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ortensia
2024-06-10 21:10:52
838文字
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傭リ
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炎×あんしょさん。えすしぃぴぃ千四百六じぇいぴぃ。
ついXたー表示エラーのため。m(_ _)m
暗くて冷たい世界に焦り、いや、あれは恐怖だった。
だから、灯を絶やさないことに必死になっていたのに。
今は全身爛れたように充分以上の熱さを感じる。
「起きましたか」
よく知った声。暗所の中でもこれだけは、と慕った相手。あるいは、これさえあれば恐怖にも渡り合えると高慢を得られると想った相手。そう、恐怖が、取り囲むように狭まる恐怖の帳と、相手との間に割り行って、どうにか、夜が明けるその時迄。
「灯は?」
「
……
それはもう良いのです。」
静かに告げられた。
気のせいでなければ、遮るようだった。
「もう朝ですから。」
そっと言われた時間経過に、安堵の息を出す。そこで喉が灰を呑んだようにざらついていることに漸く気付く。夜の間には気にしていられずにいた焦げた匂い、それが自分の口から香る。
燻る視界が、まだ明るさに慣れないようだ。そのせいか夜の記憶が目前に再生される。
といっても何も見えない夜だった。だから灯を、絶やさぬことに必死になって。
なんでか直ぐに風前となってしまう灯を、必死に。薪を割ってる暇もなかった。手当たり次第なんでも燃やした。そう、燃やせるものなら、なんでも。いや、あれは本当に燃えるものだったか?あゝ、でも、ほら、燃えていたじゃないか。ならば、燃える薪だったんだ、ちゃんと。あゝ、なあ、手を握りたいな。
「おまえ、左手どうした?」
「
……
それももう良いんですって。」
息をはきながらその手で目を覆われた。
それは呆れとは違った感じがしたけれど、なんだろう?
手を翳されたところで、どうせ朦朧として見えていなかったけれど、それは右手だったことは分かった。
「もう朝ですから、ね。」
呆れといより安堵のような、あるいはこちらを安堵させたくて必死であるような。
ただ、視界が覆われた暗所は、今度は恐怖はなかった。これ迄の間には気にせずにいられた饐えた匂い、それが相手の傷口から香る。
目の裏ではあんそくのともしびが揺れていた。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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