Dr.ギャップ
2024-11-23 14:47:25
3238文字
Public
 

『鴉の巣』組版で使ったWord機能まとめ

twst俳句とイメ季語の本『鴉の巣』およびおまけペーパーの入稿データを作成する際に使用したWordの機能についてまとめています。

 はじめに

『鴉の巣』通頒ページ
サンプルとして公開している写真で、印刷後の見た目の確認ができます。

書式サンプルデータ配布ページ
『鴉の巣』入稿データをもとにした書式サンプルデータを配布しています。
Word(入稿データ作成・各種設定確認用)とPDF(印刷イメージ確認用)の2種3点を配布しています。
各種同人誌制作にご活用ください。ただし、いずれのデータも再配布は禁止いたします。

※注意※
自分はWordの諸機能に明るいわけではありません。もっと効率の良い方法が他にある可能性が高いです。
とはいえ、Wordに強いわけではない自分が四苦八苦しながらも、本としてはとても良いものを作ることができたので、もし他の人の参考になれば嬉しいし、未来の自分のための覚書になればと思って公開します。
各種設定について質問などあれば、マシュマロやDMなどでお問い合わせいただければ対応いたします。ただし、あくまで自分が分かる+覚えている範囲のことしか回答できません。【Word+(機能名)】での検索も試してみてください。


 使った機能たち

・【▶詳細】をクリックすると本文が表示されます。
・各画像はクリックすると拡大表示されます
・だいたいみなさん知ってるだろうな~という内容は省いています

ページごとに別のフッターを設定する
【俳句+イメ季語作文】で構成されているページについて、イメ季語作文はフッターに入れています。そしてフッターは原則としてすべてのページで内容が統一されるよう設定されているので、俳句(=ページ)ごとに別のイメ季語作文を入力するためにセクション区切りという機能を使っています。俳句(=ページ)ごとにセクションを区切ることで、それぞれのセクション(=ページ=俳句)ごとに異なる内容をフッターに入力できるようになります。

*セクション区切りを挿入する
レイアウト>区切り>セクション区切り:次のページから開始
 ※新しくページを追加する場合。すでにページがある場合は、セクション区切りを追加したい場所にカーソルを移動させて「現在の位置から開始」になるかなと思います。


*フッターに文章を入れる
挿入>フッター>フッターの編集




■ この設定だと俳句部分とイメ季語部分をセットで別のページに持っていくことができません。俳句とイメ季語作文をそれぞれコピペで任意のページに連れていく必要があってかなり面倒です。どうしても移動させる場合は見開きをワンセットと捉えて移動させるのが吉です。フッターは偶数ページ同士、奇数ページ同士で連動している感じがするので。
■ イメ季語作文の入力にはテキストボックスを使う案もあったのですが、ページごとに位置が狂ったら困るな……ということでフッターを採用しました。
■ フッター関連では余白広め+下からのフッター位置低めの設定も使用していますが、余白が狭くてもフッター自体はたっぷり入力できるみたいです。


小口側のページ端に章タイトルを入れる
*ページの左右端へフッター?を追加する
挿入>ページ番号>ページの余白>縦,右 or 縦,左




■ このテキストボックスに入力した内容を編集したいときは、フッターやページ番号をダブルクリックするなどして、ヘッダー/フッター ツールを開くと編集できるようになります。該当のテキスト位置をダブルクリックしても反応しません。
■ 配布している書式では、この箇所は奇数ページと偶数ページでそれぞれ独立しているので編集時にご注意ください。
■ 個人的なこだわりですが……初期位置からテキスト位置を調整する際、テキストボックスを任意の位置に動かすとそれぞれのページで位置がずれないか不安だったので、テキストボックスの端を用紙の端/フッターの端に揃える+テキストボックスの大きさを変更することでテキストとページ端の間隔を調整するという方法を使って、ずれが最小限になるようにしています。


ページの中心に俳句を置く
*文書を中央寄せにする
レイアウト>ページ設定>その他>垂直方向の配置「中央寄せ」 + 設定対象「文書全体」
 ※セクション区切り設定後にページ設定のダイアログボックス(ウィンドウ)を開くと、設定対象「このセクション」になっていることがあるので「文書全体」に切り替える。




■ 一行書き専用というわけではないので、複数の俳句や短歌をページ中央に配置したいときにも使える設定です。


行間を広くしたり狭くしたりする
*行間の調整
ホーム>段落>インデントと行間隔>行間「??」+ 間隔「??」
 ※行間のプルダウンと間隔の数値は適宜調整してください。




■ ここでは【「春疾風」とリドル・ローズハート】の段落(行)のみ行間が広くなるよう設定しています。これによってイメ季語作文の見出しと作文本文の間にスペースができています。


本文を2段組にする
*2段組
レイアウト>段組み「2段」


レイアウト>ページ設定>文字数と行数>段数「2」+ 設定対象「??」
 ※1段組のページと2段組のページを同一ファイル内で混在させたい場合は「設定対象:これ以降」を使ったり、「設定対象:このセクション」をセクション区切りと組み合わせて使ってください。




■ 自分はページ/セクションごとに異なる段組設定ができることに気づかず、1段組パートと2段組パートをそれぞれ別のWordファイルで作成し、PDF変換後に結合しました。


文字色をグラデーションにする
おまけペーパーの作成で使った機能です。

*フォントの色(グラデーション)
ホーム>フォントの色>グラデーション>その他のグラデーション>文字の塗りつぶし「塗りつぶし(グラデーション)」


■ 右手側のツールバーから、グラデーションの色やグラデーションのかかる方向を設定することができます。
■ 公式画像などと同じ色を使用したい場合は以下の方法を使っています。
PowerPointを開いて適当な図形を挿入→図形の塗りつぶし>スポイト→クリックしっぱなしの状態でパワーポイント画面からスポイトを持ち出して、画面上の好きな箇所から色を抽出→図形が狙った色に塗りつぶされたら図形の塗りつぶし>塗りつぶしの色でダイアログボックスを開き、ユーザー設定タブの「Hex」欄からカラーコードをコピーする→Wordファイルに戻ってフォントの色>その他の色>ユーザー設定の「Hex」欄にコピーしたカラーコードを入力する
■ WordからPDFに変換するときに文字色のグラデが消えてしまったので、画面のスナップショットで画像として保存→画像をWordに貼りつけの形で入稿用データを作りました。


その他の小ワザ
■ 綴じ部分の余白とページ番号を自分で設定するのは不安だったので、印刷所が配布しているテンプレートを改造する形で書式を作りました。
■ ①「表題紙~俳句+イメ季語作文パート」と②「キャラクター別俳句一覧~奥付」は別のWordファイルで作成し、それぞれPDF形式で保存したのちにフリーのPDF結合サイトを利用して一つのPDFファイルにまとめています。1段組と2段組を混在させられることに気づかなかったのと、それぞれで余白の広さが異なっているためです。
■ 2ケタ以上の数字(半角)が倒れないように縦中横を使っています。
■ 章扉や白紙ページからページ番号を抜くのが難しい時は、文字色を白にするorページ番号の上に図形(白で塗りつぶし)を置くことでページ番号が見えないようにしています。
■ ルビのフォントやポイント数、親字との間隔を調整する際にはAlt+F9でフィールドコードを表示し、適宜編集したはずです。記憶がおぼろげで……
こちらのサイトなど参考になるかなと思います。



以上、お役に立てば幸いです!