💫ミモザが何故死にいたろうと思ったのか…そこへ至るまでの簡単なストーリーです


✴︎生前のミモザは今と変わらず星が大好きでずっと星空を眺めていても飽きなかった少年でした。ただ、ただ彼の純粋な興味心と探究心はどれだけ時間が経とうと年月が経とうと一向に褪せることがなかった。ただそれもあって同年代の子達とは興味を示すものが違かった様で彼はあまり交流を持とうとしていなかった。しかしそんな中、ミモザが後に想いを寄せてる事となったある少女はミモザの話を楽しげに聞いてくれた。それは星しか興味を持たなかった彼にとって未知の存在であり、次第に近くありながらもでも星の様に遠くある彼女が愛おしかった。

✴︎その子に星の話をする時は星を眺めてる時と同じくらい不思議と満ちた気持ちになった。こんな事初めてだった。しかし……そんな柔らかな甘酸っぱい時間はそう長くは続かなかった。生前のミモザが12歳になった頃、想いを寄せる少女の親が再婚をすると言うことで引っ越しが決まった。子どもではどうにもならない状況だった。聞けばかなり遠くの街の方へ移り住むとの事。子どもの足で向かうには難しかった。

✴︎お別れの際、生前のミモザは沢山伝えたいことはあったけど上手く言葉にできなかった。星の話ばかりでさよならをする彼女を少しでも笑顔にする言葉が彼には思いつかなかったから。

✴︎無言のまま立ち尽くす生前のミモザへ彼女は「あなたに私とお婆さまだけの秘密を教えてあげる」と言った。そうしてそっと生前のミモザの耳元まで顔を近づけ『人は死んだら星になるそうよ』と彼女は囁いた。ブワッと耳を中心に熱を持ち始める……「もし、大人になるまで私たちが再開することができなくとも星を愛するあなたなら私を探せるでしょ?きっと遠く離れたとしても私もあなたを見つけられると思うから」と言い残す彼女をただ見送ることしかできなかった。彼女が最後に残した言葉はなんども反射し忘れることができなかった。そうして時間が経つに連れて生前のミモザはこの時子どもの無力さを感じたが、同時に必ず再開することを強く、強く誓った瞬間だった。

✴︎彼女と別れる事となった12歳の年にミモザが住んでいた国ではロケットが上がり衛星が宇宙に上がった。


✴︎13歳になった春に風の噂で知る。それはあまりにも信じ難い話だった。彼女が向かった土地では流行り病が起こったとの事、そして残念ながら彼女もその病にかかり死んだことを……生前のミモザは家を飛び出す、必ず彼女の約束を果たす為に!でもどれだけ懸命に空を見上げて何度も何度も彼女の名前を呼びながら探しても彼女の星は見つからなかった。

✴︎毎日毎日見ても彼女の星が分からない、気づけば半年経った。ボクだけが夏を迎えて星空は変わらず輝いている。生前のミモザは考えた「もしかしたらあの子の星はまだ小さくて光がか細いのかもしれない」「ならボクが同じところに行けば必ず見つけられるはず」と………13歳の彼は決意する。長い旅になるかもしれないがそれでもあの子を見つけると言うその約束を、願いを叶えることを。自分も星になって同じ場所に立てば近づけると思ったから。

ある晩、波も立たぬ静かな水面は星空が映りまるで宇宙のようだった。湖へ足を入れる生前のミモザは恐怖心などなかった。寧ろ希望と叶えたい願いだけを胸に歩みを続ける。これは長い旅の始まり。