ぽふむん
2024-11-16 21:39:54
2387文字
Public ワンドロ
 

甘い罰

#童しの版深夜の真剣物書き60分一本勝負
「刻印」「銀杏」「拍手」「目隠し」

現代if しのぶちゃんのツンデレを極めさせたあまり、メッチャめんどくさい女になってますw
普通の男では取り扱えません。しのぶちゃんはwww

疫病禍で人の集まる行事が行えない時期も去った。
その反動かな?
セミナーの地方講演の依頼で大忙し。
それはいいんだよ。
俺にしたら、収入の種。
仕事貰えてるんだもん。
万々歳だ。

でも……
月の半分出張というのは如何なものかと。
昼間は打ち合わせと設営。
夜の講演で一日
移動の為の日で一日


スケジュールには大変余裕がある……と言えるのかな?

いや、余裕あまりないよ。
北海道から九州まで
お世辞にも交通の便がいいとは言えない会場も含め……
あちこち飛びまわることになった。

せっかくの機会。各地の美味しいものをいただいて……そんな余裕もありそうであまりない

俺ってテレビでも意外に有名人みたいだから、馬鹿で、暇人向けの雑誌の記者がトラップ仕掛けてまでスクープ激写のために張っているという情報がある。
それに備えてホテルに缶詰めだもん。
しのぶちゃん以外の女と、そんなことするわけないじゃない。
ばぁか

せめてしのぶちゃんを同伴したいけど、彼女には彼女の仕事がある。
巻き込めない

でもあの子、寂しがるかと思えば「静かでいい」だってさぁ……ちぇー。
ま、いいや。
各地のお土産くらい買っていくから待っててね。

俺は、都心より一足早く黄色く色づいた銀杏並木を撮影し、LINEした。
既読無視……

つれないなぁ……

いいけどさぁ。
酷いよぉ。少しは寂しがってよ。もう!

俺拗ねるよ?


🦋🦋🦋🦋🦋🦋🦋🦋🦋🦋

よし、できた

私は我ながら見事な盛り付けを自画自賛し拍手した。
うん、上出来です。

本来はアフタヌーンティーの為に使うスタンドを使って

人呼んで、酒クズアフタヌーンティー

酒のつまみに適したものばかり。
驚くかなぁ♡

別に寂しくなんてないんだから。
あなたの体格に合わせたベットも広くって
……あたたかいけど寒い。

困らせたくないから
寂しがってなんかいませんから、余計な言葉は返しません。
私は一人で平気な女です。


そんな写真なんか要らない。
寒い

セントラルヒーティング効いたこの部屋ですが……

何せこの寒暖差ですから……

そう、気圧のせいです。
寒暖差のせいです。

寒いんですよ
早く帰ってこい
この肉布団!!

私の専用肉布団の分際で出張ですって?

仕事ほっぽって仕事なんて大事な仕事があるでしょう……仕事しろ寒い、温めろ


肉布団!帰ってこい寂しがらせるな。バカ

ゴホン……とにかくお酒でも用意しておいてあげましょうとっておきのお酒でおかえりなさいのおもてなし

その時

LINEが入った。
童磨だ。
開くと、思いがけないメッセージに目を疑った。
コレは???
私は思わず宇宙猫の顔になった。

「愛知県に着いたよ。見てみてー。街中に大きな猫がある」

そういうメッセージ。
常滑焼の猫らしい。

ふぅーん……

えっ

今日帰ってくるんじゃ……



名古屋講演が……今夜??
ひつまぶし食べて


明日帰るから待っててねって

えぇ?

やだ、私

帰る予定日を一日勘違いしてた???

私のばかぁああ!!

また返信をしない……というか、出来ない。
私は、童磨の独り言LINEを垂れ流すスマホを取り落とし、ガックリと膝をついた。

しばらくして我に返り呟いた
「どうしよう。これ。流石に私一人でこんなに食べきれない」

🪷🦋🪷🦋🪷🦋🪷🦋🪷🦋

「あーさいてい」
飲みすぎた。
頭がぼーっとする

今は朝

いや、もうお昼と言っていい

11:00

テーブルにはチューハイの缶が散乱している。
結局二人で開けるはずだったワインは取りやめ
恋雪ちゃんと梅ちゃんを呼び出しチューハイで女子会
いつもふたりで寝ているキングサイズのベッドは、二人に貸した。

よくこんな急なお願いを聞いてくれたものだと思う。

特に梅
夜職なのにいろいろ手配が大変だったろうに
「仕事じゃない酒は気楽でいい」

だってさ

持つべきものは友だ。
さて、童磨は5:00に帰ってくるはず……

お片付け

そう思ったその時
目隠しをされた

「すごい部屋だねぇ……だーれだ」

誰だって……え?

ぽかんとしていたら
「現地の人との昼食会の予定を繰り上げて帰ってきちゃった。
あぁあ、せっかくのひつまぶし。
狛治くんからお怒りの電話が凄かったよぉ?(笑)」
童磨の奴ケラケラ笑ってる。
恋雪ちゃんのことらしい。
なんでも、私からの緊急事態の、泣き落としに近い連絡に、非常事態と駆けつけてくれたのは良いけれど……
哀れなのは狛治さん。
実は恋雪ちゃんと付き合い出して三年目の記念日だったんですって。
そんな日を記念日としておぼえてるなんて……意外とマメね。
それで、デートの後プロポーズしようと思って、指輪まで用意していたんですって。
なのに、恋雪ちゃんはデートの誘いを聞く前に、私に女子会に誘われたからって……
女同士の方がこういう時は勝つものなんですよ。

狛治くんは、やり場のない怒りを、仕事で講演中の童磨へ鬼電してぶつけたんですって。
講演が終わってスマホを見たら、凄まじい回数の不在着信。挙句に泣き言に付き合わされたって


「仲良いのねぇ」
私は笑って誤魔化した……けど

「うん、親友だよ……って、さすがにそれは違うでしょ。
狛治くん激おこだったよぉ。あのツンデレボケボケ娘をしっかり管理しろ‼️だってさあ。あははぁ。
あとで、ふたりで謝りに行こうね」
そういうと、首筋に暖かいものが落ちてきて

深く吸われた

キスマークがつくほど強く
「ちょ!そこ目立つ!目立つとこはダメとあれほど……
抗議したが

「今日は聞きませーん。罰でぇす」
無情にも却下され、3つもキスマークをつけられた。