流れ星を捕まえた

💠海星・彗星を食うにての帰り際の物語

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秋の爽やかな そしてどこか寂しい風に黒いリボンで括ったツインテールを揺らしながら海星は良明くんと共にある場所へ足を向けていた。
そこはコルクボードが設置されており、何やらまばらに人が行き交いしているスペース……そう、ここは彗星糖のメッセージへ返答を残す掲示板

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掲示板の前までに行く間 何度人とすれ違っただろう多くの人がこの場に集まりそして去る。何度もそれを繰り返す度に多くの返答達が集まったコルクボード
キラキラと目を輝かせながら足早に海星はコルクボードの前へと急ぎ、そんな彼女を横目で見ながら良明くんも共に足を進める。



何度名前を読んでも海星は返答をしない……『これは海星が仕事の際によくやってる集中モードの時と同じじゃないか?!』と、良明くんが気がついたのと同時に突然海星は動き出した。何をするのかと思えば……スッと上へ上へと手を伸ばしある“星“を掴むや否や「えちょっ!海星?!!」と良明くんの声も届かず、コルクボードに貼られた"それ"を海星は迷わずペリッと接いだ。




「見て!良明くん!このたくさんの夜空が広がる星達の中で私の星を見つけたよ!」
そう微笑む海星に良明くんは「もしよかったらおれにも見せてもらってもいいですか?」と声をかける。すると海星はぱぁぁ!と顔を輝かせながら


海星の手の中にある星は、確かしメッセージを書き込む為の紙で出来た一枚の星だった。しかし心なしか光ってる様にも見えた。きっとそれは海星が今こちらに向けてる輝かしい笑顔のせいかもしれない。良明くんも海星に連れ自然と笑顔を浮かべながら「探す前に言ってた事叶ったすね!」と言った。良明くんの言葉を聞き、海星は「うん!」とここ1番で大きな声で返事をした。そんな2人の間をふいに秋の風がまた駆け抜けていった。
しかし最初に感じた寂しいものではなく、心なしか穏やかなものだった

流れ星を捕まえた✴︎(END)