伊予
2024-11-26 10:19:06
2589文字
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そして誰もいなくなったと大穢のバレ しょうもなオタク感想文

ふせったーからの移行

◆前提
・そして誰もいなくなった、面白すぎる──
恥ずかしながらこの機会に初めて履修したんですが面白すぎてひっくり返りました。お、面白すぎる。名作ってやっぱり凄い。
あとオマージュの仕方が上手すぎて何倍も楽しめたので良かったです。序盤まではかなり和製そして誰もいなくなっただったんだなあ。


◆各キャラクターの対比
・マッカーサーと市場前
 かなり分かりやすい部分だと思う。ていうか初期の言動がまんまそう(途中からは大分違う)。マッカーサーは物凄く愛妻家だったけれども市場前は嫁が助けに来る気配がないらしい。もしかしてマッカーサーと同じようにもう家族は死んで一人で暮らしているのだろうか。職業的に今後アームストロング的な要素も出てくるのだろうか
 書きながら気づいたけど結婚言及あったっけ? 大崎が言ってただけ?
 →指輪してた。本人から妻の言及はない? 忘れてるだけかも。
 市場前が死ぬ前のマッカーサーみたいな感じになったらめっちゃ辛いし怖い。でも見てみたい気もする。

・ブレントと新橋
 これを言うのが新橋ルートではなく有明ルートだってことが凄く良い。でもプレイヤー目線でも、新橋は確かに潔癖でツンケンした人かもな。ブレントの「過ちを許さない潔癖さ」は実際の新橋の犯行理由とも繋がるけど、新橋はされていることが相当なのでちょっと擁護したくなるのが不思議。大崎が新橋ルートで改めて登場人物に当てはめるとしたら誰なんだろう。やっぱり評価は変わらないのかな。
 オーディブルで聞いてたんだけど謎に脳内での映像がブレントだけずっと新橋だった。

・ロジャーズ夫妻と船野
 言及はなかったが、あまりに言動がそれっぽすぎるから。だから何? という話ではあるんですが夫妻両方の要素が感じられて可愛いなと思いました。ていうか元ネタは二人で頑張ってたのに、船野は一人だけで二つの宿面倒見なきゃいけないの可哀想すぎる。過重労働。芝浦実はもう一人の使用人枠だったりした?

・ウォーグレイブと豊洲
 ローレンス=浪蓮(ろうれん)
 ↑なるほどね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 ウォーグレイブもリウマチ患っているらしいし。青海ルートでの話もあったしやっぱり施主なのか? そして誰もいなくなったを履修しながら一番ときめいてたのは今後の豊洲についてですね。早く攻略したい。ここまで怪しいと逆に施主じゃなさそう(個人的には日出くんとの共犯を疑っている)だけど、ガチの悪人がいい。これはただの願望です。ただ、ウォーグレイブは1㎜も後悔してなかったけど、豊洲の罪は後悔なんだよな~。してしまったことに後悔しているのか、はたまた完全に別のものなのか
 豊洲ルート本当に楽しみ!!!!!

・ヴェラと大崎、そして有明
 ここね。
 序盤の感触は完全にヴェラ=有明なんですよね。言動もそうだし、あとヴェラも水関連で人を殺してるし
 大有って物凄く似ていること、寄り添うことの強調がされていて、特にエンドBは有明に大崎が寄った結果なんだなという認識がありまして(逆にAは大崎が大崎らしく在ろうとできた結果だと捉えています)。だからこそ、ミラーリングとまではいかなくともヴェラ=有明のようなところをヴェラ=大崎と自認する描写が、スゴすぎる。だから有明のために人を殺すし、弾劾に選んだ方法が心中なんだとも考えました。ヴェラが最期に行ったことも自死(首吊り)だし。心中は失敗してるが。
 ていうかオマージュ的に心中したら本当に「誰もいなくなった」だったのエモすぎ。

(あんまりそして誰もいなくなった関係ない)
 前編で一番好きな文が「この世はきっと、元来、極楽なのだろう。」なんですけど、それもやっぱり大崎と有明の同一化っぽいところあるように感じる。冠婚葬祭の冠婚が有明なら、天国地獄で合うのも天国の方だと思う。大崎は暗に自分のことも天国の素材だって言ってるんだよね、Bだと。あんなことをした果てのエンドなのに。その歪さとシーンの綺麗さの対比が本当に大好き。大崎も有明も同じ素材でできていて、強くて弱くて壊れやすいんだよな。手を取って、一緒に向かうところは絶対に地獄であるべきだと思いますが…………
 大有ってやっぱ同一化、半身、運命、みたいな側面が強いと思う。それが良いか悪いかといったら間違いなく厄災でしかないんだけれども。
 大崎が島での殺人そこまで引きずってなさそうなところ初読のときは意外だったんだけど↑と捉えるとまあまあ理解のしようがあるように思う。新木場さんの血でリセットかかってるから尚更(言い方)。二人で憎んだ結果の二人の罪だから、「大崎」が過剰に抱え込むことはない。逆に再会してから改めて色々思うところはありそうだけど、どうなんだろうな。


◆その他
・「罪状!」の部分、本来はレコードなんだけれども、いの一番に朗々と読み上げたのが『拡声器』である汐留なのかなり良かった

・「身分を偽って潜り込んだ探偵」はブロアがいるけど完全に要素だけなのかな。フィジカル強というところは大崎にも繋がるが

・そして誰もいなくなったは「本来裁けない罪」がキーだけど、大穢は普通に裁ける罪っぽい?⇒証拠不十分で裁けない、という面はありそう。実際有明は逃げ切っている。新橋が微妙なところ。青海はそもそも罪犯してない。

・大崎はどこまで読んだのか:「呪いを愛と」は大崎の解釈っぽい? 自分が犯人ならという想定があるならブレントが死ぬところまでは読んでいたのだろうか。半分くらいか? 面白かったから読んだ方がいい。

・ていうか看取りキャンセル有明ホラーシーンで「呪いを愛と呼んだ罪であなたを弾劾する」みたいなところ、自認していた罪の割に有明に言っているように見えるから、やっぱ大崎=ヴェラ=有明の図式は(私の中では)固い気がする

・大静双子説全然有力だから有明と静馬で別方向から大崎を取り合うキャットファイト死ぬほど見たいよ~。有明並みの運命力持ってそうなのってやっぱり静馬かなと。

・拳銃持ってたり有能な感じだったり、青海を当てはめるとしたらロンバートなのかな?と思う。ヴェラと最後に相対してたのもロンバートだったし。ちょっと無理矢理か。