トビハネ
2024-11-10 16:54:45
5542文字
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メ○ナイト鳩時計洗脳ifルート

試食コースのご依頼。
メタナイトが謎の巨大な鳩時計に洗脳され鳩としての機能を植えつけられ、長針が天辺を指す度に鳩のようにポッポーと鳴いて両手をバサバサ振り上げて時刻分だけ射精する体質にされてしまい、部下からの救助が得られないまま数週間が経過してしまう。
ある日突然部屋の扉が開き、入ってきたのは古代文明の機械マニアの好事家だった。
好事家は鳩時計を見るなり狂喜し、洗脳アームの分析を始め、やがてそこに遺された恐るべき機構を解き明かして改造を施し…?

目の前に聳え立つ鳩時計の短針が頂点を何回通過したのか、メタナイトは最早数える気にもならない。
長針が天辺を指す度に時刻と同じ数だけポッポーと鳴いて射精する『鳩』にされ、部下たちの救助も来ないまま、数週間が経とうとしている。
始めは屈辱的だった鳴き真似による強制的な快楽も、今となっては自身の生における唯一の慰めと化していた。
この空間はおろか、この小さな惑星全体で音を発しているのは時刻を告げられた自分だけなのだろうと捕らわれの騎士は思っていた。


そんなある日、自身の鳴き声以外の物音が耳に入る。
後方から近づいてくる足音に驚き、振り返ろうと試みるが相変わらず身体はピクリとも動かない。
もしや以前ここを根城にしていたギャングの一味が報復を謀る為に私の元を訪れたのではなかろうかと、動けないなりに警戒した。
「おおお!!これがかのハルカンドラの古代遺産!!!」
部屋の中に響くのは、老いた男性と思わしき声。
「これぞまさしく儂が長年探していた秘宝!!ギャング共に持ち去られたとの噂は本当だったのじゃな!」
どうやらこの来訪者は自分より鳩時計の方に熱心らしく、しきりに感嘆の声を上げている。
「いやはやこれを求めて数十年長い、長い旅じゃった……
自身の視線の前で文字盤や針に触れて涙を流している老人を、騎士はどこか微笑ましい気持ちで眺めていた。

6時近くを指す短針を抱きしめて暫くの間オイオイと泣いていた老人だったが、ふとようやく気づいたようにメタナイトの方に振り向く。
おや、儂以外の者がおったとは失敬」
ああ、お気になさらずと騎士は気さくに返したかったが、今は声すらも自由に出せない状態でただもどかしかった。
「ふむ返事は無いかまねきん、とかいう奴なのかのう?否、しかし息はしているようじゃ……はて、これは一体……?」
自身の身体をベタベタと触って探られくすぐったく感じながらも、視線の端で長針が天辺に達そうとしているのを見ると、騎士は焦りを感じ始めた。
(ま、まずい……!このままでは……!!)
数刻先に訪れるであろう悲劇を想像して老人の身を案じるが、それと同時にこれから起こる自身の痴態を他人に見られてしまうという事に対して、どうしようもなく興奮もしてしまっていた。
「ふむしかしこの者、どこかで見たことがあるような……?確か、銀河の………なんじゃったかのう……
老人が何かを思い出そうとしている最中、時計の長針が12時を指した。

「ぽポッポーーーーーーーー!!!!!!ポッポーーーーーーーーー!!!!!!!ポッポーーーーーーーーー!!!!!!」
「ぬわあっ!!?!なっ何じゃ!!?!」

やってしまった。
両腕を振り上げて鳩の鳴き真似を開始する銀河の騎士の胸中は老人に対する申し訳無い気持ちで満たされていた。
「ポッポーーーーーーーー!!!!!!ポッポーーーーーーーーー!!!!!!!ポッポーーーーーーーーー!!!!!!」
「ぬわっ!!こやつ、儂に向かって射精しておるのか!?」
(違う!!違うんだ……!!すまない……!!)
勘違いもされているとはいえ、ハッキリと「射精している」と言われてしまった事で騎士として究極に相応しくない行為を認知され、それを指摘されたという状況に羞恥心を強く刺激される。
だが、この痴態の中ですら騎士の脳内では時刻を告げる『鳩』としての役割を果たしているという快感の方が未だ強く、老人への謝罪の気持ちが浮かぶより先に快楽に包み込まれてしまっていた。

………
……お、終わった……のか?」
6時という時を告げるため、6回鳴いた『鳩』は再びその場で両足を揃え、振り上げていた腕を腰にぴったりと添えて静止した。
「時計の前でポッポーポッポーと、まるで鳩時計の鳩のようじゃのう………こ、こやつ!!もしや!?」
身体に付いた精液を軽く拭いながらぼやいていた老人だったが、鳩時計を見るなり何かを理解した様子で、突然ポケットから工具を取り出して文字盤を取り外し始める。
「わしゃこう見えてもハルカンドラの機構には詳しいんじゃ恐らくこの辺りに……
文字盤を外して床に寝かせると、老人は見たこともない歯車や複雑な機械で満たされている鳩時計の中に入っていってしまった。
(一体、何を?)
不思議そうに眺めていたメタナイトは、一瞬全身に弱い電流が流れたように感じられる。
「ぽ………っ♡」
(……っ!?声が出せる、だと!?)
驚いて自身の喉に手を添えると、いつの間にか身体も自由に動かせるようになっている事に更に驚いた。
「どうじゃ、ひとまず身体の方は自由にしてやったぞい」
鳩時計の中から煤まみれとなった老人が機嫌の良さそうな様子で出てきて、メタナイトの方に微笑みかけた。
「助かりました感謝を申し上げます」
「いやいやそんな、遠慮なんていらんよ。まさかハルカンドラの古代の洗脳機構を解除する機会に恵まれるとは人生何が役に立つか分からんもんじゃのう

聞けばこの老人は、ハルカンドラの遺産の蒐集家らしい。
大型のアーティファクトから壊れて宇宙を漂うガラクタまであらゆる機構を収集してはその機構を調べるのが大好きらしく、先程メタナイトを解放したのも「ガラクタの中に似たような機構を持つ物があった」のでおおよそ問題の機構を特定出来たとの事だった。
しかしながらお主、ガラクタはともかく、壊れていない遺産の洗脳機構に出会えるとはなかなかの幸運じゃのう!こういうものはだいたい、壊れておるものばっかりじゃから、れあものって奴じゃよ!」
「はは……どうも……
これを幸運と言ってのける感性に若干たじろぎつつも、確かに殆どの『そのような遺産』は自分や好敵手カービィが破壊してしまっていたなと、かつて見てきた様々な遺産を思い浮かべながら騎士は思った。
「まあ、ギャング共の手に渡って多少の改良はされておったようじゃが彼等もまたハルカンドラの機構を知るものであったという事か叶うなら会ってみたいもんじゃったわい」
残念がる老人の話を聞く限りだと、部下たちはあれからギャングの掃討及び引き渡しはうまくやってくれたようで、今頃は何処とも知れない監獄に入れられているのだろう。

そんな事より、これじゃよ、これこれ!」
老人が鳩時計から引っ張り出してきた、かつてメタナイトの頭に被さってきたアームを目の前に差し出して見せてくる。
「これ、まだ壊れておらんから、もっといろんな改造が出来るんじゃよ!」
そう言って手持ちの工具で色々と弄り回して興奮気味に語ってくるが、機械の専門知識を持たないメタナイトにとってはさっぱりだった。
この部分は、今はオフになっておるようじゃがあれじゃな!昔どこかの遺跡で見た、人物の経歴や名前を失わせるための機械じゃ!」
「経歴を失わせる?」
それまでの専門的な解説を聞き流していた騎士が、只ならぬ空気を感じる単語に思わず聞き返す。
「そうじゃ、名前も経歴も失わせる事で、二度と表社会に戻れなくさせる!恐らくここの連中は、失態を犯した部下の始末に使っておったのじゃろう」
「そ、そうか……
とても楽しそうな様子で語っていい内容では無いと思うのだが、騎士もまた老人の感じるそれとは異なる好奇心を覚え始めていた。
「これをな、これをチョイチョイっと弄ってな、この辺りの歯車と組み合わせるとな……
老人が部品を嵌め込む度にアームが妖しく光り、素人目に見ても何か恐ろしい改造を行っているのだろうと容易に察する事が出来る。
完成じゃ!これぞ究極の過去喪失・鳩時計じゃ!」
「きゅ究極の、とは?」
テンション高く飛び回る老人に恐る恐る聞いてみると、ムフフと笑って向き直る。
「全てじゃ!自身の記憶以外の全て!全てを失い、過去を捨てて、鳩として生きる事が出来るのじゃ!」
(全てを……失う……?)

メタナイトは、何故か老人の言葉に強く惹かれた。
(全てを失って……鳩として……?)
全てを失うという感覚は想像しきれなかったが、何の過去も持たない模範的な鳩時計の鳩を思い浮かべると、それだけで勃起しているのを隠しきれなくなってしまう。
……どうじゃ?これ、使ってみないか?」
常人であれば決して了承しないであろう、軽快にして恐ろしい問い。
「正直なところ、お主も……興奮しておるのじゃろう?この、れあものの機械を使える、またとない……機会に……!!」
しかしながら、騎士は立ち上がって、老人の目を真っ直ぐに見ると……頷いた。

「ぜ……ぜひ………♡」

「おお!!話のわかる奴じゃ!ささっ、そこに立て、今これを被せてやるぞい!」
メタナイトは指定された位置に立つと、小躍りする老人によって改造されたアームの先端を頭に被せられる。
「さて全ての喪失というのは、どのように行われるのじゃろうのう!」
固唾を飲んで見守る老人が、アームの根本のスイッチに手を添える。
して、お主……今頃になってなんじゃが、本当にその心残りとか、ないんじゃな?」
「ああ……無い、な……♡」
「スイッチを入れるタイミングとかは、どうじゃ?せっかくじゃし、そこの時計の針がちょうど12時になった時でよいかの?」
老人が鳩時計に嵌め直した文字盤を指差しながら、騎士に問いかける。
「ああ頼む……ぜひ、そうしてくれ♡♡」
騎士の脳内は、既に鳩のイメージで埋め尽くされていた。
時計の長針があと数分で頂点に達するという頃になると、老人が再び騎士に問いかけた。
「ところでお主、名は何と申す?」
メタナイト、と……申します……♡」
「ああ、そうか!思い出した!銀河を駆けるなんとやらというのは、主の事じゃったか!」
メタナイトはこれがメタナイトとしての、最後の自己紹介になるのだろうなと思うと、興奮と汗が止まらなかった。
いや、失敬失敬!これから全てを失う予定の者の、名前くらいは知っておきたくての」
傍らでボロボロの紙切れを取り出してミミズのような字で書き記す老人を見て、これが自身としての最後の記録なのかと、騎士はゾクゾクしていた。

それからは二人して鳩時計を見つめて、針が回るのを沈黙して眺めていた。
……もうすぐじゃな」
……そうだな……♡」
全ての過去と未来を分断する針が、天辺に迫る。
「6……5……4……
老人がカウントダウンを始める。
「3……2……
メタナイトはただ、待ち構えていた。
「1……

銀河の騎士は、最期ににやりと笑った。

ゼロ……ッ!!!」
「ぽっ!!?!ぽ゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」
脳天から爪先まで駆け抜ける強烈な電流と強烈な快感が、断続的に流され始めた。
それと同時に陰茎は時計と同じ真上を向き、睾丸が肥大して蠢く。
「ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」
一心不乱に両腕を振るい、張り裂けんばかりの声で絶叫し、一声一声と共にホースの水のような大量の精液を射出した。
「おお!!そうか!過去を睾丸に閉じ込めて、精液に変換して排出させておるんじゃな!先の洗脳で精液だけ出しておったのも、この辺りの機構が部分的に生きとった訳じゃ!なるほどなるほど!!」
「ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛♡♡♡♡♡」
メタナイトは自己『だったもの』が陰茎から排泄されていく感覚に酔いしれ、失った過去を素早く埋め合わせていくように『鳩』の概念で上書きされていくイメージによってこの上ない快楽に支配されていた。
「ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛♡♡♡♡♡」
射精によって自身の銀河の騎士としての経歴も、役職も、威厳も、プライドも、何もかもが失われていく中で、やがてその身体にも変化が起こり始めていた。
「ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛♡♡♡♡♡」
メタナイトはメタナイトである必要が無くなった事から、断続的に流れ込む『鳩』の概念によって、身体の形状すらも鳩に変わりつつあった。
両手は丸っこいデフォルメされた平たい翼に、口元は割れた円柱型の嘴に、両足は縮んで鳥のような小さな足に
「ぽ゛っ゛ぽ゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛お゛っ♡♡♡♡♡」
最後の叫び声は、まるで鳩として存在を改変されたメタナイトだったものの、産声のようにすら聞こえた。

嘴に押し出された仮面が外れて床に落ち、カラカラと軽い音を立てた。


それからの彼は、隠居した老人のペットとして迎えられ、籠愛を受けていた。
今日もただの鳩として、毎朝の目覚まし代わりにポッポーと鳴いて射精して喜んでいるのだろう

試食おわり