでやるよという方はどうぞ
お進みください。
・この話以降、刀剣達をアダ名で呼ぶ事が頻発しますので、そういったことが苦手な方も
戻る事をおすすめします。すいません。
異世界さにわの本丸営業日誌。(2)
~審神者候補改め、審神者です。~
○月×日 くもり
昨日の出来事は夢でありますように、と月に祈って眠りに付いたけどやっぱり
夢じゃなかった。
まわりを見回しても自分の部屋とはかすりもしない整頓された和式の一室。
に、狐のねいぐるみと、何に使うかさっぱりな品物の数々。
後で分かったことだけど、ぬいぐるみだと思っていた狐は私の世話役の式神さん
だったらしい。せっかく待っていてくれたのにスルーしてしまった。ごめんねきつねくん。
式神
…
いよいよファンタジーっぽくなってきたなぁ。大丈夫か、私。
すこしお屋敷を見て回ってから、(この屋敷は本丸っていうみたい)きつねくん
とたわいない話をして過ごした。
しばらくして、私の担当の鍛冶さんに呼ばれた。
…
自分以外に人がいたことにびっくりしたけど、彼もまた人じゃなくて式神だって。
ここ、人いないのかな
…
ちょっと人が恋しくなりそう。
呼ばれた先にあったのは学生のとき体験した、工房みたいなところだった。
ここで待ち合わせなのかなって思ってた。
きつねくんがどこからか刀を持ってきて、この中から選んでくださいって。
私が戦うの?って返してしまった。キョトンとしたきつねくんが可愛かった。
言われた通りに選んだ刀を持って、しばらく目をつぶってたら持ってた刀が熱を帯びた
気がしてきたので思わず目をあけたら、いた。
や。この表現は正しくないや。
正しくは、「人?がいきなり現れた」って感じ。
意味分からん。何がどうなってるんだか、ともかく、いた。
彼?の名前は「山姥切国広」というらしい。
…
現れてからの第一声がともかくネガティブだったけど金糸の髪に透き通る蒼碧の瞳が
綺麗で思わず口に出したら嫌がられた。
せっかくかっこいいのにもったいないよなぁ。
あんまりにも卑下するんでちょっと小突いて私にとっては君は君だよ、って伝えた。
正直刀剣や歴史は好きだけど、詳しくはない。
ゆえに写しがどうとか言われてもピンと来ないし。
なので、彼にあだ名をつけることにした。
ここにいるのは彼だし、私だけの刀さんなのだから彼だけの名前があってもいいかなって。
山姥じゃあんまりだし、国広ってつく刀は他にもいるそうだから
間をとって「キリ」と呼ぶことにする。
ちなみに彼等は刀剣のつくも神(刀剣男士というらしい)みたいなものなんだって。
通りで突然現れたわけで。きつねくんが説明するの忘れてたらしいけど、そういうことも
あるよね。許す!なんてね。
明日からは少しづつだけど本格的に審神者として動くことになるらしい。
きつねくんにはまだ色々聞くことがあるし、キリとももっと話をしたい。
あと審神者のこととか、現在の状況も。
明日から忙しくなりそう。
心向けて、頑張ろう!というわけで寝る!
おやすみなさーい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[こんのすけから見た審神者は、こんな感じでした。]
「あー
…
うん。夢じゃなかったかぁ
…
。」
ここは本丸の審神者専用の自室。
私こと審神者専属の式神であるこんのすけは心底がっかりした表情の主様を
布団の裾から見上げておりました。
開け放たれた襖から見た庭には目も眩むような一面の桜色が広がっており、
時折風に揺れて散る花弁はとても美しく儚げだったと後々主様と語ることに
なりますがそれはまた別の機会に。
目覚めた彼女の第一声に、私はどうしたらよいのか反応に困ってしまいました。
上方の方から伺っていた話では彼女は現代ではなく違う次元から連れてこられたのだと。
なんでも中々にじゃじゃ馬
…
コホン、強かな方らしく連行の際に股間を強打された方も
いたそうで、同行していた方々は各々ヒヤリとしたそうです。
そんな事前情報だったため目覚めて早々に暴れ始めたりは
…
という心配をよそにの
一言だったので、呆気にとられてしまったのはここだけのはなし。
しばらくあちらこちらと見回しておられましたが身支度を整えるとスタスタと
歩いていかれてしまいまして
…
。
慌ててお声をかけると私が話していることに気づかれず、またもやキョロキョロと
辺りを確認し小首をかしげておられました。
御前にて挨拶をしてようやく私にお気づきになられておりました。
どうやらずっと人形と勘違いなされていたそうで
…
うぅ、ヒドイ。
その後は本丸の案内と自己紹介を兼ねた会話を少々させていただきひとしきり
話し終えた後、主様の最初の刀剣男士を鍛刀していただくため鍛練所に向かいました。
…
今思い出しても恥ずかしいのですがあまりに主様が楽しそうに質問をされたり、
話されていましたので一番肝心な刀剣男士についてと鍛刀の儀に関する説明をし忘れる
という失態をしでかしてしまいました。
主様は「誰にだって失敗はあるよ」と朗らかに笑いかけてくださいましたが
…
お恥ずかしい限りでございます。
鍛刀の儀は滞りなく行われたのですが、顕現された「山姥切国広」様に対して
…
その。
自己紹介後も鬱々と愚痴をこぼされる山姥切様に、主様はなんと腹に軽くではありますが
正拳突きを繰り出されました。
一瞬のことで山姥切様も大層驚かれたご様子でした。
抗議しようとした山姥切様を制して主様はただ一言「君は、君だよ。」と。
山姥切国広様は霊刀として名高い山姥切様の写し刀でありますので、ご本人もそれに
関していたく気になさっておいででした。
それなのに主様ときたら
「刀剣は詳しくないし、それに本物とか、写しとか。関係ないよ。
私からすれば今在るのは、ここにいる貴方でしょうに。」
と。
何を悩む必要があるの?と言わんばかりに良い放った主様に山姥切様は抗議しようと
していたことも忘れて呆然とされておいででした。
真も偽もなく、貴方で良いのだと。
そう話す主様の表情はとても優しさに満ちておられて。
この時私はこの方が主様となり本当に良かったと思えました。
山姥切様もそっぽを向かれてしまいましたがうっすら頬が赤らんでいたのは
見間違いではなかったように思います。
ふと、主様が何か思い付いたように顔を上げたので何事かと思っておりましたら
開口一番「よし、貴方のことは今日からキリって呼ぶから!」と。
再び抗議に入る山姥切様。
理由は私の刀なのだから、特別にあだ名があったって良いのでは?とのことでした。
山姥切様は渋々受け入れておられましたが
…
なんとも、本にじゃじゃ馬審神者であらせられる。
これからどうなるか皆目見当もつきませんが、悪い方ではないわけで。
夜は三人で主様お手製の晩御飯と南蛮菓子を戴きながらお話をしました。
主様は御料理が得意だそうで、山姥切様もこれには舌鼓を打っておいででした。
私は特に油揚げにお餅が入っているもち巾着が美味しゅうございました。
おでん、という煮込み料理だそうです。
始まりの1日はあっという間でございましたが
…
これから、どうぞよろしく
お願いいたします。主様。
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