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supli12
2024-11-24 14:26:55
2277文字
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スタンリーの所在は基本的に分からない。
所属の基地は分かるが、一旦派遣されれば任務地で過ごす。数か月事の纏まった休みにゼノの家に帰って過ごす。ゼノもなるべく合わせて休みを取り過ごすのが二人の休暇の取り方だった。
スタンリーはベッドのシーツを洗濯した。余りにも天気が良かったので乾燥機ではなく太陽光の下に干した。休暇は始まったばかりで、久しぶりに会ったゼノと抱き合った。ゼノが頑張ってくれたので無理をさせてしまったが、思い返すと必死に応えようとする可愛らしさに口角が上がる。
寝室のクローゼットを開けて新しいシーツを取り出す。そして見つけた。クローゼットの上の段に置いてあるケースの中のカラフルな。
全く隠していないケースの中に鎮座しているオナニーグッズ。スタンリーも知ってはいる、日本が誇る高性能なオナニー用ホールだ。
謳い文句は高性能高品質、ゼノが好きそうだな。最初の感想はそれだった。ふと不思議に思ってケースを覗き込む。いくつもあるオナホとゼリーの奥に一つだけ目的のものを見つけた。スタンリーのものよりも一回り小さいディルドだった。
それ以上見ることはせずケースを元に戻す。当初の目的のシーツを取りだしてベッドメイクしていく。軍隊仕込みなので一瞬で終わり、スタンリーはリビングへ戻った。ボトルの水を飲みながら思うのはゼノの事だった。
昨夜は最高だった。全身に触れながら丁寧に慣らしてから挿入すると震えながら喘いだ。達して、くたりとした身体でそれでも止めないでと強請られて、無理をさせてるのが分かっていても甘えてしまった。奥で小刻みに揺らした時の唾液も飲み込めないで泣くのに神経が灼ける程に興奮した。
ゼノは身体のなかでの快楽を知っている。互いの協力の元そうしたからだ。新たな関係を築く時にベッドでの話に及んだ時、キスをした時屹立したスタンリーのペニスを見たゼノの顔は強張っていた。
「絶対に僕がトップの方が効率がいい。君のそれが僕に入るとは思えない」
若干青ざめた顔でゼノは言った。なんだそのモンスターはとの呟きは聞こえなかった振りをする。
「
……
千メートル走でよくね?」
「
…………
君ね」
「じゃコイントス。イカサマ防止に俺が投げるけど」
「スナイパーの動体視力にどう対抗しろと?」
「だめ?」
最後に小首を傾げた美貌に覗き込まれて惚れた弱みでゼノは許諾してしまった。結果コイントスで全敗した訳だが一勝もさせなかった辺りスタンリーの本気度が見えてゼノは腹を括った。まあ良いものが見れたと思おう。なりふり構わないスタンリーなどそうそう見れるものではない。
そのような経緯でゼノはスタンリーのもので身体を暴かれる快楽を知っている。気持ち良さそうに喘いで縋りつくゼノを抱きしめるのは何より代え難くスタンリーを捕らえる。
会えない間、ゼノは自らを慰めるのにどうしているのだろう。そのあたりの事情をどこまで踏み込んでいいのか。さっきのディルド使ってるとこ見てえな
……
、見せてくんねえかな
……
。
そんなことを思いながら部屋を片付けて自動掃除機を掛ける。ゼノは休み中今日だけは外せない仕事があると苦虫を嚙み潰したような顔で出掛けて行った。早く帰るよと言われたので早めに夕食の下拵だけしてしまおうとキッチンへ向かった。
言った通り早めの帰宅だったゼノと夕食を食べ寛ぐ。
「そういえば」
そう言って席を立ったゼノがリビングのソファのスタンリーへ原色の箱を渡した。
「中々の品質だったからあげるよ。試してみるといい」
衒いもなく笑ってオナホを渡してくるゼノからそれを受け取る。幼馴染はこれだから。
「
……
使ってみたん?」
「そりゃね」
「満足した?」
「この方面における日本の技術は素晴らしいね。執念を感じるよ」
スタンリーはゼノに手を伸ばして抱き上げる。驚くゼノを自分の膝の間に座らせて抱き締めた。
「ねえ、聞いていい?こっちってさ、オナる時触んねえの?」
足の間に手を入れて奥をそっと撫でる。その手をぺしりと叩かれた。
ゼノの顔を見れば平然とした顔をして見返してきた。
「
……
スタン、君は分からないかもしれないけどね、そっちでするのは面倒だし疲れるんだよ。ただの処理くらいでしたくない」
「あのディルドって使わねえの?」
「
……
しまった、隠しておくのを忘れてたな
…
」
「そりゃあんな無造作に置かれてりゃな」
「仕舞い忘れた僕が悪いがこの話は止めにしないかい?僕にも羞恥心はあるからね」
「聞きたい。だめ?」
「可愛い顔をすれば望みが通ると思わない方がいい」
可愛いのはあんただろ、見返すとゼノが目を逸らす。少しだけ目元が赤くて、みぞおちを掴まれるように甘い痺れが落ちる。
「
…………
どうしても君としたいなって時くらいしか使わないよ」
「
……
見たい」
「言うと思った。何で君がいるのに使わなきゃならないんだ、君の代わりに使ってるのに本末転倒だろう」
「
…
あー
……
、さすがゼノ、急所に来たわ
…
、うん、見たいけど見なくていい、触らせて
…
」
スタンリーの顔を見返して、ゼノは少し笑って、仕方ないねと囁いた。
基地の住居で、スタンリーは高性能のオナホがバッグの底に忍ばせられていたのを発見した。幼馴染の意趣返しに笑って、そういえばこれを使う時のゼノのネタを聞くのを忘れた事に気付いた。
後日、それを聞かれたゼノに「君が僕の中で気持ちよさそうにいくところ」と言われて、金の髪の美貌の男は天を仰いだ。
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