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ortensia
2024-05-02 08:59:36
646文字
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傭リ
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傭と喧嘩したリ。時空は謎だがたばこが出る。
傭兵と喧嘩した。
お喋りなのは自分の方に理が有る筈だが、その分軽口なのは否め無くて、少なく短いのにあちらの方が重かった。それが余計に腹が立った。
顔も見たく無くて背を向けた。間違っても頭を冷やしてやろうなんて、したてな考えからじゃ無い。反して向こうは背中から骨の髄迄見透かすつもりみたいに、最後迄こちらをじっと見て居た。
だがいつ迄もこんな不機嫌を引き摺ってやるのも癪だ。煙草でも奢らせて、それでチャラにしてやろう。
顔も見たく無いと思って居た相手のもとに、自ら足を運んだ。
「おい傭兵、煙草出せ。」
愛想良くなんて出来るわけ無い。こっちは怒って居るのだ。
そして出て来たのは花束だった。
こちらの命令通りでも無く、不機嫌な相手に渡すものでも無い筈のそれに、呆気に取られて奴を見れば、反して向こうは怒りの欠片も見せ無い佇まいで、毒気を抜かれそうに成った。
「なんで」
「健全で健康的だから。」
そりゃ煙草より、花束はそうだろう。しかし聞きたいのはそうじゃ無くて。
「わたしばっかり怒ってるんですか」
不満も露に言い放った。
見たく無いと思って居た顔を睨み付ければ、奴はやはり真っ直ぐこちらを見詰めて居る。その相好を崩した。
「おまえがいつ迄もおれに怒ってくれるから、おれはおまえと仲直りの手段を用意する余裕が出来るんだ。」
まるで、また喧嘩したいみたいなことを言って居る。
しかし、確かに花は好きなので、謝罪の言葉も煙草も無いのに、その手段と台詞を受け取った。
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いつもリアクション絵文字等ありがとうございます。
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