なりさ
2024-11-12 14:43:35
1649文字
Public フォント
 

方向は示されている。

2024/05/10 記

何でも、作った人や運営している方の気持ち次第で方向が決まると考えてはいます。ちゃんと指針を示しているのに、ごくたまーに暴れん坊さんがいることもあって、それを眺めては自分がその暴れん坊さんにならないよう気を引き締めたりすることもあるわけです。

というわけで、作った側の自分の体験談も語ろう。
作ったものを配布していると、作り手の意図しない使い方に出会うこともあります。細鳴りフォントをbooth配布にしてからなんか色々と見かけるようになって超嬉しいし、使い方が思いもしない使い方だったりするとその発想はなかった!という発見もあります。意外な形で出会うと、おまえいいように使ってもらえてよかったな!と心から思うわけです、制作者は。

フォントの場合は著作権はないと日本では判決は出ていますので、素材としては結構乱暴に使われがちなんですけど、フォントをこういう使い方しないでくださいと伝える著作者人格権はあります。
こういう使用方法はやめてくださいというライセンスの場合、作者さんが著作者人格権を行使していると考えてください。著作権とは別の権利なので。
著作権と著作者人格権は全く別の権利で、著作者人格権は譲渡できないものです。それをライセンスに含めているから日本語のフリーフォントは独自ライセンスが多いんだと思います。
ライセンスを無視した心無い使い方をされるのが一番辛いので、独自ライセンスは隅々まで読んで使ってください。

とこんな片隅からいつも叫んでるから気づかれなーい。

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それでね。脱線したライセンスの話なんですけど。
細鳴りフォントの配布時に独自ライセンスを作るのがとても面倒だったことや、使われたくないことを明確に伝えても、そこから逸脱した使い方はされると思ったんですよ。
世に出したものは良縁も悪縁もできてしまうものですから。
そして、使われたくない使い方をされているのを見て心をえぐられたくもなかったわけです。
なので、あえて『SIL Open Font License 1.1』にライセンスを設定したんですよ。あのライセンスにしたのは考えて考えて考えてもう収集がつかなくなったからなんですよね。英文作るのも面倒だったし。
でもそのライセンスにすることにしたその時の自分はよくやったと思っているんですよ。
ライセンスを『SIL Open Font License 1.1』にしたことで、どんな使われ方をしても、ライセンスに則っていただいたらもうそれでいいんですーみたいな、ある種の達観みたいなものが出来たので。
きっと独自ライセンスにしていたら、心痛めまくっていただろうなと思います。ある種の諦めも時には大切だという良い例でございました。
合わせて、ライセンスをガチガチにしすぎてしまうとそれはそれで良くないと思うきっかけにはなりました。

『SIL Open Font License 1.1』がどんなライセンスかは超有名フォントの作者であるたぬき侍様の解説が上記よりわかりやすいかと思いますので、こちらも読んでみてください。
https://tanukifont.com/sil/

最後にどうでもいい話。
絵師さんは自分の絵が分かるというお話がよくあるじゃないですか。もちろん文章でもそうなんですけど、それは自分にしかないクセみたいなものが絵に如実に出てるからなんだろうかと思い始めてまして。
実はフォントもそうなんですよ。
今はいろいろな手書きフォントが出ているので、確証がないことが多いんですが、細鳴りフォントらしき手書きフォントを発見して、すっごい身体がむずむずすることがあります。
私自身は絵心がないので、絵師さんたちの気持ちはあまり分かってないのですが、むずむずする度にちょっとは絵師さんたちに感覚が近づけたかなとか勝手に思っていたりします。
本当に勝手に!(絵師さんに全方向謝罪)

では、おやすみなさいませ!

2024/05/10 記