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駆動マキナmk-2
2019-10-23 15:08:03
1106文字
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雑多
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888117
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たったひとつの冴えたやりかた
TFP夢/sncr/A軍TF主/監禁/暗い
アニメ未登場が故の捏造まみれ・性格と役職はトイ箱の説明から
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爪先で目の前の培養曹を撫でると薬液で満たされたそれからゴポゴポと水音が響いた。
「
……
■■
」
その中で眠る同族の金属生命体にして敵であるオートボットの名を呟く。しかし返ってきたのは液体が泡立つ音と室内の装置が正常に作動する音だけだった。
宇宙各地の惑星に幾つも存在するディセプティコンの臨時基地。ここはその中にある研究室の内の一つ。そして出不精の私にとっては自宅兼仕事場だ。硝煙が耐えない過酷な戦場を駆け抜ける彼女を捕らえてこのラボに連れてきたのが最後に外へ出た記憶だったか。
「一体この戦争はいつになったら終わるのだろうな」
百年後か。千年後か。私たちが生きているうちには終わらないということも充分に考えられる。まったく、あの破壊大帝という名の暴君のやり方には疑問しか沸いてこない。このまま全宇宙のエネルギー資源を使い潰すつもりなのか。あの方は青い目をしていた頃が最も輝いていたと私は常々思う。なんて、こんなこと口走ったら粛清待ったなしだ。ブレインの内に留めておく。
「勝つも負けるも私にはどうだっていい。君が生きてくれれば私はそれで
…
」
ディセプティコンが勝利すればそれはそれで良い。私は薬液に満ちた揺籃で眠る
■■
を手元で守り続けるだけだ。この状況が第三者に露見した場合が少々怖いが彼女のことは実験の検体だと言い張れば誰も気にすることはないだろう。
仮にオートボットが勝利しここへ乗り込んできたのならば彼女は救出され自由の身になる。そして広々とした大地を昔のように再び走り抜けるのだろう。正直な話どちらに転ぼうが私は構わない。
「私は君を死なせない。決して死なせるものか」
その方法が君を苦しめることであってもだ。
そんな言葉に呼応するようにして一際大きい水音が鳴る。私にはそれが「ここから出してほしい」という彼女からの訴えのように思えてならなくて意識が無いはずの彼女へ向けて「それは駄目だ」と返していた。
その途端に懐かしい記憶がブレインを過る。
命の根源にして我々が還る光、オールスパーク。創造神プライマスと破壊神ユニクロン。最初の13人のプライムにアイアコンの遺産。途方もない伝承の数々に二人して探究心を躍らせた輝ける日々。叶うならば戻りたい。そして決して戻れない。
■■
、最初で最後の私の恋よ。どうか私を恨んでくれ。そして私を憎んでくれ。君に許しを乞う資格など私には無い。
「こんな形でしか君を守ることのできない私を、許さないでくれ」
彼女は目の前にいる。それなのにガラス越しの距離が何万光年も遠くに感じられてならなかった。
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