riririnf
2024-11-16 13:39:30
630文字
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僕をあげるから君の恋を百年頂戴 ~フリ視点前日譚もどき~

題名まま。とりのき様の素敵ネタ「僕をあげるから君の恋を百年頂戴」本編の前日譚もどき。
こういう思考から、この台詞が出たのかな、という妄想。

 自由を手にして毎日が楽しいけれど、ヌヴィレットがいない。それが少し物足りない。この気持ちはなんだろう。
 綺麗なものを見る。ヌヴィレットにも見せてあげたい。
 美味しいものを食べる。ヌヴィレットと一緒に食べたい。
 ……ああ、わかっちゃった。これが恋ってやつだね。
 止まった時は動き出し、終幕へのカウントダウンは始まっている。もう後悔はしたくない。残りの人生、ヌヴィレットと過ごしたい。彼の隣にいたい。
 当たって砕けろではなく、確実に彼の恋が欲しい。でもどうしよう、長い付き合いだ。彼の性格はよく分かってる。普通に告白しても、どこまでも鈍くて疎い彼のこと、恋情なんて分からない、なんて言われるのがオチだろう。
 そうだ、交換条件にしたらどうだろう。
 でも彼の好みって、水くらいしかないんだよなぁ。美味しい水をあげるから、僕と付き合って?いやいや、あんまりだ……
 モラで買えるものは、ヌヴィレットだって買えるしね。彼は自分より金持ちだ。
お金で買えないもの、水以外のもの…………
………………僕?
 自意識過剰?でも、もうこれしか思いつかない。もうこれでいくしかない!
 あげるものが決まったなら、彼を惹き付けるような台詞も考えなきゃね。
 僕の一生分の恋をくれ?ううん、これじゃ重すぎる。ヌヴィレットが引いてしまわない程度に、かつ、こちらの要求も満たせるものを。
 ……………………うん、こうしよう。

「僕をあげるから君の恋を百年頂戴」