さん
2024-08-05 22:36:58
783文字
Public 没供養
 

【いつか夢の中で】のおまけ(没展開)

ふせったーに上げてたおまけという名の没展開テキスト
短いにも程があるけどこっちにも置いておきます
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20441046 】の2p目ラストからこれに繋がって、これでおしまいみたいな感じで最初の段階では随分あっさりしていた
イマジナリのラストのゴッホちゃんみたいなノリ
無茶が過ぎると思って没にしたけどこれはこれで気に入ってた

 ……なんて思って、たくさん話をして、また今度に絶対ねと返して目を覚ました。
 …………はず、なん、だけど。
…………えーと……なんでデイビットがここに寝て……?」
「ん…………何故ここに君が……?」
 お互い寝ぼけたまま言葉を交わした。起き上がって見回せば確かに立香の部屋。……うん? じゃあここにいるデイビットは一体……? もしかして今度はそういう夢なんです? 珍しいなぁ連続で夢を見るなんて。
 よし、寝直そう。まだ眠いし、こんな状況ありえないし、だったら絶対夢だし。
「待て藤丸、寝るな。ここはどこなんだ。何故オレが君と同衾している」
 同じように周囲を確認したデイビットが、さっそく寝直す態勢に入った立香の肩を揺すった。夢の中で起こされるってどういう状況? ほんと、変な夢。
「んぅ、眠……ここわたしの部屋……小太郎君は……いないっぽいね、帰ったのかなぁ……? っていうかわたしの部屋にデイビットがいる時点で絶対夢じゃん……寝直してちゃんと起きたら今度こそ現実なんじゃない……?」
……それもそう、なのか……?」
「そう、たぶんそう……おやすみデイビット」
…………ん、おやすみ、藤丸……
 寝ぼけ眼で現状把握を誤った立香と同じく、デイビットもまた寝起きでぼんやりしていた。加えて唐突すぎる環境変化に脳が思考を放棄したようだ。腑に落ちない表情のまま、けれど立香に倣うことにしたらしい。ぽすん、と再び枕に頭を沈め、おもむろに立香を抱き込んだ。デイビットの体温に包まれて、あったかいし心地よかった。すぐに眠気がやってきて、とろとろと眠りに落ちていく。どうせ目が覚めたらひとりなんだから、少しの間だけいい夢を見させてもらおう。
 ……実際には夢でもなんでもなくて、立香を起こすべくやってきたマシュの叫び声でふたり仲良く目を覚ますまで、あと一時間。