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三毛田
2024-11-18 22:00:33
1069文字
Public
1000字2
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15 015. メールの文面
15日目 君に送るメッセージ
「えーと
……
今夜、伺っても大丈夫ですか。っと」
文面を打ち込んでから、本当にこれでいいのか迷ってしまい。
「穹。なーにしてるの?」
「わっ」
なのの声に驚いて、押すのをためらっていた送信ボタンに指がかかる。
「あっ」
そしてそのまま送られてしまった。
「なの〜」
「えっ、ウチ、何かやっちゃった?」
「だ、大丈夫。うん。多分」
気まずそうな表情を浮かべるなの。うん。大丈夫。多分。
「で? 用があったんだろ?」
「このお店行きたいんだけど。カップルだと少しだけ安くなるから、ついてきてもらえたらなあって」
と、スマホを見せてきて。
パンケーキのお店だ。分厚くてふわふわのパンケーキと美味しそうな紅茶の写真。
「奢り?」
「三分の一出して」
「今から?」
「うん」
「なら、丹恒とパムに声かけてから」
「じゃあ、ウチは姫子とヨウおじちゃんに伝えてくるね!」
俺が了承すると、嬉しそうに部屋を出ていく。
スキップしてそうだなと思いつつ、俺はまずラウンジとへ向かう。
「パム。俺、これからなのと出かけてくるから」
「気をつけるんじゃぞ」
「ありがとう。持ち帰りできるものがあったら、買って帰ってくるから」
「無理せんでいいぞ」
「それを列車で作って欲しいから、買ってくるんだ」
「そうか。それなら、よいぞ」
「お願いします」
パムにお土産を買ってくる旨を伝えてから、資料室へ。
さっき送ったメッセージの返事がまだ来ていないので、ちょっとだけ気まずい。
「丹恒、俺です。穹です」
「開いている」
ノックと同時に名乗ると、入室許可が貰えたのでそっと入る。
「どうした」
「これからなのと出かけてくるんだ。一応みんなに伝えて回ってるから、丹恒にも知らせておこうと思って」
「そうか。ああ。メッセージの返事だが、お前が来たい時に来ていい。準備はしておく」
〝準備〟と言うと同時に、自分のお腹を撫でる。エッチなのでやめてください。
「これから出かけるって言ってるのにさっ」
「ふ」
俺の反応を見て、どこか微笑ましそうな笑みを浮かべて。本当丹恒のそういうところ!
でも、好き!
「出かけるのであれば、気をつけろ。何があるかわからないからな」
「それはもちろん。ねえ。行ってきますのチューしてくれる?」
「仕方ないな。そろそろ三月が戻って来るだろうから、頬だ」
「はーい」
左頬を差し出すと、そこに触れるだけのキス。
本当は、足腰立たなくなるまで激しいキスをしたいけれど、時間がないので割愛。
「それじゃ、行ってきます」
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