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頻子
2024-11-23 03:11:06
1871文字
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Elin
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947042
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ちゃんとお世話しなさいね(Elin)
ロイテルもペット判定が入っていてフィアマに復活させられるよネタ(β)
修正が入る前に書いておこうね
ロイテル夢(仲良しくらい)
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
デフォルト
拠点の人間が寝静まったころになると、どこからか涼し気な虫の声が聞こえた。
「アッシュ?
――
アッシュ」
エイシュランドは器用にも、半分寝たようでもありながらもたき火に枝を足していた。フィアマは微かな微笑みを漏らし、アッシュのギターを火から遠ざけると、割り当てられた寝床に身を横たえた。
デフォルト
が取得した、まだ開拓の進んでいないこの土地は、床も寝具も急ごしらえだった。藁でできたベッドは、お世辞にも寝心地が良いとは言えないけれど、フィアマはそういったことにも慣れていた。この旅路は決して楽なものとはいえない。岩肌の隙間に身を寄せ、雨風を忍んでただ目を閉じて身を休めるだけのときもある。それと比べれば、寝床があるだけましだった。
それに。この簡素さゆえに、寝転がると地面ととても近くなるのだ。
大地はいつも一続きで、いろいろな気配に満ちている。
妖精の笑い声。ハウンドのブレス。イークたちの持った武器のこすれあう音。
便利さと引き換えに、いずれ遠ざかって、聞こえにくくなる音と気配。フィアマはただ、それらに耳を傾けていたが、不意に、近くからがさりと音がした。
「誰
……
?」
侵入者だろうか。それとも
……
。
アッシュを呼ぼうかと思ったが、拠点にいるポピーや、その他の滞在者は、この気配には全く反応していないようだった。
フィアマは、いつでも対応できるように弓を引き寄せると、しなやかな指を添えた。
不審者の正体は、開拓監査官
――
ロイテルだった。
「ロイテル?」
「ひっく
……
」
ロイテルが地面に落っこちていた。あたりには空き瓶が散らばっている。ずいぶんアルコールの匂いがする。酔っぱらっているようだ。
「あ、フィアか。どうした?」
「
……
何をしているの?」
「なんだ。何って、酒くらい飲んだっていいだろ? なんたって、あれだ。お先真っ暗だ。
デフォルト
は頑張ってくれているが、借金を返すどころか、税金でいっぱいいっぱいだ。ろーせ、にせんまんおれんなんて、むりむり。ははは」
「
……
そう」
フィアマは冷たい目でロイテルを見据えた。
「何も言わないのか? なんだ、わかってるんだ、私だって
……
」
そういってぐびりと酒瓶から酒をあおったものの、後ろめたくなったのか、座り直して、コップに注ぎ直してぐいっとあおった。
「はあ
……
。飲むか?」
フィアマはただ黙って首を横に振った。
ロイテルは「そうか」と言って杯をあおった。
大の大人として、説教をされるのも辛いものがあるが、何も言われない、というのもなかなか身に堪えるものがある。2000万オレンという莫大な額の、現実的ではない額の借金。
返し切って見せると意気込んではみるものの、やはり並んだゼロの数がまず現実的ではない。ほんとうは誰からも期待なんてされていないのではないか。後ろ向きなことを考えていると、
……
なんだか、どうでもよくなってきて、つい、ここ最近のロイテルは酒に逃げてしまっている。
二日酔いに苦しみながら作物の収穫について考えていると、フィアマと
デフォルト
が何か話している。
「
デフォルト
、いい? 世話はちゃんとするのよ」
(うん?)
デフォルト
がフィアマにつかまって、お説教をされている。
デフォルト
はしゅんとして、素直に言うことを聞いている。行き倒れていたところをすくってもらった関係か、フィアとアッシュには頭が上がらないようなところがある。
(
デフォルト
のやつ、一体何をやらかしたんだ?)
ロイテルは、好奇心半分、同情半分で近づいて、そっと聞き耳を立ててみた。
「食べすぎも、お酒の飲みすぎも、ちゃんとあなたから注意して。変なものを食べないように、拾い食いを禁止するのもあなたの仕事よ」
ははあ、さてはペットの不品行で説教を食らっているらしい。
(まあ、ペットは飼い主に似るというからな
……
)
「あなたが、ロイテルの面倒を見るのよ」
同じように怒られるダメな仲間がいて嬉しいような、自分は説教をされなくて少し寂しいような。奇妙な気持ちになっていたロイテルは、フィアマのセリフを聞いて思わず酒を吹き出した。
「ちょっと待て、なんで私の名前が出てくるんだ!」
しかも、
デフォルト
のほうは
デフォルト
のほうで、しっかりと「気をつけます
……
」と答えている。
「自分の方から言って聞かせます、ってなんだ? あ、こら、酒で粘土を作るな、もったいない」
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