kuru_memo
2024-11-12 23:15:33
12135文字
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泡沫のユークロニア ネタバレあり感想

2024年発売された泡沫のユークロニア プレイ後の感想です。ネタバレしかない上に長すぎたので真相ルートの感想割愛してる。
画像は公式サイトからお借りしています!

泡沫のユークロニア感想!

攻略キャラ
矢代(小林千晃)
帷(岡本信彦)
淡雪(斉藤壮馬)
依(江口拓也)
露草(松岡禎丞)

初見時の推し
淡雪>矢代、露草>帷、依

攻略順
帷→淡雪→露草→依→矢代→真相




*「おまえと出逢って"世界"に永久を望んだ」*

ルート終わってこのキャッチコピーを見た瞬間崩れ落ちた。
割とノーマークだったのに落とされた枠。フォロワーに「絶対帷好きだよ」とか、「帷嫌いな女はいない」とか言われてたんだけど、ホントに落ちると思ってなかった。でもよく考えたら低音の岡本信彦に落ちないわけなかった……
花街の顔役という立場なのに21歳。攻略キャラ内では2番目に若いの結構びっくり。そしてまとも。露草と一緒にツッコミ役になってることが結構あって、帷が出てきたら割とサクサク話がまとまる事が多かったな。というか年下2人がまとも枠ってどういうことなんだ。
シナリオとしては帷が不知火の首領であるということと、平民と貴族であるということが大きな問題として扱われてたかなという印象。反大樹の思想を掲げる不知火の首領だとはいえ、帷の行動論理の根底にあるものは「平民がもう少し生きやすい街になれば良い」っていうことで。言葉だったり行動の節々から隠しきれない優しさが滲み出てるところが好き。公式の紹介で「1度懐に入れた人には甘い」みたいなニュアンスのことが書いてあって、それが帷の長所でもあり短所でもあるのかなと感じた。潮路にも松柏先生にも裏切られたのに、あんまり声を荒らげることをしなかったのがちょっと切なかった。波璃病で肺が弱ってるから頻繁に大きい声出せない、みたいなのあるのかもしれないけど、心のどこかで自分が至らないせいだからしょうがないって諦めてたのかなと理想論を語ってる自覚はあったみたいだし。
何だかんだ面倒見が良くてほっとけない性格をしてるから、雛菊ちゃんみたいな子に惹かれてくのは結構分かりやすい心の変化だよなとは思った。平民かつ花街の顔役である帷にも怖がることなく接してきて、こっちを気遣ってくれて、でも自分が無茶する選択肢を選びがちな雛菊ちゃん。そりゃほっとけないよね。身分差については初めからしっかり描写されてて、そもそも雛菊ちゃんが花街に来るのすら「貴族の姫さんが来るようなところじゃない」って言って難色示してくれてた。徐々に親しくなってくにつれて、平民の自分とどうにかなるのは雛菊ちゃんにとって良くない、っていう考えで距離を取ろうとするのがもう!そういうとこだよッッッ 帷は雛菊ちゃんと一緒にいることが心地よいと感じるようになって来てるのに、あくまでも雛菊ちゃんのためには突き放さなきゃいけないっていうスタンスなのがさ……
身分差辛いな〜とか思ってたら終盤で明かされる寿命問題。帷が何をしたって言うのさ……確かにちょくちょく咳き込む描写だったり体調良くないみたいな描写はあったけども!!辛すぎる!!最終的には薬が開発されていますぐどうこうなるわけじゃないっていう状態にはなったけど、他の人より短いことは変わらないのがとても切ない本人は「もう折り合いは付けてる」って言うし。21歳が背負っていいものじゃなくない??でも、だからこそ最後の「しなきゃならねえことを除いた残りの時間、全部お前にやる」って言うセリフが本当に本当に最高すぎて泣いた。この時点でもう君は最推し!って思ってました。
BADは2人とも死んじゃう展開だったけど、お互いもう死ぬんだなって思いながらも春になったら一緒に出かけようね、いつかは外の世界に行こうね、っていう約束をしながら2人で目を閉じるっていう流れが切なくも美しすぎて号泣でしためちゃくちゃ好きなBADだったかもしれない。きっと2人で一緒に外に行く夢を見てるんだよね……ウッウッ
帷、最初に攻略したから若干記憶薄れてたこともあって、真相ルートやりながら推しは僅差で矢代かな〜って思ってたわけなのですが。真相ルートの最終手段は雛菊ちゃんの中のヒヒイロカネを渡すこと(つまり雛菊ちゃんは死ぬ)ってなった時に、「その時は覚悟を決めます」って言った雛菊ちゃんに対して少し笑いながら強い女」って言ったシーンでまた射抜かれてしまった。たった一言だったのに罪深い男だね君は。こういうタイプの人に私が弱すぎるっていうところはある。
後日談では手出す出さないでもだもだしてて最高だった。みんな大好きだよね?嫌いな人居ないよね?結局帷がまだ我慢させろ、ってところで落ち着いてたけど、かと思いきやDLCではすず音ちゃんが自分より雛菊ちゃんに会ってることに対して「もっとかまえ」って拗ねてて本当に可愛かった。

*「雛菊。オレに残った時間は、全部、おまえにくれてやるって言ったよな?」*
*「やらなきゃならねえ分を除いた全部、とは注釈をつけたが─だからって、おまえより大事なものが他にあるって意味じゃねえ」*
*「たとえ、どれだけ忙しくても、惚れた女のために時間を作るのは男の甲斐性だろ」*
*「次からは遠慮しないで連絡してくれ」*
*「……あんまり、甘やかさないで」*
*「甘やかしちゃ悪いのか?」*
*零す言葉をひとつひとつなぞるように問い返してやると、彼女は観念したように答えを口にする。*
*「我慢するのが下手になっちゃう」*
*「帷の時間、ほんとに全部欲しくなって、迷惑かけちゃうから」*
*「」*
*オレは彼女の腰を抱いたまま、額を合わせるように顔を寄せて、言う。*
*「そんないじらしいこと言われちまうと、全部やりたくなって困る」*

本当に早く手出してください。
そういえば帷の「姫さん」呼びってめろくない?普段「姫さん」としか呼ばないからこそ、「雛菊」って読んだ時の破壊力が爆上がりするってやつですよ。あ〜〜外では姫さんとしか呼ばれないのは当たり前だと思ってるけど、帷が呼び捨てにする女の子が出てきて「名前呼んで欲しい」って拗ねる雛菊ちゃんいないかなぁ!絶対いると思うんですけど!!


淡雪


*「おまえと出逢って"世界"が彩られた」*

2番目は絶対愛が重すぎてやばい男淡雪。小さい頃からの異性の従者って愛が重くないわけないじゃん?誰のルートでも雛菊ちゃんにちゃんと恋愛感情を抱いてるけど、自ルート以外では蓋をして気づかないフリしてるんだろうなと思ってます。切な。
帷に続いて身分差があることがネックになってるルートだったけど、最終的に淡雪だけ貴族になりました〜みたいなご都合主義にならなかったのが良かった!切なさも含みつつのエンドみたいな。途中雛菊ちゃんが押せ押せになっても、頑なに一線を引いているところが切なくて良かった。普段過保護なくせに、男女の関係性にはならないよう感情を押しとどめてる感じね。まあ割と周囲にはバレバレではあるけれども……
淡雪と雛菊ちゃんって、程度の差はあれどお互い依存はしてると思うんだよね。淡雪→雛菊は陰の依存で、雛菊→淡雪は陽の依存だと思っている。というのも、こういうやり取りがさらっと挟まるから。

*「……なあ、雛菊。確かに、俺はおまえがいないと駄目だよ。だから、これからも好きに使ってくれ。」*
*「俺は、おまえのものなんだから。」*
*「うん?もちろんだよ。淡雪はずっと、わたしの従者だもん。」*

この淡雪からのバカデカ湿度を感じるセリフにさらっと返せちゃう雛菊ちゃんね。1歩間違えたら共依存がこんにちはしちゃうやつ〜〜(淡雪からは結構漏れてたけど)
淡雪はいつ自分の想いを伝えるのかなと思ってたら、雛菊ちゃんが先に伝えるのとても良かった。そりゃずっと好きで好きで1番近くにいた女の子から告白されたら溢れちゃうよね、感情が。

*「今すぐ好きになって、なんて言わないよ。でも、わたし」*
*「……ひとりの女の子として見てもらえるように、頑張るから」*
*それ以上、淡雪の顔を見ていられず、わたしはそのまま歩き出そうとする。*
*「─雛菊。」*
*後ろから強く腕を引っ張られたかと思うと、目の前に淡雪の顔がある。*
*気づいたときには─唇が、彼のそれと触れていた。*
*「──」*
*「好きに、決まってるだろ。」*
*彼は想いを零すように、そう言った。*

ここのさ〜「好きに、決まってるだろ」の言い方が本当に切なさ詰まってて最高なの〜〜〜〜斉藤壮馬の演技力ッッッ
雛菊ちゃんから見た淡雪はなんでも出来る完璧超人だったのだけれど、途中で実は料理が苦手で雛菊ちゃんのために練習してたってことが判明するところが可愛くて好き。淡雪にも苦手なことあるんだね、ってびっくりする雛菊ちゃんと、好きな子には完璧であると思われたかった淡雪。なんだよ可愛い恋愛してるじゃん……とか思ってた時も私にはありました。なんか両想いになったと思ったら暗転したんですけど!!??え!?急にCERO Dじゃん!淡雪が1番一線超えるの躊躇しそうと思ってたからびっくり。まあずっと好きだったもんね うん いや露草の気持ち考えたことある?露草って淡雪が雛菊ちゃんと出会う前から好きだったんですけど いやこの話したら誰のルートでも露草が可哀想になるからやめよう。
BADは監禁というヤンデレエンド行くのかな?と思ったらまさかの依に雛菊ちゃんが殺されるエンドだった。は!?ってなっちゃったよね。依、淡雪に執着しすぎ……そのあと淡雪は雛菊ちゃんを外の世界に連れて行ってたけど、きっとそのあとを追って淡雪も死ぬつもりなんだろうな。儚くも美しい心中エンドってことですかそして雛菊ちゃんが死んだことを知ったのが露草だけっていうのがもうね、キツすぎる展開。帷は屋敷の血溜まりは見たけど淡雪も姿を消してたから、結局どっちが血を流したのかわからなかったわけなんですよね。でも露草は枸橘から淡雪が生きてることを聞いて、雛菊ちゃんの死を察することになる。つら……なにこれ辛いよ……露草が何をしたって言うんですか
淡雪ルートやったら依ルートが解放されるけど、この流れで依ルート開いたって言われてもやれるわけないじゃん!ってなりました。淡雪ルートの依がラスボスすぎる。このルートやってて何回依に怒ってたかもう数え切れない。頼むから幸せになってくれよな、淡雛!!依に負けるな!!!



露草


*「あんたと出逢って"世界"を識り始めた」*

露草お前運命枠かよ〜!!!雛菊ちゃんのこと好きなのはバレバレすぎたから、普通に今まで過ごす中でなんかあったんだろうなと思ったらめちゃくちゃ運命枠だった!!!これユークロじゃなかったら露草がメインヒーローになってるやつじゃんね……帷ルート中に帷と雛菊ちゃんが過ごしてるところをこっそり見ちゃって「あんなん勝てないじゃん」って言ってる露草、本当に切なかった。その時から君をルートで幸せにしてやるからな!と思いながら進めておりました。※いや誰のルートでも切ないじゃんということに私が気づくのは全員やってからなのであった。
露草ルートはそもそも露草が最初から雛菊ちゃんに惚れてるので、雛菊ちゃんが露草との関係性をどう変えていくのか、っていうのと凍波璃という世界そのものの根幹に触れるシナリオになってました。それこそ矢代、真相ルートに近い感じ。ずっと友達の距離感を守ってきた(こともないけど)露草が、雛菊ちゃんに告白する所とってもとっても好き。スチル入れてくれてありがとう。

*「あんたは、いつの間にかこんなにかわいく、綺麗になっちゃった」*
*「だから、不安になったんだよね」*
*「ただ、おれはあんたのことが好きだ、って言いたかっただけ」*
*「今すぐ何か、返事を求めてるとかそういうんじゃないから」*
*「ただ、知っといて。おれの気持ち」*
*「わかった。露草のこと、私の気持ち、ちゃんと考えてみる」*
*「ん。そういう対象として、ちゃんと意識して」*

わ〜〜〜!ってなっちゃった。やっと言えたんだね露草!!てかここの場面読んでて急に露草の「あんた」呼び良いなって思った。
そして淡雪以外の男性陣が雛菊ちゃんに近づく度にちょっと面白くない顔してるの、わかりやすくて笑った。淡雪ならギリ許すけど、ってスタンスだったけど本当は許したくなかったんですよね分かりますよ。柊と仲良くなろうとするのすら複雑な顔してたもんね……柊と3人で楽しそうにしてる序盤がとても好きだったので、また後日談とかでそういう描写を見たいなと思ってます。と言うか普通に柊が好きなタイプのキャラだったので攻略させてほしさあるんだけど、そうなると露草が可哀想だし、でも柊も雛菊ちゃんに惹かれてたよなみたいな……雛菊ちゃんモテモテじゃん。
BADエンドと分岐するところでもあるんだけど、露草は雛菊ちゃんの意志をやり過ぎなくらい尊重してくれるけど、露草がこれからどうしたいのかを大切にしてほしいって言う雛菊ちゃんが強くて好き。守られるだけじゃなくて対等でいたいっていう意思が込められてる感じ。そこで露草が自分の意志を貫いたらBEST、やっぱり自分で選ぶのは怖い、ってなったらBADエンドへ。BAD、めちゃくちゃ切なかった……柊が死んじゃった時点でこれ身代わりになるパターンだなって思ったもん。淡雪BADでも同じことしてたもんね。BADのスチルが大樹様の服を着て1人で絵本を読んでる露草だったんだけど、「想い出だけで生きていけるほど、おれは雛菊が好きだった」っていう露草と、少しずつ良い方に変わっていく凍波璃で暮らしながら「ここに私の好きな人はもういない」っていう雛菊ちゃんの独白が本当に切なすぎてボロ泣きしてました。そして帷の体調は悪くなっていってなかなか会えなくなるし、矢代はいつの間にかいなくなるしっていう何もかもが悪い方向に行っちゃうエンド。メインキャラほぼ退場してないのにこんなに後味が悪いことある?
BESTでは不知火に占拠された柳営を奪還しよう!っていう流れだったんだけど、依も含めてみんなで正面突破していくのがめちゃくちゃ良かった!王道な展開っていうか、誰か1人でも欠けたらダメだったっていうのが冒険譚っぽくて読んでてわくわくした。うおおおいけえええ!って感じ。笑
両想い後は後日談でもSS小冊子でもあったんだけど、おれの彼女可愛すぎない!?って悶えてる露草が可愛すぎた。雛菊ちゃんもちゃんとそういう意味で好きなんだよって伝えてくれてて、押せ押せな雛菊ちゃんに一生勝てなさそうな露草っていう図がとても可愛いなと思いました。ステラのSS小冊子の露雛ちゃんが本当に可愛かったから全人類読んで欲しい。
あと帷、淡雪と違って身分差がない、むしろ歓迎されるレベルに釣り合ってるので、そういう意味での障害はないのが強いなと思った。ので、手出しても大丈夫なんだよ?なぜ年下組は手を出さないんだ
そういえば露草、帷と年下組が常識人なのとても良いよねって帷のとこで書いたんだけど。泉下で帷に怒られて露草、矢代、雛菊ちゃんが正座してるシーンが可愛くて好きでした。ユークロはコミカルなシーンがあんまりないので、こういうわちゃわちゃ入れられると新鮮で沁みる。





*「キミと出逢って"世界"が狂い始めた」*

とうとう来ました問題の依さん。私はここまでやってきた時点で帷が好きだったのと、淡雪ルートの依が嫌な奴すぎてちゃんと貴方と恋愛できるか不安でしたよ。とはいえ淡雪の後に露草を入れたおかげか、割とヘイトは低くなった状態で始められた感じ。露草ルートの依って普通に話わかる人だったし依腹立つって思ってる人は、淡雪のあとに露草やることをおすすめしておきます。ネタバレありの感想読んでる時点でこれからやる人いない気はするが。
で、最終的にどう感じたかと言うと、意外とルートはちゃんと恋愛してたなあという印象。というのも、依ルートで起こる事件って結構分かりやすく依が関わってるよって示してくれてるんですよね。なので事件の犯人が誰なのかということに焦点が当たるのではなく、依は何を考えてこんなことをしているのか、っていう動機の方を中心とした話だったからかなと。依と淡雪っていう年上組ががっつり恋愛してる印象が強かったかな。糖度もユークロの中では高かったと思う。ちょっと帷に分けてくれないか頼む。
結構早々に婚約者になって交流していく機会が増えるんだけど、最低限優しくしてくれても依がこんな初めから優しいわけないってずっと疑ってました。なんならわりと終盤までずっと疑ってて、フォロワーに疑心暗鬼すぎるだろって言われた。でも信じられないんだもん。たまに依視点は入るけど、そこまで踏み込んだこと言ってないというか、多分依自身がちゃんと自分の心を理解してないのかな〜って。「姫君にはいつもイライラする」って思ってたくらいだし。それが気になるってことなんじゃないですかね……
中盤でまだ依の事を好きなのかわからない雛菊ちゃんに対して、「それが好きってことだよ。……たぶんね。」って依が言うセリフがあるんだけど。この言葉、もしかしたら自分にも言い聞かせてるのかな〜と思った。雛菊ちゃんへは「自分のこと好きなんだよ、早くそう勘違いすれば良い」って言う感情があって言ってそうなんだけど、自分でそれを言葉にしたことで「自分は雛菊ちゃんのことが好きなのか」って認めたくないけどここで初めて気づいてそう。そしてBESTエンドは牢の中にいる依に会いに来てくれた雛菊ちゃんと会話してるところでエンディングなんだけど。

*「ボクのこと、好きなんじゃなかったの?」*
*「依さんなんて、きらいです。」*
*ここに至っても、なお、そんなことを言う婚約者をわたしは睨みつけた。*
*声が少し上擦って、何故か知らないけど頬を熱いものが滴っていく。*
*「……だいきらい。」*
*「……馬鹿だな。姫君は。」*
*彼は、いつもの笑みとは少し違う─いろんな感情でぐしゃぐしゃになった、不器用な顔で苦笑した。*
*「それが好きってことだよ。……たぶんね。」*

ウワーッ!!ここでこのままエンディングはずるいだろうが!!!以前とは声色が180度違って、本当に雛菊ちゃんのこと好きって自分でも自覚したんだなとしみじみしてしまった江口さんすごい。でも「依さんなんて嫌いです」って言われてるから、なんとか「好きです」って言わせたい後日談の依は可愛かったと思います。雛菊ちゃんに振り回されてる依、見てると楽しい。雛菊ちゃんが依に振り回されているようで実は依が雛菊ちゃんに振り回されてる図、めちゃくちゃ好きなのでずっとこのままであってほしいです。
ちなみに依ルートの終盤で矢代に人質に取られて泉下まで行くシーンがあるんだけど、そこで依と問答したあとに矢代が「姫様、その人を選んだのは失敗だったと思うよ」って雛菊ちゃんに言うところにまじで全部持ってかれた。ここのセリフで私は矢代に落ちたんですけど、矢代推しはみんなそうでしょ?そうだと言って欲しい。ていうかこの時点では感情がない矢代にすら失敗って言われる依って
BADは雛菊ちゃんが依のことを好きになれないまま淡雪に俺を選べって言われて関係を持ってしまって、それを知った依と信頼関係が崩れちゃったまま結婚するエンド。ルート通してずっと淡雪の胃を心配していたけど、このエンドの淡雪が病まないか心配です。雛菊ちゃんは依のこと信じかけてたのに、そのタイミングで初めの頃に依がついた嘘が原因で今まで以上に依を信じられなくなっちゃって、でも信じたかったのに、って心がぼろぼろな時に淡雪が手を差し伸べてくれたわけで。雛菊ちゃんから淡雪への感情ってただの親愛だけではなかった(でも淡雪ルート以外では気づけない)っていう状態だと私は思ってるから、雛菊ちゃんが淡雪の手を取ってしまったのはしょうがないことだよなと思った。まあでも結局依とは結婚するわけだから、誰も幸せになれないんですけど雛菊ちゃんが1番大切にしてるものと依が1番大切にしてるものがあって、それをお互いが大切にしてあげられなかった末のすれ違いの結果がこのエンドなのかなって。
最初はバチバチに喧嘩したけど、シナリオの流れとか恋愛過程とかは思ってたよりだいぶ好きでした!こんな性格なのに一人称はボクで雛菊ちゃんのことは雛菊ちゃんって呼ぶのあざといし。でも依は1回淡雪にちゃんと謝った方が良いと思います。



矢代


*「君と出逢って"世界"が崩れ始めた」*

雛菊ちゃんのキャッチコピーが「貴方と出逢って世界が廻り始めた」だからめちゃくちゃ対じゃん!?となっていた件。
淡雪〜依ルートを攻略してる中ですごく気になってた矢代。初見だと特別刺さるわけじゃないな〜とか思ってたんだけど、蓋を開けてみれば推しでしたね……割と序盤、というか淡雪ルートで矢代って銀湾のスパイだってことがわかるわけだけど、矢代ルートに入ると結構中盤まで明かされなかったな。だから「記憶喪失の矢代」と距離を縮めていくことになる。喜怒哀楽があまりないと言うか、感情を表に出すことがあまりないと言うか。かと思いきや結構序盤で「姫様のこと全部ちょうだいって言ったら、姫様は俺に全部くれる?」って口説いて来た時ええ!?ってなっちゃった。好きすぎて。ここのセリフ、終盤あたりで矢代視点になった時に「貴族のお姫様が喜びそうなことを言ってみるか」くらいで言ってたんだなってわかるんだけど。後日談で色んな人に優しくて好かれてる雛菊ちゃんにヤキモチ妬いた矢代に対して、「私の全部は無理だけど、私の恋心は全部矢代にあげる。それじゃだめ?」って言う雛菊ちゃんの答えがアンサーになってるのかなと思ってすごい良かった!で、雛菊ちゃんがそう言った瞬間思わずキスしちゃう矢代最高じゃんって話なんですよ。だって感情ないって言ってたんだよ?なのに雛菊ちゃんが可愛すぎて愛おしすぎて咄嗟にキスしちゃったってさ、感情ないどころか感情が行動に追いついてないじゃん(?)何にも執着しなかった矢代が、雛菊ちゃんには独占欲見せるの最高だよね。
シナリオ的に露草ルートで割と凍波璃の世界のあり方みたいなのがちゃんと描かれてたから、矢代ルートでこれ以上明かされることあるのかな?と思ってたけど、銀湾の人から見た凍波璃と銀湾についてを+αで説明してくれてなるほど!って思いました。銀湾も割と殺伐としてる。もともと凍波璃を落としに来てた矢代が、雛菊ちゃんを初めとした凍波璃の人達に関わってここは落とすべきではない、と判断して味方になってくれるの良かった。なかなか考えさせられる世界の仕組みだなあと思ったよ。
途中雛菊ちゃんがりんご飴を買ってあげるシーンがあるんだけど、照れながら一緒に食べてるところが可愛すぎてスチルくれてありがとう感謝。雛菊ちゃんへの感情が芽生え始めてるのがとても伝わってきてにやけてました。そのあとのお祭りでりんご飴が売ってて、「姫様!これ、これ買おう」ってそわそわしながらりんご飴を買いに行くの本当に可愛い。前は雛菊ちゃんに買ってもらったから今日は俺が奢るねって言って、雛菊ちゃんの返事を待たずに買いに行っちゃうのも可愛い。可愛いしか言ってない。それで一緒に食べたら「前に姫様が買ってくれたりんご飴の方が美味しかった」ってさあ なに?可愛さの擬人化??この下り好きすぎて全部終わったあとも何回も見返しちゃったよね。
このりんご飴のシーンから徐々に感情が芽生えてきたんじゃないかな、ってわかるような表情の変化が増えて、雛菊ちゃんがまた襲われそうになった時には「雛菊!」って叫びながら庇ってくれるシーンがもう本当に本当に良くて……あんなに声を荒らげることもない、怒らない矢代が全力で叫んで助けてくれるんだよ?もう好きじゃん雛菊ちゃんのこと。
とはいえここで銀湾の人だということが雛菊ちゃんにも知られて、矢代がどっちの味方をするのかという展開になるわけで。BESTではこっちについてくれるわけだけど、BADでは銀湾を裏切れない、ごめんねっていう流れに。この事実を言いにくるシーンでは、夜中に窓から会いに来てくれるんですよ。そして事情を説明してくれて、ごめんって言いながらキスしてくれるとかもうロミジュリじゃん 切ないけど良いシーンすぎて爆発してた。過保護な淡雪に外出制限されてた時も窓から会いに来てくれてたから、対比になってて尚更切なさが増してた。好き。
BESTは凍波璃の味方をしてくれるようになって、最後はまさかの銀湾のスパイだった枸橘と戦う展開にはびっくり。普通に枸橘のこと疑ってなかったし、今まで敵ポジだった賢木様が味方で枸橘が敵になったのがそう来るか!って感じ。ユークロ、誰のルートでも先の展開が気になりすぎてサクサク進められてたな。金太郎飴のシナリオじゃないのがすごいし、誰かのシナリオで明かされてた内容がここに繋がるのか!っていうものもあって作り込まれてるな〜と思った。多分最初からやり直したら面白さ増すタイプ。
感情のなかった矢代が雛菊ちゃんと出逢って初めて人を愛することを知ったの、露草とはまた違う運命枠でさすがのメインヒーローだなと思った。最後のスチルも雛菊ちゃんと出逢った場所でキスっていうとっても綺麗なシーンだったし、このスチルだけ大きく表示されてるのが本当のラストっぽくて良かった。

*矢代は、わたしに顔を近づけて不満そうに言う。*
*「俺の中に生まれた最初の「愛しい」だよ、あの感情は」*
*「理解して、ちゃんと言葉にして伝えたのに。姫様はあのとき照れて誤魔化して、それきり。」*
*「いつになれば応えてくれるのかなって、俺、待っていたつもりなんだけど」*
*「愛しいなんて初めて言われて、照れちゃって、上手く反応できなかったの」*
*「でも、わたしも、矢代のこと好きだよ。」*
*「だいすき。」*
*矢代は眩しそうに目を細めて、微笑んだ。*
*「雛菊。」*
*名を呼び、矢代は真っ直ぐにわたしを見つめる。*
*「俺は君のことが愛しいよ。俺の心を動かすのは、いつも君なんだ。」*
*「いや、まだ、心とか、よくわからなくて自分でも悩むことはあるんだけど。これって、きっと好きってことだろう?」*
*わたしの答えがわかっているのか、彼はちょっと悪戯に微笑んでいる。*
*「姫様も、俺のことを好きでいてくれるなら、これからも─」*
*「ずっとそばにいて?姫様の全部、俺にちょうだい」*
*「姫様をもらうためなら、もう一度くらい凍波璃を敵に回すよ。」*
*抜けるような青空の下。わたしが大好きになったその青年は、秘め事を囁くようにそう言った。*

ここでまた「姫様の全部、俺にちょうだい」っていうのほんと ほんとうにさ 最高すぎた……
一つだけ疑問なんだけど、矢代って銀湾だとそれなりに身分高い人ってことで良いんよね?途中そんなこと匂わせてたけど明かされなかったからちょっと気になってる。
小林千晃さんのキャラってFGOのバーソロミューくらいしか馴染みがなくて初めて攻略したんだけど、声のトーンがとっても聴きやすくて良かった!ふわふわした喋り方が可愛くて耳障りが良くて好きです。感情がない時と芽生えてきた時と徐々に声に力が篭ってくる感じがすごく伝わってきて、月並みだけど演技力が凄い!となってました。またこういうキャラやってくれたら嬉しい。

真相ルートも色々書きたいところなんだけど、文字数がすごいことになってしまったので一旦割愛。あとで追記するかも。ここのルートは鳴神エンドというか鳴神ルートだなーという感想でした。鳴神が凍波璃を作ったあの人の、「凍波璃という街が、みんなを守れる街になりますように」っていう願いをずっと大切にしてきたところ、とても好きです。
あと、帷と依が共闘するスチルが好きすぎたので全人類見て欲しさある。

ところでユークロを語る時に外せないのが石蕗さんだと思うんですが、なぜ彼の攻略ルートがないんですかね?猫を探して屋根から落ちた雛菊ちゃんを抱きとめてくれるし、桜の文鎮くれるし、仕舞いには「前から好ましく思っていました」ってさ もうさ え?なに?好きじゃんこんなの なんで攻略できないの????依と婚約した時も素直にお祝いしてくれるしさ、「弟のことよろしくお願いします」って言ってくれるのなに?出来た人すぎない??本当に本当に攻略させて欲しい。あと雛菊ちゃんのこと「雛菊嬢」って呼ぶのまじ良いよね……しかも一人称は「私」なのやばすぎとても好き。
雛菊ちゃん絶対依より石蕗さんを選んだ方が幸せになれるよまじで

さてユークロのプレイ後はめちゃくちゃ難しくて最推しをなかなか決められないまま今になってしまったわけなんですけど、たぶんすごく僅差で矢代が最推しかなあと思います。でもグッズ買いたいの誰?ってなった時に帷も欲しいなってなるので、基本2人推しな気がする。相変わらずプレイ前とプレイ後で推しが変わる女極めてる……サブキャラではぶっちぎりで石蕗さんが好きです。柊もとても好きだったので攻略したいんだけど、そうなるとやっぱり露草が可哀想すぎる問題。
DLC第2弾も控えてるし12月にはファンイベントもあるので、ワンチャンFDないかな〜そこで石蕗さん攻略させて欲しいな〜と思ってますがどうですかねオトメイト作品じゃないからFD決まるタイミングが読めない。とりあえずDLC第2弾を楽しみに待ってます🫶