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2024-11-19 00:40:25
404文字
Public 💰短い金カ夢
 

140字【十五夜】

asrp/sris/ieng

弓がキンと鳴いて吸い込まれていく。鈍い音、どさりと倒れ込む音、呻き声もない、静寂。
「風が助けてくれた。」いま流れていった雲を見つめる彼女の目には敬意が籠っている。月光を湛えた瞳が一層青く、深く、ゆらめく。溺れそうだ。呼吸の仕方なんて、もう解らない。
(アシリパ)


すすきの穂を抱えるようにして歩きながら、「形だけでもね」曇り空を見上げて彼女は言う。ホラ床で使えるかもしれないし、ね?ニッといたずらっぽく笑う彼女は、太陽の下で見るとひどく幼く見える。「今晩、行ってもいいかい」「もちろん」膝枕で十分だ、今日は。
(白石由竹)


明るいわねえ。彼女の声と同時に、甘い香りがふわりと漂う。「ご一緒してもいい?」私の返事を待たずに隣に腰掛けた彼女は、私の頬をちょんとつついた。「お団子の代わりね。はい、あーん」「ありがと」彼女にはつい甘えてしまう。
「いい子ね。これできっと、良くなるわ」
(家永カノ)