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フレーメンちう
2024-03-10 00:02:47
1200文字
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髪『ドゥリビマ版ワンドロワンライ企画』
ドゥリビマ版ワンドロワンライ企画「髪」のお題で書き上げた話です。また事後ですが、そこまで露わではない筈で……!強いて言うならギャグ寄りです。
「全く、わし様をこき使いおって~!」
乱れたシーツの上にドゥリーヨダナが一人。何も身に纏わぬ姿のまま、粘着式のカーペットクリーナーで、シーツの上に散ったお互いの髪を掃除していた。
洗濯はビーマにさせるため、別にドゥリーヨダナが掃除をしなくても構わない。だが、「なるべくゴミを除いてから洗濯したい、コロコロするのが嫌ならお前が洗え」と言われ、渋々とカーペットクリーナーをかけていた。
真っ白でシンプルなシーツながらも肌触りが良くなかなか気に入っている。そんなシーツの上には二色の髪がまばらに落ちている。短く薄紫色の髪と、うねりが強く長い紫色の髪。
今回もまた、部屋に押しかけられて『喰らわされた』事を思い出した。
ベッドで寝ていたドゥリーヨダナの上へ無遠慮に乗り上げ、ほんの少し甘い声で名を呼んでくる。真上から落ちる照明が、夜の始まりを思わせる紫色の髪を照らしていた。
肌を重ねるのであれば照明を落とせば良いものを、配慮も雰囲気作りも考えずにビーマはそのまま事を進めてくる。逆光で表情はあまり読めないが、恋仲になってからは照れを含んだ笑みを見せるようになった。
……
最終的にはビーマを組み敷き、しっとりと汗ばんだ肌に乱れた髪を張り付かせながら欲に溺れるビーマを堪能したので、灯りが付けっぱなしであっても一向に構わないのだが。
息も絶え絶えだったビーマをを思い出し、ドゥリーヨダナは呆れたような溜息を吐きながらも、頬をうっすらと染める。
少々やり過ぎてしまったかと反省をしかけるが、嫌がらなかったのであれば同意でだったのだろうと考えを改める。
「
……
全く」
それに、そろそろビーマが戻ってくる頃だ。手早く掃除を終わらせなければ。ドゥリーヨダナは粘着力が無くなった面を剥がそうと端を捲るが、何重にも巻かれたビーマの髪が邪魔をする。
軽い足取りが廊下から聞こえてくる。
「たまごサンド作って来たぞ。なんだ、まだ片付け終わらなかったのか?」
ドアが開き、いつもの白い礼服に身を包んだビーマが部屋へと入ってきた。手にした盆の上には長方形に切り揃えられたサンドイッチとチャイが二人分ずつ。
ベッドの上で見た姿とは真逆の元気の良さを見せるビーマに、ドゥリーヨダナは眉を顰め、手にしていたカーペットクリーナーを目の前に突き出した。
「ビ
――
マのなっっがい髪の所為で上手く剥がれなくてな?!」
「ハサミで俺の毛を切ればいいだろ。それは後にして、先に食うぞ」
不満を向けるドゥリーヨダナを気にしないビーマは、ベッドの下に落とされていた、鮮やかな刺繍が入ったベッドカバーを手に取る。それを床へ広げると、軽食に準備を始めた。
ドゥリーヨダナの性格であれば決して晒す事の無い、全裸で掃除をするという威厳も何も無い姿を見せてくる。そんな姿をビーマは微笑ましく思い、無意識に口元を緩ませた。
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