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ortensia
2024-05-02 19:25:26
1074文字
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その他てて
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ほくおうしんわふう占→ハス。はすさまがチョロい。はすさまの友人?としてでみさんが居るけど出無い。
オージンは、ローマの商人の守護神メルクリウス(英語読みでマーキュリー)と同一視されるので、それを占い師に据えるのはツミブカ。←
泉のひと、泉のひと。どうか貴方をのませてください。どうしても貴方を知りたいのです。どうしても貴方がほしいのです。
ミーミルの泉では、泉の巨人が泣いて居た。
「どうしましたか、貴方程の賢者様がそのように涙をお流しに成って?」
濡れた眼球をきょろきょろと浮き沈みさせて悲しみに暮れた触手に、目を隠した青い衣の男がそっと声を掛けた。
「魔法の心得の有る者か。実はな、蜜酒の娘から貰った酒を、泉に落として仕舞ったのだ。」
赤い頭巾布を遣った返礼にせっかく受け取ったのに、そう言うと、またおいおいと泣き濡れる。
青衣は自身も濡れて仕舞うことを厭わずに、労わるように撫でると、ふむ、と泉の中を覗き込んだ。泉は底の見え無い真っ暗だった。
「ならば私が貴方の中を覗いて探してみましょう。」
「
……
良いのか?」
「勿論です。」
「それでは任せよう。」
男は自身の目を抉ると、ぼとぼとと泉の中に落とした。
男の月の目は、真っ暗に沈むと直ぐに深淵に呑まれた。
「ずっとずっと底迄見て居るけれど、お酒は見付から無いな。」
「そうか。」
ぎょろりとした眼球は、深く沈み込んで仕舞った。
そうだ。男が声を上げた。
「泉を飲ませてください。」
「泉を?」
「お酒の味がしたら、お酒は確かにここに有る、きちんと貴方が所有して居る。失くしてなんか居無いんだから、なんにも哀しむ必要は有りませんよ?」
ねえそうでしょう?男は触手を宥めるようにびちゃびちゃとさすった。
絆された泉は、良かろう、と自らを差し出して男に飲ませた。
男は返事を貰った途端、がっつくように身を乗り出して泉をごくごくと啜った。
そんな筈は無いが、飲み干されるのでは無いかと触手が眼球を動かして居たが、直ぐにはっとして青衣の肩を揺すった。
「おい、おい。それで?酒は有ったか?」
「え?
……
ああ。嗚呼、やっぱりお酒の味がする。グンロズの蜜酒は確かに貴方が持って居ますよ。」
だから心配し無いで。眼球はほっとしたように緩やかに揺蕩った。
その儘ぼんやりと泉は声を揺らした。
「しかし、酒瓶では無く、中身を落としたのだと、よく分かったな?」
「ええ。目玉を落としても、落ちた酒瓶が見当たら無かったので、直ぐに分かりましたよ。」
そうか、そうか、と頷く巨体が知る筈も無い、オージンがわざととばしたグングニルが酒瓶を割って泉に落としたのだと。一仕事終えたグングニルは今頃ユグドラシルで羽を休めて居る筈だ。
貴方は隠された知識。貴方を得るためなら、この目も喜んで差し出しましょう。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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