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三毛田
2024-11-26 22:06:47
1087文字
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1000字2
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23 023. こっちを向いて
23日目 俺だけを見てよ
〝こっちを向いて。俺だけを見て〟
まるで子供みたいな駄々こね。
だけど、これはただのわがまま。
相手を困らせるとわかっているから、口には出さない。心の中で思っているだけ。
「丹恒〜」
「お前なら、いい子で待てるだろ」
「ぶ〜」
膝に頬をつけ、見上げておねだりしたけれど、丹恒はそう言って頭を撫でるだけ。
羅浮の件を解決する前なら、冷たくあしらわれて。更には膝から叩き落されていただろうから、かなり関係は進んだと思われる。
でも、友情から先には進めない。
進みたいと思っても、丹恒が無意識にそれを拒んでいるように思えて。
「はあ
……
」
思わずため息。
ぽんぽんと頭を軽く叩いて、その後優しく髪を撫でられる。
「わかったよ。待ってるから、なるべく早めにしてくれると嬉しいなって思う」
「わかった」
楽しそうな声色。
これでも、俺と彼は付き合っていない、恋人でもない。
これを許してくれるのは、〝親友〟だから。
いや。
親友だったとしても、ここまで無防備に体を預けることを許してくれるわけがない。
「穹、待たせた。部屋に戻るか?」
「うん。キスいっぱいしたい」
起き上がると、丹恒は立ち上がって。彼の細い腰を抱いて、俺の部屋へと戻る。
少し大きめのベッドは、俺と丹恒が同時に寝転んでも広い。
「丹恒」
「どうした?」
名前を呼ぶと、嬉しそうに微笑んで。
改めてこちらを向いてくれると、俺も嬉しくなってくる。
「俺だけを見て」
そう告げながら頬を撫でると、気持ちいいのか目を細め。
「好きだから」
理由を聞かれる前に、こちらから告げる。
「出来ることなら、俺もお前だけを見ていたい」
頬にある手に自分の手を重ねて。
嬉しくて、胸がいいっぱいになって。顔を近づけてキス。
唇を重ね、舌を絡めて。
唇を離すと、糸が俺たちを繋ぐ。
「たん、こ
……
」
「穹、だめ、だ」
丹恒の太ももに股間を擦りつけるけど、丹恒は顔を赤くしながら拒んでくる。
でも、太ももがもぞもぞ動いているので、ほんとは期待しているのかもしれない。
「たんこぉ」
「きゅう、明日は力仕事だろう。終わったら、好きなだけしていいから」
俺の手を取ったかと思うと、股間を撫でさせ。
ごくりと喉が鳴る。
丹恒も本当は期待しているんだ。でも、我慢している。だから、俺も我慢。
「抜き合いも、駄目?」
「だめ」
速攻で断られた。こういう時だけは、速い。
「一緒に寝てやるから、我慢してくれ」
「そんなに反応しているのに?」
「お互い様だろう」
と、むすっとした表情。
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