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AmexAmexxx
2015-01-13 23:49:02
2084文字
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OcculTrigger
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vs酔っ払い
律さんがしょっちゅう海外に行くようになって、律さんの家はここ最近すっかり俺の家と化している。
友達には一人暮らしじゃなくて同居人がいるけど滅多に帰ってこない、っていう話はしてるし。寧ろ元々俺が居候。
イマイチ律さんのスケジュールわかんないんだよなー。大体突然帰ってくるしなー。
いやまあ、飛行機の時間が長すぎて、帰ってくるって言われてもいつ帰ってくんだか俺にはさっぱり分からないってのが一番の原因のような気もするけど。
その日は授業に出て、部活に出て。
くったくたで、誰もいない部屋の鍵を開けた
―――
はずだった。
「ただいまー
…
」
「きょーくんおかえりー」
「きょーちゃんおかえりー」
「
…
へ?」
ぱちくり。
いつも癖で家入るとただいま、って言っちゃうんだけど、返事なんて大体ぶんちゃんくらいのもので。
え、ていうか電気点いてる。
え?
顔を上げると。
部屋の中で俺に手を振る律さんと、芹ちゃん。
…
うん?
…
ていうか。
何か尋常じゃない量の酒瓶転がってるのは何で
…
?
「てか律さん帰ってきてたなら連絡くださいよ」
「連絡したしたー」
「してないですよう、メールは茅嶋くんの未送信ボックスの中だって言ったでしょー」
「あれーそうだっけ
…
」
「メール送る!って言いながら下書き保存したでしょー」
「あれ送信ボタン押したんじゃなかったっけー?」
「茅嶋くん何年スマホ使ってるんですか何で頭いいのにそんな携帯使えないの馬鹿なの?」
「恭くん芹ちゃんがいじめる!」
「
…
芹ちゃん、律さんにどんだけ酒呑ましたんすか」
「てへぺろっ」
「芹ちゃん!?!?!?」
誤魔化された!?
いやていうかバレバレだし!
…
ええと、整理出来るかな
…
。
とりあえず律さんが帰ってきてて。
まあ律さんがここの家主だから、フツーにいて当たり前だ、当たり前。
何で芹ちゃんいるんだ。
何で二人で酒盛りしてるんだ。
ていうか悠時さんは。こんな時の悠時さんは。
律さんが酒ガン呑みしてる時に止める人である悠時さんは
…
!
いやその前に俺が知る限り律さんにここまで酒を呑ませるのって芹ちゃんしかいねえ
…
!
バーテンをやっていたのもあるのだろう、律さんはそんなに酒に弱い方じゃない。
でも度を超えるとびっくりするくらい酔う。
何せ別人かってくらい酔う。
普段大人の顔してるくせに酔うとすっげえ子供みたいになる。
豹変する挙句に翌日には記憶飛んでる。
すっげえ、タチの悪い、酔っ払い。
…
マジかよ
…
。
俺明日朝からバイトなんすけど
…
。
この状況の律さんほっとく訳には
…
!
助けて悠時さん
…
!
「恭くんも一緒に呑もー」
「
…
いいっすけど、えーとあの、芹ちゃん、悠時さんは」
「悠時さん今日は残業ー。さっきもうすぐ迎えに来てくれるって連絡あった」
「悠時よく働くよね!馬鹿だよね!」
「律さん人のこと言えないっす
…
何で芹ちゃんは律さん呑ませて遊んでるんすか」
「いやあ、茅嶋くん酔っ払うと面白いよねえ」
面白くねえよ!
全力でツッコミたい。
この人ホント怖い。助けて悠時さん。
何がおかしいのかくすくす笑いながら自分のコップになみなみと酒を注ぐ律さんはもう本気で酔っ払いだ。
…
律さーん。馬鹿みたいに酔ってるくせにドライジンをストレートで呑まないでー
…
。
とりあえず取り上げよう。
そう心に決めて、荷物を置くと律さんの隣に腰を下ろす。
横からコップは奪いとって。
「あ!恭くんが酒取った!」
「呑み過ぎっすよ、べろべろじゃないっすか」
「えー、たまにはいいじゃーん」
「そうだよ恭ちゃんー、たまには茅嶋くんにも羽目外させてあげないとー」
「あげないとー」
「
…
いやマジ、このひと絶対明日記憶飛んでるからこれ以上呑ますと俺が明日めんどくさいやつっすよ」
「頑張れ恭ちゃん!」
「がんばれ恭くん!」
「マジかよ!?」
頑張れじゃねーよ!
とりあえず律さんの手の届く範囲から酒を取っ払って。
文句を言いながら伸ばしてくる手はぺいっと叩く。
これ以上呑ませちゃいけない。
絶対いけない。
だって呑み過ぎると。
このひと、やばい。
「
…
恭くんがお酒くれなーい
…
」
「もういっぱい呑んでるでしょ。ほら、長旅帰りだし寝ましょ、律さん」
「えーやだー久し振りに芹ちゃんに会ったのにー」
「もう二人でしこたま呑んでるじゃないっすか」
「えーだって芹ちゃんまだ酔ってないしい、俺も酔ってなーい」
「どう見ても酔ってるし芹ちゃん酔うわけないっしょ!?」
「ちなみに芹は茅嶋くんより呑んでるよ?」
「こええ!」
この人マジ酔わねえ!
俺も大概、っていうか多分家系なんだけど、酒は呑める方だ。
でもやっぱり芹ちゃんには絶対勝てない。
芹ちゃん酔わせようとか何でそんな無謀なこと考えてるんだこの酔っ払い。
あああもうどうしよう。
助けて神様。
助けてぶんちゃん。
(それは無理や。)
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