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三毛田
2024-11-12 21:17:53
1076文字
Public
1000字2
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09 009. 甘い唇
9日目 甘い甘い君の唇
「ん? んん?」
一区切りついたと振り返った丹恒に、キスをする。
「どうした」
離した後の唇に違和感を感じて首を傾げていると、不思議そうにこちらへ視線を向け。
「丹恒とキスするといつも爽やかなのに、今日は甘い」
唇を舌で舐め、その理由に気づく。
「エナジードリンクを飲んでいたからだな」
「無糖のじゃなくて?」
「間違えて甘い方を作ってしまった。捨てるのも勿体ないから、ちゃんと飲んだ」
「そっかぁ」
律儀なところが好きだなぁと思いながら、またキスをして。
「穹、しつこい」
「俺が甘いもの食べた後にキスすると、ふてくされるから」
「それは、お前がわざと」
「そうだ。わざとだ。丹恒に、少しでも意識してもらいたいから」
「
……
嫌でも、意識している」
視線をそらして、軽く俺の胸を押す。
なにこれ。可愛すぎじゃん。
「丹恒、キス以上もしたい。駄目?」
胸に触れている手が一瞬強張る。そして、さっきよりも強く押されて。
「準備が、出来ていない」
「出来たら、抱かれてくれる?」
赤く染まりつつある耳に唇を落とし、腹を撫でると小さく頷く。
約束を交わし、ルンルンで自室に戻る。
丹恒、部屋に来てくれるだろうか。
そして、夕飯を終えてお風呂にも入って。待っていると、ノック音。
「来たぞ」
「は、はい」
少々緊張したような声が出てしまい、丹恒が笑みを浮かべ。
「おっぱい揉んでいい?」
「お前は本当に胸が好きだな」
ベッドに腰を掛け、呆れたような表情を向けてくる。
でも、俺の膝の間に座って背中を預けてくれて。
「失礼します」
「どうぞ」
肩に顎を乗せてそろそろと手を伸ばして触れ、揉む。
「なんだか厭らしい揉み方だな」
「だって。久しぶりの丹恒のおっぱいだからさ」
「そうだったか?」
「そうです。エッチ自体も久しぶりだし」
うなじにキスをしていると、甘い匂いが漂ってきて。
「丹恒、唇にになんか塗ってる?」
「ああ。ナイトリップというものを、塗ってきた」
「なんの匂い?」
「バニラだ」
「甘いの苦手なのに?」
「口の中には入らないから。それに、塗ると翌朝唇に艶が出る」
「俺とキスしたいって、思ってくれてる?」
「そうだと答えたら、お前はどんな反応を見せるんだ」
まさかそんなことを言われるとは思っていなくて、手が止まる。
振り返った丹恒から、甘い匂い。そして、その唇が俺の唇に押し付けられ。
ちょっとぬるっとしたけど、悪くない。これで、俺の唇もツヤツヤになるだろうか。
「いい?」
「ああ。お前の好きにしろ」
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