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siso_leonids
2020-08-22 00:57:15
3165文字
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イベント3小説の裏話と小ネタ回
タイトルまんまです。
レイスベトとステラリアのイベントのお話の裏話です。
想定した文字数より多くなりました。もうちょっと軽い予定でした。
裏話と小ネタ回も無い予定でした。前編があまりに露骨な伏線引いちゃったので後編で上手く回収出来るかと思ったらそうでもなかったとも言います。
レイスベト編は全て現世ですので幽霊とかと話しても大丈夫でした。
ステラリア編も前編及び後編の前半までは現世です。
子供を追いかける内にあの世行きにされていますが、きららくんと出会った老夫婦に助けてもらい無事に現世に帰って来れました。
今回のイベントSSの大きなテーマは三点
・遺された者であり、いずれ遺していく者。遺す者であり、また遺された者を守る者。
(遺る者であり、守られた者。)
・生きることは苦痛。救いも無ければ、忘れ去ることも無く、和らぐことも無い。しかし確かにその痛みには意味がある。
・出会いと別れ、繋がる縁と繋がっている縁。
となっています。
■『夕星カンパネロ』(レイスベト編)裏話
レイスベト側では
『遺してしまった者と遺された者、そしていつか遺す者』
『見えない未来へ生きていくことの痛み(不安、恐怖など)』
に焦点を当てています。
一緒にいたい人と一緒に居ることができない恐怖。先の見えない不安定な状態のままの未来というどうしようもない事実が不安や苦しみ、恐怖、孤独感として心を蝕んでいく。そういった弱さにつけ込まれてしまった少女。
お互いを思い合う心があるなら、通じ合っているのなら死んで『別れ』たとしても、大事なほど強くなる『痛み』に意味があると信じて、不確定で見えない未来の中でも、一人でも、生きて前に進もうというレイスベトのお話です。
そして少女から見たレイスベトは、偶像の側面を見ていたという部分もありますが、彼女にとってあこがれの「強い女」で「ヒーロー」でした。
でも、レイスベトは「ヒーロー」ではなく純粋な「自分」だけで勝負します。
なぜなら「救えない」と理解していたから。レイスベトが「救えない」といっていたのは人が持つ強さや弱さは人それぞれで、レイスベトは元から「他人は他人、自分は自分」という考え方が強く出ている為、彼女の心を理解しようとしても完全に理解は出来ないことを自覚していたこととが大きな要因です。
また共感や憐憫をしないレイスベトの人格的な部分も一つの理由です。
その悠然と、はっきりとした姿は、「強い」といえば「強い」のでしょうが、レイスベトのその強さが、少女を傷つけてしまった。
レイスベト自身は一人でいられる強さも他の強さも持ち合わせていますが、当然弱い部分も持っています。自覚もあります。
でも強さだけじゃなくて弱点にもなるけど弱さというものも必要なんだと今回以降、自身の弱さを知るだけじゃなく理解して受け入れようと思いながら成長していくのかなと思います。
■『夕星カンパネロ』(レイスベト編)小ネタ
【左目の話】
ちなみにレイスベトは後編で顔の左半分に裂傷を負います。
ここでは「未来を見つめるとされている左目を潰される」→「未来が見えなくなる(未来が無くなる)」暗示となっております。
幽霊の左目に目が無く穴が開いていたのも「彼女は死者で未来が無く、見えない」という暗示でした。
レイスベトはこの後、顔半分に傷が残り、左目は色素が薄くなるのと同時に著しく視力が低下します。
彼女が治癒魔法が使えず、応急処置もまともに出来なかった為です。
余談ですが、バレットがいるとそこらへんを全てこなしてしまう上に、レイスベトの様子がおかしい場合、彼女の気質を嫌という程知っているバレットはそれとなく、でもがっつりとレイスベトに踏み込んでしまうので、話の都合上、今回不在となりました。
【少女の話】
なので少女は登場時からSAN値が0どころかマイナス突っ切っています。言動が一貫してなかったりぶっ飛んでたりしてたのも、感情がめちゃくちゃになっていて、正気度も無いことが理由です。
少女はTVの向こう側でほんの少しだけ取り上げられていた元子役のレイスベトに憧れていました。そしてアイドルを目指して、ほかの少女たちと共にグループを組んでいました。
アイドルとして活動していたが、段々と注目されなくなったこと。その中で一人が病に冒された。一緒に生きていこう、一緒にアイドルとして大成していこうという約束の下、必死に努力していた。
一人に抗えない死が訪れた時、共に生きていこうと約束していたのであろう四人に迷いが生じました。
人間は、物理的にも、精神的にも、想う人と完全に一緒に居られる保障なんてない。『別れ』も『死』もいつか必ず訪れると理解しても、平和な世界でそのようなものとは縁遠かった普通の少女たちにはその現実はあまりにも重く。果たされない約束。置いて行く者と置いて行かれる者。未来を畏れた者が一人の手を握り。また一人が手を握り。やがて四人は手を繋いで心中します。
しかし、一緒に死ぬことは叶わず、生き残った二人は世間の見世物にされました。悲劇のヒロインとして祀り上げられ、人々の涙を誘う偶像に仕立て上げられてしまいます。
生きていた頃は見向きもされなかったのに、ここぞとばかりに、搾取されていく。
精神的に追い詰められた二人は自ら世界を捨てるようにさらなる心中自殺を謀ってしまいます。
しかし、少女の心の弱さを拾ってしまった魑魅魍魎だか悪い魔法使いだか、なんだかが利用して怨霊となりました。幸い災害になるほどの力はなく、被害はレイスベトだけだったのですが。
悪いやつもいるもんですね。
■『鬼灯の明りの先で』(ステラリア編)裏話
ステラリア編では
『出会いと別れ、繋がる縁』
『痛みと向き合うこと、痛みを抱える強さ』
に焦点を当てています。
最期まで寄り添った末に死に別れてしまった老夫婦。
遺した者としての痛みを受け入れて、去って行く白鐘。
遺された者としての痛みを受け入れて、生き抜いた巴乃。
一人で遺されることは怖い。誰かに置いていかれることは怖い。
それでも、その痛みといつか向き合わなければならないステラリア。
そんな三人のやりとりがメインです。
痛みが柔らぐことはなく。でも遺されたからこそ生きる理由になる。
遺された人の記憶の中で生き続ける遺した者。
遺した者の記憶と共に生き続ける遺された者。
共有した時間を、繋がりを、思い出として覚えていてくれるなら、いつか必ずきっとまた、巡り会える。
『宵の盆』で出来るであろう死者との巡り会いを書きたいなと思って書きました。
■『鬼灯の明りの先で』(ステラリア編)小ネタ
【作中に出てきた花の話】
・カランコエの花が彫られたアロマペンダント
カランコエの花言葉は「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」です。
今回は「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」という花言葉を採用しています。
・鬼灯の明り
お盆に帰ってくるご先祖様や精霊が迷わずに帰って来れるように、道しるべとしての灯りである提灯に見立てられ、飾られるものなのでステラリアの魔法では鬼灯を採用しました。
【少女の話】
姉と似たような声、また姉と重なっていた声。
ステラリアが追いかけなくては、返答しなくては、と思ったのはそう思うように彼女に仕向けられています。
初日以降、たまたまステラリアが彼女の声を僅かながら拾ってしまったことが目を付けられた理由です。
自分を見つけてくれたステラリアと一緒にいてほしい一心であの手この手で籠絡しようと攻めてきます。
ですが少女自体強い力は持っていない上に悪霊というには弱く、良い霊かと言われるとそうではないといった感じです。
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