ひだりがわ
2024-11-22 23:07:44
6617文字
Public タケ道
 

道流が女装するタケ道(webイベント公開用)

普通にあれもこれもしてたら間に合いませんでした!!!!!!
どうしてもすけべを出したいのですけべチラ見せまで載せておきます。
途中飛んでるところもあるのでまた完成版を上げるか本にすると思います…

『奇跡の一枚! 315プロダクション・アイドル大変身』
 そう題された動画が投稿されて3日、再生数とSNSでの反響がすごいということは、ゲームに関すること以外であまりそれらを活用出来ていないタケルにもよく分かった。
「いやあ、ホントかわいいよなあこの道流!」
「師匠〜、そんなに何回も流さないでください」
 流石に恥ずかしいッスよ、と笑う道流の前でプロデューサーが動画のシークバーを弄りながら揚々と語っている。
「だってすごいだろこの完璧な女装! 咲達の技術ももちろんだけど道流のポテンシャルも高いんだよなあ」
「いやいや、自分ゴツいッスから。3人の努力のおかげッスよ」
 ワイワイと盛り上がる二人を横目に、公式アカウントで投稿された写真をタップする。
 いつもより僅かに色白に見える健康的な肌色に、こちらもいつもより更に大きく見える丸い目とピンクみのあるベージュのリップが映え、ふわふわとしたセミロングのウィッグが男らしい輪郭を隠し、腰よりも少し高い位置でリボンのようなものが結ばれた裾の広いワンピースが彼の恵まれた体格を女性らしいシルエットに見せている。
 所謂メイクやオシャレといったものに詳しくないタケルにはその程度しか分からないが、きっと細かい部分まで様々な技術が施されているのだろう。しかしプロデューサーの言う通り、道流だからこそ──
「道流だから似合ってるんだって! かわいいぞ道流! いつもの男らしい感じとは違う色気まで……
「し、師匠〜それくらいで……はは、ありがとうございます……
 熱の高まったプロデューサーの言葉に道流が眉尻を下げて笑う。困っているようなその顔は彼が本当に照れている時のそれだ。
……俺も、かわいいって言ったけどな)
 動画が公式に上がる前、咲が送ってくれた写真を見てタケルはすぐに「写真見せてもらった、すごくかわいかったしきれいだった、さすが円城寺さんだ」ということを面と向かって道流に伝えた。しかし、
『本当か? いやあ自分でも驚いたんだが、咲達のおかげでなんとかそれなりの出来になって良かった!』
 等と言って笑う道流は、全くいつも通りの楽しそうな顔だったのだ。
 その時は何とも思わなかったその時の笑顔を思い出してなんとなく、納得がいかない。今プロデューサーの止まらない賞賛に緩められた顔と比べて。行き場のないものを逃すように、深く息を吐いて身を捩った。
 タケルのその仕草が目に入ったらしい道流が時計を見てあっ、と声を出す。
「師匠、本当にそれくらいで勘弁して欲しいッス……! ほら、自分達そろそろ出ないとなんで!」
「ああそっか! じゃあ行ってらっしゃい、タケルも頑張って来てくれな!」
……ああ、行ってくる」
「ほら漣も、起きろ起きろ〜」
……ン、ァア? ったく、やっとかよ……
 寝起きの漣を連れて三人、連れ立って事務所を出る。まだ目を擦っている漣に次の仕事について道流があれこれと話をする。聞いているのかいないのか、欠伸をしている漣の反対側を歩きながら、タケルは道流の広い肩を見ていた。
 
「もう一回女装して欲しい」
 休憩中、道流と二人きりとなった控え室でタケルは話を切り出した。漣が置いていった菓子の食べがらを片付けていた道流がきょとん、と目を瞬かせる。
「え? 女装?」
「急に頼んで悪い。……今度俺か円城寺さんのとこでこの間みたいな女装をして見せて欲しい」
「おう……
「やっぱり嫌だろうか」
 頭を掻きながら道流が緩く笑う。
「あ〜、嫌というわけじゃ……どうしたんだ、そんなに気に入ってくれたのか? でもあれはメイクや撮影技術なんかもあってこそのものだからなあ」
「もちろんあの動画の姿そのままじゃなくて大丈夫だ。化粧とかできる範囲でいい、ただ円城寺さんの女装を今度は映像じゃなくて直接見せて欲しい」
「はぁ、しかし自分で用意するとなるとどうしてもゴツ………た、タケル」
 道流がはた、と顔色を変えた。
「どうした?」
「お前さんいつの間にかそういう趣味が……? いや、自分は否定はしないし恋人としてタケルが望むなら出来る限り頑張りたいとは思うがしかしなかなか」
「待ってくれ!」
 絶対に勘違いをしている道流を両手で静止する。
「多分、今円城寺さんが考えているようなことじゃない!」
「そ、そうなのか?」
「ただ俺は……かわいかったから、もう一度見たくて」
 そう言ってきゅ、と口を結ぶ。そんなタケルを見下ろしながら道流もうーん、と唸っている。
 ──やっぱり、嫌だろうか。
「まあ、そんなに言ってくれるなら別に構わないが」
「えっ」
「うん、いいぞ。タケルにだけ見せるなら」
「いいのか……?」
 思いがけずあっさりと受け入れられた。道流の顔を見上げればけろりとしている。 
「しかしそうすると……服とか化粧品とか調達しないとな」
 先日の撮影時に使用した諸々の品は、当然経費で購入された事務所の所有物(一部は咲達の私物)だ。確かに『私用』でそれらを借りることは難しいし、色々とアウトだろう。
「俺が言い出したことだから俺が金を出すよ」
「いや! ……それはなんだか、すごく、……いやありがたいが自分で買っておくから大丈夫だ……
「そ、そうか」
 苦いものでも口にしたような顔で断る道流にひとまず引き下がる。大人として色々と考えるところがあるのだろう。
「どうせやるのなら多少準備もしたいからな、しばらくオフの日も少ないし……タイミングのいいところで自分から連絡するってことでも構わないか?」
「大丈夫だ。俺はいくらでも待てるから」
 おお、じゃあ期待には応えないとなあ、と笑う道流はやはり楽しそうだ。
 ──なんか、ノリノリだな。
 いや、嫌がらせてしまうよりはいいだろう。そう考えてただその日への期待に胸を膨らませた。
 
「じゃあ着替えてくるから……化粧もするから時間がかかるが、自分が出てくるまで決してのぞいたらダメだぞ?」
 救われた鶴のようなセリフを残し、道流は襖の向こうへ着替えに行った。あれから三週間、約束通り道流は準備が出来たと言ってタケルを家に呼んだ。
 今この襖の向こう、洗面所ででも道流は準備をしているのだろう。服を着替え、化粧をして、それは自分に見せるためだけに。
 そう考えるうちに、聞こえないはずの衣擦れの音が聞こえる気がした。道流が住むアパートは家族向け物件らしくそれなりに広さがあり、廊下とドアで隔てられた洗面所からその程度の音が聞こえるはずがないのだが、襖一枚を隔ててすぐそこに道流がいるような気がしてしまう。そして自分の中では緊張と共に熱が高まって行くような、そうまるで、
(なんか、ヤる前みたいだ──)
 瞬間、ガシガシと頭を掻いて、邪な考えを霧散させる。
 期待のあまり緊張しているから余計なことを考えるのだ。今日は断じてやましいことをするために道流に女装をしてもらう訳ではない、決して──
 しかし静かな居間で一人、そわそわとして意味もなく襖を見てしまう自分に気づき、何かしら音が欲しいとテレビをつける。適当にチャンネルを変えていれば、ちょうど同じ事務所の神速一魂が出演したバラエティ番組が流れていた。
 司会が朱雀の肩に乗るにゃこの話を振り、愛らしい子猫の顔がアップとなる。朱雀と玄武の二人も軽快にトークを回しており、事務所の仲間が楽しそうに仕事をする姿にわずかに緊張がほぐれた。
 
「タケル、一応出来たぞ……入っていいか?」
 足音と、それから襖越しにかけられた声にタケルの体がビクッと反応した。
「あ、ああ。どうぞ……
 テレビを消して襖に向き直る。その目の前でスッと襖が開いた。
………っ!」
「ンンっ……ど、どうだ? 我ながらそこそこの出来にはなったと思うんだが」
 はにかむ道流の顔は動画の時のように化粧が施され、元々男らしくも優しげな顔立ちが、甘い垂れ目が特徴的な華々しいものとなっている。ウィッグが馴染んだ肩下までの髪は緩くウェーブを描いており、黒のハイネックインナーと合わせて輪郭と首元を自然に見せている。ゆったりとしたオフショルダーのワンピースが作る末広がりのシルエットと、黒いタイツを履いているらしい大きな足がチラリと見えるのがまた、とてもそれらしく見えた。
……すごい、動画の時と変わらない……いや、もっと綺麗だと思う」
「そ、そうか? 流石にそれは……加工も無いし……まあ確かに化粧は練習よりも上手くいったな! 喜んでもらえたなら勉強してきた甲斐があった」
 タケルの賞賛の言葉に道流もホッとしたように顔を綻ばした。
「本当にすごいな……化粧も服を選ぶのも円城寺さんが自分でやったんだろう?」
「ああ。動画を撮った時になかなか面白くてな、化粧の仕方とかは少し咲や春名に教わっていたから、自分でもメイク動画を色々見たり基本を勉強してみて……この服もモデルさんの動画を参考に選んだんだが」
 かわいいよなあ、と道流がワンピースの裾を持ち上げながら楽しそうに語り、タイツに包まれた太い脚があらわになる。
 逞しく鍛え上げられたそれが黒く透ける布に包まれているのを見て、タケルの腰にずくんと響いた。
「おっと、ダメだな中が見えちゃ」
 道流が苦笑いを浮かべながら淑やかに裾を撫でて戻す。
「え〜っと、どうする? 写真でも撮るか? 少し恥ずかしいが今回は特別に撮っていいぞ?」
 最早楽しくなってきたらしく、ノリノリでポーズを取ろうとしながら道流が顔を覗き込んでくる。
 確かに写真は撮りたい。撮りたいが、既にそれどころではなかった。
 それでもなんとかスマホを手に取り道流へ向ける。
「じゃ、じゃあ何枚かいいか?」
「いいぞ〜」
 数枚写真を収めれば、上手く撮れたか?と道流が身を寄せてくる。
「え、円城寺さん」
「おっ……う〜んこれは体格がわかりやすくて微妙か? こっちはなかなかいいな!」
 ウィッグの長い毛が肩に触れ、ほのかに甘い香りが鼻腔をくすぐった。
 間近で見た道流の顔は化粧が施されていても確かに彼のものだと分かるのに、いや分かるからこそ、このまま触れてしまいたいという欲が湧き出る。
「タケル」
 低くて、優しい聞き慣れた声に、最近聞き馴染み始めた甘い響きを込めた囁き。
「次はどうする?」
「どうって……
 視線をスマホに落としたまま、顔が見れない。見てしまえばそのまま欲に流されてしまう。
「せっかく自分も準備したからな、タケルは他にしたいことあるか?」
「そう、だな……でも俺は見たいだけだったから、その」
「というかだな、正直そういうことをヤるつもりでいたんだが違ったか?」
「円城寺さん⁉︎」
 真っ向からの物言いに高い声が出た。
「おっ、俺はそういうつもりで頼んだわけじゃないんだ……!」
 とりあえず弁解しようと口を動かす。先日の道流の勘違いのように、『色々とやらしいことを試したい年頃』などと思われていたらとんでもない。
「そうだろうな、分かってるぞ。……しかし今は……?」
……
 そう聞かれるとと否定はできなかった。嘘は言えない。
「大丈夫だタケル。自分も男だからな。分かるぞ、男は誰だっていつもと違うシチュエーションには興奮するもんだろう」
「そうだろうか……
「自分なりにタケルの好みに合わせた仕上がりを目指したし」
 その好みは一体いつの間に探られていたのか。小さな不安がよぎるが、今はそれどころではない。ないし、正直好みだった。
「あと良い匂いがする髪がこう、自分の首とか肩に触れるとドキッとするよなあ」
……した」
「だろう? やって良かったな!」
 ニヤニヤと、下品ではないが楽しそうな笑みを浮かべ、道流がタケルを抱き寄せる。
「自分は期待してたからな」
 言って、一変してふにゃりと眉尻を下げて口角を横に引き攣らせ、照れくさそうにする。
 ──その顔を見て、したいことがあったと思い出した。
「円城寺さん」
 真っ向から受け止めさせたくて肩を掴む。掴めばそれはいつもの分厚さだった。
「今、すげえかわいい。……もっと触っていいか?」
 この間も真剣に伝えた。でも今はもっと間近に顔を見て伝えられた。
 その顔の半分を道流自身の手が覆ってしまったが。
「い、いいぞ……うん」
 笑みを保つこともままならなそうに目を泳がす姿は、きっと今は自分だけのものだ。
 
 
 そろそろ下も触りたいと、ワンピースの裾へ伸ばした手をふと止める。
「これ、タイツって腰くらいまで履いてるんだったか」
「ん? ああそれか。今日はほら」
 道流が裾をガバリとたくし上げる。
「太ももまでのやつだからそのままでもいいぞ。あとこれはストッキングらしい」
「タイツじゃないのか……長さで違うのか?」
「うーん、自分も詳しくは分からないんだが薄さの違いらしいぞ」
「へえ……
 じゃあレギンスってのはどう違うんだ、と考えながら、あらわになった下半身をよく見ようと視線を落とした。男らしくたくし上げられた布の中身が見える。
「円城寺さん……これは」
「あっ! は、ははっ……
 ──かわいらしいレースとリボンに装飾された青色のショーツがそこにあった。
 明らかに女性用のそれは当然ながら道流のモノを納めきれていない。そして花を模ったレースから黒々とした下生えがくっきりと透けて見えている。
 『青色』のかわいらしく薄い布に包まれた道流の雄──その光景に目が離せない。
「いや、な? 流石にいらないかとは思ったんだが、勿論撮影ではここまでやっていないし……ただこれも一応、一応こういうことになったら……タケルは喜ぶかなと……
 話しながら弱々しくなっていく道流の声にはっ、と顔を上げた。
「すげえ喜んだ、エロい、ありがとう」
 箇条書きみたいな反応になった。
「お、おお、それは良かった……どうせなら上も付けておけばよかったか? なんてな」
「ああ、次は上下で頼む」
「ははは……つ、次かあ」
「もう女装は嫌か?」
「ううん……結構楽しくはあったんだがなあ。なんだか癖になりそうで……
 道流がもにゃもにゃと言葉を濁す。次があるかは五分五分というところだろう。ひとまずは今堪能させてもらおうとショーツに手を伸ばす。
 薄い布をパンパンに張り詰めさせて収まっているモノを撫でさすり、はみ出ている下生えを摘んで引っ張った。
「んっ……
 ぴくっ、と浮いた腰に片手をやり、臀部を撫で回す。日頃触れているボクサーパンツのそれとは全く違う、滑らかな生地感が心地良い。
 ふうっ、と道流が息を吐いて身を捩る。その反応に合わせて臀部に触れていた手を布の下に滑らせ、後孔の入り口をなぞる。
「ひっ」
 きゅっ、と穴が締まり、奥に仕込まれているローションがわずかに垂れてタケルの指を濡らした。
 前を優しく摩りながら、後ろはくるくると入口を撫でる。核心に触れない手つきがもどかしいのだろう、唸りながら腰を揺らす道流の顔は恥ずかしそうで、苦しそうだ。
「タケル……っ、慣らすならそれ、あるから使ってくれ」
 タケルの肩を押し返しながら、枕ぎわのボトルを目線で指す。
 もう少し弄りたくはあるが、早く次が欲しいと急かされては堪らない。素直にボトルを手に取り、手で温めた液体を指に纏わせて再度臀部に手を伸ばす。
 ぐちゅり、と音を立ててレースを濡らし、入り口に塗り付けてから中指を侵入させた。
 ズプズプと容易く呑み込まれ、肉襞が収縮しさらに奥まで誘い込まれるようだ。
「大丈夫そうだな」
「ああ……
 人差し指も差し入れ、二本の指で肉襞の中の厚い部分をぐっ、と押した。
「んん゛っ!」
 同じ場所をなんども擦り、道流のいいところに刺激する。ビクビクと更に激しくうねる中が、奥から垂れる粘液を纏い柔らかくなっていくようだ。
「お゛っ、ああ……っ」
 身を捩る道流の手が、ゆるゆると股間へのびる。後ろからの刺激に張り詰めたモノを触りたいのだろう。
「円城寺さん」
「ん……?」
 組み敷いていた道流の身体を起こし、自身の横に倒して抱えるように体勢を変える。