ortensia
2024-10-13 09:55:35
520文字
Public 傭リ
 

設定とか何も考えていない謎時空よーり。

一服盛られた傭。

 蹲る傭兵を見下ろして、リッパーは少し不思議そうにした。
「薬の耐性はあった筈では?」
「世界では日夜新薬が開発されてんだよ。」
「それを悪いお薬の台詞で聞くことになるとは思いませんでした。」
 なんとも嘆かわしいことである。
 それはそれとして。
「で、いかがわしいお薬なのでしょう?わたしといかがわしいことするんですよね?」
 不調の傭兵を前に、リッパーは機嫌良く問うた。
 しかし。
「しない。」
「はあ?なんで、今直ぐどうにかしたいくらい不本意でしょうに。」
「不本意だからだよ。」
 はあと大きく息をつく傭兵。
 肩迄震わせた手で顔を多いながら。それでも。
「不本意でおまえに手を出してたまるか。」
 顔を覆う手を両手に増やしても、それでも。
 リッパーは黙って傭兵を見下ろした。
「なら、不本意に耐えるおまえを、わたしが見ていてあげましょうね。」
「ああ、そうしてくれ。」
 しゃがんで尚傭兵を見下ろす形なのは変わらないリッパーは、そうやって距離を縮めることはしても、決して傭兵と触れることはせず、言葉通りただ見下ろしているだけだった。飽きることなく、いつ迄も。
 そうして夜が明けて、傭兵の感覚もすっかり明けてしまう迄。


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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。