千聖
2024-11-21 08:30:33
2203文字
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バブ代

恋人同士です。
類が赤ちゃんになります。

今日の朝は清々しい程に晴れていて気持ちがいい!
そんなことを思いながら家族の朝食を作り、食べ終えて、バンドの練習に向かう咲希を見送ってさぁ、何をしようと自室に戻ればチカチカと通知を知らせるスマホに気がついた。

「む?寧々から個人通知など珍しいな

類となら個人間でよくやり取りしているものの寧々やえむとは基本グループでの会話しかしない。

『大変!!今すぐ類の家に来て!』

「なにぃーーー!?る、類に何かあったのかもしれん!!急いで向かわねば!!!」

寧々から個人宛に連絡が来ることも珍しいのにその上内容がアレだ。よっぽどの事があったに違いない。
慌てて上着をひっつかんで類の家へと走って向かう。


「ね、ねはぁはぁ、類が、どうしたというのだ!?」

「あっ、司。早かったね」

あんな風に呼び出した割に寧々は落ち着いていてオレの早とちりだったか?と一瞬思ってしまった。が、そんなことより寧々の腕の中の物に全ての思考は持っていかれる。

「な、な、そ、その子供は??」

紫色の髪の赤ん坊を抱っこしている寧々を見てどう見ても類の関係者としか思えない。
恋人である自分を差し置いてまさか寧々と浮気していたと?そして寧々がいつの間にか類との子を??いつ!?馬鹿な!?

「何となく考えてる事わかるけどわたしは産んでもないし大金積まれても類とそんな関係にはならないから」

「はっ!?いや、しかしどうみても
司は悲しげな目で子供を見るが子供は司に気づくと寧々の腕の中が嫌なのか一生懸命もがいて司に手を伸ばして泣いている。

「はい。なんか類の発明が失敗か成功かは知らないけど、その関係で類が赤ちゃんになったみたい。あんた達の子供だと思って世話は司がしなさいよ。まぁ、類本人だけど」

「待て待て??これは、え?類なのか!?というかオレたちの子ならオレが産むほうだろ

寧々から類を受け取りながら独りごちる。

「ふーん。司がそうなんだ

「あっ!いや!違う!違うからな!」

「うわぁぁあん!!あぁー!!」

「なっ!?さっきより泣き方がひどいんだが??やはりオレでは

「お腹すいてるんじゃない?」

確かに胸を叩いている。
痛くは無いし可愛いが

「オレは男なんだが?」

「おしゃぶりとかあるくらいだし別に出なくてもいいんじゃない?」

「何かほかに

「うわぁぁ!!あああ!!」

「ほら、いつもしてるんだからさっさと出しなさいよ!」

「いつもしとらんわ!!というかそれなら寧々はもう帰ってくれ

流石に仲間と言えど年頃の女性に自分の胸を赤子に咥えさせる姿など見られたくない。
自分が女性ならまだしも、男で特に何も出ない胸を吸わせようとしてる姿など!!!

「はいはい。じゃあ後よろしくね」

「はぁとりあえずこれでいいか?」

仕方ないと服をまくりあげて類もとい赤子の口を自身の胸に近づける。

「きゃぁあ!!……ちゅぅちゅぅ

類は待ってましたと言わんばかりに直ぐに口に含んで嬉しそうに吸ってくる。
いつもの類が吸う吸い方とは違って確かに赤子なんだなとわかる。全くえろくないし何も感じない。

これが母性本能なのかと思うほどに一生懸命吸っている姿は可愛らしい。
少しすれば満足したのかうとうとと寝始めた。

「類寝たのか?」
そっと口から胸を外せばぴくっと震えてうわぁ!とまた泣き始める。

「だ、ダメなのか

仕方がないとそのまま吸わせたまま横になって類と一緒に添い寝をする。

「ふぁなんだかオレも眠くなってきたな」

そうして2人で夢の国に旅立ってしまった。


ふと気がつくと目の前というか口に何か含まれている。

「おや?元に戻れたのかな?」

そこには大柄な男性二人が横になっていた。

類には最初から最後まで記憶が残っている。というか泣いたのも演技で司の胸をいつものように吸ってやろうと画策したのだが子供の体は思ったように動かせない上に体力もなくて疲れて寝てしまったのだ。

「フフ。司くん。目の前にご馳走があったら食べるしかないよね?」

目の前の赤く色付いた粒をペロッと舐め上げる。
そしてそのままパクリと食み弱く甘噛みしていく。

んっやぅ」

「早く起きないともっと激しくしちゃうよ?」

……ん?りゅい?あれ?」

こしこしと目を擦りながら現状を把握できていない司はぼんやりと類を見る。

「おはよう、司くん」

「る、るい!?お前!元に戻ったのか!?」

「おかげさまでね」

「それは良かった!ってなんで俺は押し倒されているんだ!?」

2人で横になって居たはずなのに何故か今は類に覆いかぶさられている。手はいやらしく司の胸をすりすりと触れているし。

「それは司くんが寧々に嘘をついたからだろう?」

「ふぅさわるなぁ……んっ嘘?」

「ココ。いつも吸われてないんだよね?嘘はいけないなぁ。毎日毎日可愛がってあげてこんなに立派に育てたのに

キュッとつまみあげればぴくんと体を揺らし、真っ赤な顔で類を見上げる。

「子供の姿では満足出来なかっただろう?今度はしっかり気持ちよくしてあげるからね」

「え、遠慮する

「まぁまぁ、身を委ねてくれればいいからね」