今日も今日とてドーナツ巻き。ドイヒー作業、実は嫌いじゃない。昔からコツコツゲーが好きだったから。テトリスは高く高く1本のスキマ残して積み上げるし、ぷよぷよは連鎖数のために頭を高速回転する。モンハンのレベル上げ、永遠にやってられる。……ドーナツ、箱に1列揃ったら消える。(消えたらこの仕事永遠に終わんないな。)
「ほら適当なところで切り上げてお昼だよ!」
ニッキーの声で我に帰る。危ない、脳内ドーナツスコア更新してた。焦点のぼやけた目で振り向いたせいか、休むのも仕事のうちだよと強引に連れ出されてしまった。日光、まぶし。
ニッキーのことだからお昼の後はトレーニングのお相手かなぁ…うえぇ…と思ってたのに連れて行かれたのはコーン畑の近くの川辺。川に沿って涼しい風が抜けていて、小さな花がついた野草を揺らしている。
「ここがこのへんで一番気持ちいいんだ。絶好のピクニック日和だろ?」
サンドイッチを食べ終えたニッキーは陽だまりの中、草の布団に寝転んだ。なるほどと一度隣に寝転んでみたけど、しばらくごろごろしたのち起き上がる。
「……私はやっぱ、こっちかな」
手近な花を1本ずつ詰んではまあるく編んでいく。ニッキーの髪に似合いそうなピンク、うすむらさき、青、オレンジ。
ニッキーなかなか起きないな。冠が帽子になっちゃうな。
よしっ、みっつできたら1-UP!
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