立派なガラスケースに展示された化石や琥珀。知らない文字が刻まれた石板。大昔の空を飛び回っていたであろうドラゴンポケモンの骨格。
訪れる度、太古の時代に想いを馳せられる大好きな場所だった。
「■■! お前は母さんと早く逃げ……うっ、ゲホッ、ゴホッッ…!!」
その全てを壊した白煙。煙を吸って倒れた父。母の悲鳴。人々の悲鳴。ポケモンの解放を謳いながら暴挙に及んだ恥知らずの集団。
あの日博物館に行きたいと言わなければよかった。それ以前に化石というものを知らなければよかった。化石なんて好きにならなければよかった。
【ゆるさない】は今でも燻っている。
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.